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秋にオススメの食品

秋

今回のテーマは「秋にオススメの食品」です。

あなたは秋といえば何をイメージしますか?

「食欲の秋」・「スポーツの秋」・「読書の秋」・「睡眠の秋」

などイメージするのは様々だと思います。因みに私は秋といえば「食欲の秋」です!

秋は美味しい食べ物が豊富です。

「さんま」「さつまいも」「松茸」「栗」など、特に秋は食べる楽しみを堪能できる季節ではないでしょうか?

今年の暑い夏から一転、一雨ごとに急激に気温が下がったり、空気の乾燥などで風邪を引いたり肌荒れを起こす方が非常に多い季節とも言えます。

そこで!!

今回は夏バテ気味のあなたが、風邪などのトラブルを避ける為にオススメの秋の食品をお伝えしていきます!

免疫力アップの為の秋の食品

1.さつまいも
 秋の代表的な食べ物の一つ「さつまいも」。さつまいもには、ビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2・カリウムなどが豊富に含まれています。特に風邪の予防に効果があるビタミンCを効率的に摂取することができます。

また、食物繊維も豊富なので腸の動きを活性化させて便通を良くしたり、腸内環境の整える一助となります。免疫力を上げるには腸内環境が非常に重要になりますので、そういった意味ではさつまいもは非常に効果的です。

2.キノコ類
 秋には「しいたけ・松茸・しめじ」などの美味しいキノコ類が旬を迎えます。キノコ類は抗酸化作用が高い食べ物です。体内で細胞を酸化させる活性酵素が増えると、免疫力が低下して体に様々なトラブルを起こす原因となります。そこで、抗酸化作用が高いキノコ類を摂取することで活性酵素を減らして免疫力の向上へと繋がります。
キノコ類もさつまいも同様、食物繊維を豊富に含んでいるので、腸内環境の向上に役立ちます。

3.かぼちゃ
 ハロウィンで主役となる「かぼちゃ」。かぼちゃには、βカロチン・ビタミンC・ビタミンE・カリウムなどが豊富に含まれています。特にβカロチンは粘膜を強化して風邪やウイルスに負けない体を作ってくれます。
また、かぼちゃは体温上昇効果も期待できます。体温が1℃下がると免疫力が30%低下するとも言われています。ですから、かぼちゃを摂取して体温上昇を目指しましょう!

4.れんこん
 れんこんは昔から生薬として用いられてきた食材です。れんこんには、ビタミンC・タンニンなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は咳・淡・鼻づまりなどの風の初期症状や喘息、アレルギーの症状を抑える効果が期待できます。

5.里芋
 里芋のネバネバとした成分には胃壁や腸壁を守り、善玉菌を増やして腸内環境を整える働きがあります。先程から度々お伝えしているように、免疫力を高めるには腸内環境を整えるのが非常に重要です。秋に腸内環境を整える食品として是非メニューに組み込んでほしいですね。

乾燥から肌を守る秋の食品

1.栗
 秋になると栗のスイーツがケーキ屋さんに沢山並んでいますね。栗にはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは肌を若々しく保つのに欠かせないコラーゲンの生成に不可欠です。シミ予防にも効果があると言われていますので、透明感があり弾力ある肌の為に栗を意識して摂ってみては?

2.柿
 柿は栄養価が高い食べ物と言われています。柿には、ビタミンC・βカロチン・タンニンが含まれています。これらの栄養素は美肌作りに欠かせません。シミ、ソバカスの予防、ニキビなどの肌荒れ予防に効果的です。コラーゲンの生成を促し、若々しい肌を保ってくれますよ。

以上が夏バテ気味のあなたが、風邪や乾燥などのトラブルを避ける為にオススメの秋の食品となります。

過去・現在・未来に何を飲み食いしてきたか?今後何を飲み食いするか?で体の状態が決まります。
あなたの決断や行動に全てはかかっています

でも、明日から完璧にしようと思っても人間なので、何年も毎日完璧を求めるのは非常に難しいと思います。だから、たまには手抜きになっても構いません。先ずは自分が継続できそうなペースで秋の食品を摂ってみてください。そして、気づいたら当たり前のように継続していた!?となっていると理想的ですね!

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。

また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。

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体内〇〇が狂うと不調へまっしぐら?!

時計

今回のテーマは「体内〇〇が狂うと不調へまっしぐら?!」です。

あなたは最近こんなことでお悩みではありませんか?

・朝起きれない
・寝付きが悪い
・疲労が取れにくい
・集中力の低下
・食欲低下

これらは、体内〇〇が狂っているために起こっている可能性が高いです。

では、「体内〇〇」とは何なのか?

結論を言うと「体内時計」です。

体内時計が狂うことで上記に上げたような症状が発生するのです。

ということで、今回は「体内時計」について解説していきますね!

体内時計とは?
 体内時計とは人の体に生まれつき備わっている生体リズムのことです。
脳の視床下部という部分に存在し24時間周期でリズムを刻んでいます。

人間は意識しなくても日中は活動して、夜には自然と眠たくなるというリズムが保たれていますが、これは体内時計が働いているからおこる現象なのです。

体温調節やホルモン分泌など、人間の基本的な機能はほぼ24時間リズムで変化しています。

体内時計は2つある?
 実は体内時計と呼ばれるものは2つあります。

1つは先程述べた、脳の視床下部という部分にある「親時計」
もう1つは臓器や抹消組織などに多数ある「子時計」です。

この「親時計」と「子時計」の2つは役割に応じて体内時計制御を行っています。

つまり、体の中では「親時計」と「子時計」がそれぞれ24時間働くことで体内時計が正常に機能しているのです。

体内時計が狂うとどうなる?
 体内時計が狂うことで様々な症状が発生します。

・体内時計が狂うと起こる不調として広く知られている「時差ボケ」
・寝付きが悪くなったり、朝起きれなくなったりする「睡眠障害」
・睡眠障害を起こすことで、日中に強い眠気が起こることで引き起こす可能性が高い「集中力の低下」
・体内時計が狂うことでホルモン分泌が異常になり、食欲ホルモン過剰分泌・不足、血糖値上昇が起こる「肥満や糖尿病などの生活習慣病リスク上昇」

体内時計が狂う原因
 体内時計が狂う原因となるものは何か?それは複数あります。

・寝る直前までスマホなどのブルーライトを浴びている
・食事バランスの乱れ
・不規則な食事時間
・朝食を食べない

本来、光は朝方に浴びるものです。光を浴びることで脳は活動時間なんだ!と認識します。
しかし、ブルーライトのような特に脳の興奮性を高めるものを寝る前に浴びると、寝たくても寝れなくなってしまったり、寝れたとしても睡眠の質が低下してスッキリ感を得られなくなります。

食事バランスでは特に気をつけたいのは糖質過剰です。糖質過剰になると、インスリンというホルモンの影響で血糖値の上昇が起こることで、体内時計が狂いやすくななります。

食事時間も大事です。
あなたは食事の時間はだいたい同じ時間に摂っていますか?

脳はそろそろご飯の時間だな〜とか、この食事はそろそろ寝る時間だな〜と認識しています。

ところが、その食事時間がバラバラだと脳はパニックを起こし体内時計の乱れへと繋がるのです。特に朝食は1日のスタートを告げる大事な時間です。朝食を少しでも良いので体に入れることで体内時計をしっかりと調節してくれます。

体内時計を整えるには?
 では、体内時計を整えるにはどうしたら良いか?その答えは簡単です。
体内時計が狂う原因の反対のことをすれば良いだけです!

・寝る90分前にはブルーライトのような脳を興奮させるようなことはしない
・起床後直ぐに太陽の光を浴びる(曇や雨でもOK。外で自然の光を浴びる)
・5大栄養素を意識してバランスの良い食事を摂る
・食事の時間はなるべく毎日同じ時間にする
・朝食は少なくても良いので食べる

体内時計を整える際の注意点があります。
体内時計はキッチリ24時間ではありません。その為、1日の中で若干ズレが生じます。そのズレをリセットさせるのが上記に上げた方法です。

既に述べたように体内時計には「親時計」と「子時計」の2種類ありますが、リセットされる条件はそれぞれ違います。

「親時計」は「光」によってリセットされます。
「子時計」は「食事」によってリセットされます。

ですから、
・ブルーライト浴びない、起床後に太陽を浴びる → 「親時計」をリセットするのに必要
・朝食を食べる、バランスの良い食事、食事時間は一定 → 「子時計」をリセットするのに必要

となりますので、体内時計を整える為にはどちらかだけ整えるのではなく全て意識して実践することが必要なのです。

体内時計が狂うのには時間はそう必要ではありません。1週間もあれば体内時計は狂ってきます。

逆に体内時計を整えようと思っても、そう簡単には元に戻りません。2~3週間は少なくともかります。夏休みに朝起きる時間をゆっくりにしていると、9月は体が慣れるまで暫く辛くなりませんでした?

一度、狂ってしまったものを元に戻そうとすると必ず時間が必要になります。

勉強、筋トレ、健康は全て同じだと考えてください。1日頑張ったからといって、何かを成し得られる訳ではありません
普段からの小さな積み重ねが未来の成功を生み出します。

ですから、明日の健康の為に今日から体内時計リセット法実践してみてくださいね!

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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「涙」出てますか?

今回のテーマは「【涙】出てますか?」についてです。

あなたは最近こんなことでお悩みではありませんか?

・目の乾き、かすみ
・目の痛み
・目がゴロゴロする
・目ヤニが沢山でる
・目が疲れやすい

これらの症状は「涙が少なくなって出ていない」ことで生じている可能性があります。

これは「ドライアイ」と呼ばれる症状の一種です。

涙のイメージとしては、悲しい時、嬉しい時、感動した時などだけに出るイメージがあると思います。
しかし、実は涙は基本的に24時間流れ続けているんです。その涙が24時間流れていない状態が「ドライアイ」なのです。

今回はそんな「ドライアイ」の原因や予防法について解説していきます。

近年はスマートフォンやパソコンなどを長時間使用する機会が多い事により、目に大きな負担がかかっています。これが「ドライアイ」が増加している大きな要因と考えられています。

現在、日本ではドライアイの患者数が2200万人程度だと言われています。

ドライアイとは目を守る為の大切な「涙」が十分に役割を果たせていない状態です。涙の量が足りなくなったり、涙の成分が変化したりする状態のことを指します。

どんな人がドライアイになりやすい?
1.コンタクトレンズを使用している
2.緊張状態やストレスに晒される機会が多い
3.スマートフォンやパソコンを長時間使う
4.エアコンを長時間利用する
5.睡眠不足
6.加齢
7.乾燥した場所に長時間いる

ドライアイを予防するには?
1.スマホやパソコンは1時間に1回5分~15分程度目を休ませる
2.自分の視力に合った、メガネやコンタクトを使用する
3.意識的にまばたきをする

4.乾燥に注意し、加湿を心がける
5.睡眠をしっかりと取る
6.点眼薬を使う
7.目を温める

どうでしょう?
原因を見ていくと普段よくやってる、あるある習慣だと思います。
予防を見ていくと、1つ1つはそんなに難しいことではないチョットしたことだと思いませんか?

普段ついついやってしまっている悪い習慣を避けつつ、予防の為に小さな良い習慣を実施する。これらを毎日心がけることで・・・

・目の乾き、かすみ
・目の痛み

・目がゴロゴロする
・目ヤニが沢山でる
・目が疲れやすい

こういった症状が改善へと向かうのであれば良いと思いませんか?

ドライアイになると、初期は目の疲労感や異物感がある程度で済みます。このレベルであれば、生活習慣を見直したり、目薬などで対処が可能です。

しかし、目薬はするけども生活習慣は見直さずに放っておくと症状が悪化するケースがあります。

ドライアイが悪化すると、角膜や結膜に傷がついてしまったり、頭痛・肩こり・首こりなどの全身症状を引き起こすことにもなります。

目に傷がついてしまったり、全身症状などを引き起こすなどの重症レベルになってしまうと、自身での改善は難しくなります。

ドライアイだと軽く考えずに、早めに眼科などの専門機関で検査をしてもらって下さいね。

今日から原因を避け予防対策を行ない、目が常に潤っていて、涙で溢れるくらいの状態になるようにしてみてくださいね!

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移転のお知らせ

問診

こんにちは。
整体院三宝の三谷です。

当院マンションが取り壊し予定のため、8月24日(木)を持って移転する運びとなりました。
開院してからの2年間ご愛顧頂き、ありがとうございました。

移転先の詳細は下記となります。
兵庫県尼崎市塚口町1丁目13−7 レジオン塚口506号室
https://goo.gl/maps/Wf4y8aTbWQ79x9jM6
阪急神戸線塚口駅から徒歩3分程度

移転先のオープンは9月1日(金)予定となっております。

運動強度はどれが正解?

運動

今回のテーマは「運動強度はどれが正解?」についてです。

あなたは過去に、こんなことありませんでしたか?

運動が健康の為には良いのは分かっているけど、どの程度の運動をしたらいいのか?、どんな運動をしたらいいのか?

それらを自分で調べたり、人に聞いたりして色々考えようとしたが、情報が溢れていて迷ってしまった・・・。

何だかんだと迷っている間に、結局面倒くさくなって運動をすることなく現在に至る・・・・。

実はこんな風になってしまっている方は、あなただけではありません。世の中には他にも沢山います。

運動しようと思うキッカケは皆さん色々です。
・医者から適度な運動をしなさいと言われた。
・体重が増え続けているのでダイエットしたい。
・若い頃に比べて体型がどんどん崩れてきているので恥ずかしい。
・膝や股関節など体重が増えた事で負担が掛かっているから。

このように様々です。

しかし、問題なのは上記の様なキッカケで思い立ちながら、実際に運動習慣が身に付く方が非常に少ないということです。
全体の2~3割いたら良い方ではないでしょうか?

運動習慣が身に付かない方の原因も様々ですが、当院へ来院されるお客様にお話を聞いていく上で原因として多いのは、

「どんな運動をどの程度したらいいのか解らない」

これが圧倒的に多いです。

ですから、今回はどんな運動をどの位の運動強度ですれば良いのか?そこをお伝えしていきたい思います。

先ず結論を先にお伝えします。

・どんな運動をすればいいか?
これは正直、どんな運動でも構いません。
ウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリング、ヨガ、ピラティスなどなど

あなたが継続して出来そうな運動であれば何でもいいです。
ただ、数秒で終わるような無酸素運動ではなく、10分以上は継続できるような有酸素運動の方がお勧めです。

・どの程度運動をすればいいか?
これに関しては「主観」・「脈拍」この2つのどちらかを指標にして運動強度を決めてください。

では「主観」・「脈拍」について、もう少し詳しく解説していきます。

「主観」とは字のごとくで、運動時の自身が感じる疲労度によって主観的に運動強度を決めるという形です。
下記にあるボルグスケール(自覚的運動強度)という物を利用します。

6
7非常に楽である
8
9かなり楽である
10
11楽である
12
13ややきつい
14
15きつい
16
17かなりきつい
18
19非常にきつい
20
自覚的運動強度

この表の赤い所を目標にします。
文字の部分は運動時に感じる疲労感です。
数字の部分は運動時のおおよその脈拍になります。(数字×10倍)
そうすると、楽すぎず・きつすぎずの体に丁度いい強度になります。

他人から見てどうだとか、他人と比べてどうだとかでは無く、自分の感覚を基準に運動強度を調節してください。

結果、脈拍がおおよそ110~130/拍くらいになると考えてください。これ以下だと運動強度が低いという事になりますし、これ以上だと運動強度が高すぎるという事になります。

次に「脈拍」に関してですが、これはあなたの年齢と脈拍をベースにした上で運動強度を決める方法になり、カルボーネン法と呼ばれています。

{(220ー年齢)ー安静時心拍数}×0.4~0.6(%)+安静時心拍数

上記の数式を利用して、目標とする心拍数を計算します。
例)50歳、安静時心拍数が60 の場合 → {(220ー50)ー60 }×0.4+60=104/拍

最近では、腕時計に脈拍を測る機能が搭載されていますので、随時脈拍をチェックしながら簡単に運動強度の調整をすることが可能になっています。

参考に年代別での目標運動時間を掲載しておきます。
1週間トータルでこのくらいの時間を確保できるのが理想です。

年代別の推奨運動時間

  • 20代・・・180分/週
  • 30代・・・170分/週
  • 40代・・・160分/週
  • 50代・・・150分/週
  • 60代・・・140分/週

以上が運動強度を決める為の方法となります。

運動自体は何をしてもらっても構いません。あなたが継続して出来そうならなんでもOKです。

どの位の強度で行なうかに関しては、「主観」・「脈拍」を使った方法で決めてくださいね。

最後に、注意点をお伝えします。

これらは、あくまでも数字上の理想値になります。今まで全く運動をしていなかった方がこの数値に近づけようと、急に無理な運動をすると体を痛めてしまいますので気をつけてください。

運動頻度も始めは週に2~3回程度を目標にして始め、慣れてきたら週に4~6回などと回数を増やしていってください。

心臓などに持病がある方は必ず医師に確認をしてから運動を開始するようにしてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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”暑くない”は危険なサイン?!

注意

今回のテーマは「”暑くない”は危険なサイン?!」についてです。

以前、熱中症対策!自分は大丈夫は危険!!において、熱中症について解説しました。

熱中症は対策をしっかりと行なえば、確実に防げる病気です。

ただ、人間は加齢と共に自分の体の異常に気付きにくくなってきます。

お年寄りについて、こんな話を聞いたことはありませんか?

「家は全然暑くないから、クーラーは使っていない!」

「汗もかかないし、トイレに頻繁に行くのが嫌だから家では水分は殆ど摂っていない!」

こういった話は、直接だったりニュース等で間接的であったりで聞いたことは1度はあると思います。

消防庁の2018年のデータによると、56.5%の方が自宅で熱中症に罹り死亡に至ったというデータがでています。

ではなぜ、暑い状況下で暑くないと感じたり、喉が乾かないのか?この理由を簡単に解説していきます。

暑さを感じない・喉が乾かない状態になってしまうのか?の原因を一言で言うと、

「加齢」

これが結論です。

人間の体は、暑ければ熱を体に溜め込まないように体外に放出して体温を下げようとしますし、寒ければ熱を外に逃がさないように体内に溜め込もうとします。このような体温調節を必ず行っていま。

体温調節の方法は主に2つあります。

➀行動性体温調節
②自律性体温調節

行動性体温調節とは、寒ければ上着を着たりと厚着をしますし、暑ければ薄着になったりエアコンをつけたりします。これは、自らの意思で体温調節をしようと試みます。

自律性体温調節とは、無意識下で体温調節をしようとする反応です。
例えば、寒い時に体が震えることによって熱を生産させようとしたり、暑い時は汗をかいて熱を下げようと試みます。

この体温調節に重要な2つの内、
➀の自律性体温調節機能が加齢と共に低下してしまうことで、暑さを感じにくくなくなったり、喉が渇きにくくなるのです。

自律性体温調節機能の低下により、

・汗をかく機能が低下する
・血流調整機能が低下する
・皮膚の温度センサーが低下する

汗をかく機能が低下するので熱が体に蓄熱されて高体温状態になったり、

血流調整機能が低下するので熱が体に蓄熱された場合、血流を増やして熱を外に放出することができなくなったり、

皮膚の温度センサーが低下するので暑いのを暑いと感じにくくなってしまいます。

こういうった体の機能低下は、例外なく皆さんに起こります。
特にこういった機能低下が顕著なのが、65歳以上だというデータがでています。

ただし、あくまでも平均値なので個人差が非常に多いと考えてください。

20~30代で機能低下が起こる場合もありますし、70代になってから機能低下が顕著になる場合もあります。
20~30代の場合は自律神経の乱れなどで、一過性で起こるケースが多いです。

汗をかく機能が低下する
・血流調整機能が低下する
・皮膚の温度センサーが低下する

こういった機能低下は自身で気づくのは意外と難しい部分があります。
ですから、家族がいかに変化に早期に気づいてあげるか?ここが重要になってきます。

自身でできることとしては運動を習慣化させて、汗をかいたり、血流増加を強制的に促すようにしたり、

体温計や湿度計を設置して、数値と自分の感覚にズレがないか?を普段からチェックすることをお勧めします。

こういった対策をする事で、熱中症は勿論ですが様々な不調を防ぐことができます。

原因が何なのか?それをしっかりと理解していれば、しっかりとした対策が打てます。

ぜひ、あなた自身や家族の状態をチェックしてみてください!

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毎日、ちゃんと測ってますか?

今回のテーマは「毎日、ちゃんと測ってますか?」についてです。

突然そんな事を聞かれたら「何のこと?」となりますよね。

では、何のことかと言うと「水分」に関してです。

水分摂取の重要性に関しては、以前にも何度かお伝えしています。

昔に比べれば、皆さんの水分摂取の重要性は随分と認識されてきています。

水分は1日にどの位摂取するのが良いのか?に対しては色々な意見はありますが、私の見解としては「1日1.5リットル」を推奨しています。

詳しくは”水分は沢山摂れば良い”は間違い?をご覧になってください。

しかしながら、理解はしているが”実践できていない”という方が非常に多いのが現実です。

私は当院に初めてお越しのお客様には必ず「水分1日どの位摂っていますか?」と質問をします。

すると、「水分摂取は大事って聞くんで、多分1~1.5リットルくらいは飲んでると思います」

という回答が殆どの方から返ってきます。意識としては非常に素晴らしいことですね。

そこで、私はあるお客様にこんなお願いをしてみました。

「では、ペットボトルや専用ボトルなどに入れて、確実にどの位飲んだかチェックしてみてください。」とお願いをしてみました。

その結果は・・・・・・1リットルにも及ばなかった!!

こんなケース、実は1人だけでなく結構いらっしゃいます。

私も含めてですが、人間の感覚はあまりあてになりません

体調や環境によって、感覚は簡単にズレてしまいます

いつもの感覚で、そこそこ飲んでるから1リットル以上は飲んでるでしょ!みたいな、何となくで判断してしまうのです。

ですから私は、客観的に目で見て1.5リットル飲んだ!と確実に判断できるように水分をペットボトルや専用ボトルに入れて測るようにお伝えしています。

特に今の時期などの暑い時期は水分摂取は非常に重要になります。

確実に1.5リットルは水分摂取できるようにしてみてください!

目標は1日に1.5リットルなのですが注意点があります。

それは、飲み物によっては飲んでも体に水分が蓄積されず、直ぐに体の外に排出されてしまうものがあります

ですから、最後に水分摂取に向いていない飲み物をお伝えして終わろうと思います。

1.アルコール
2.コーヒー
3.緑茶やウーロン茶

この3つは注意が必要です。

もちろん、普段これらを飲むな!と言っている訳ではありません。

「リラックスタイムにコーヒーは無くてはならない!」とか、「寝る前のビールが至福の時間」などの意見もあると思います。

そういう時間があっても、それはそれで良いと思います。

ただし、水分摂取という観点から見れば相性が良くありません。

上記の3つは”利尿作用”のため、飲んだのは良いけども尿として直ぐに排出される傾向があります。

ですから、水分接種が大事だと聞いたから沢山コーヒーを飲もう!などとなると、飲んでも飲んでも体は水分不足に陥りがちですので注意が必要です。

3.の緑茶やウーロン茶は意外かもしれませんが、一般的には利尿作用があります。

ただし、商品によっては利尿作用の元となる「カフェイン」が含まれていないものもあります。

商品裏面の食品表示を確認して飲むようにしてみてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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熱中症対策!自分は大丈夫は危険!!

今回のテーマは「熱中症対策!自分は大丈夫は危険!!」についてです。

毎年、梅雨時期~夏にかけて熱中症になる方が後を絶ちません。

散々、熱中症の危険性をメディアで報じてはいますが、現状減少傾向には至っていません。

原因としては、気温自体が年々上昇傾向にあること、体の順応能力低下、対策不足が原因であると考えられます。

熱中症は最悪の場合、死に至る恐い病気です。

今回は、そんな恐い病気である「熱中症を防ぐ方法」を中心に解説していきます。

私は大丈夫!と油断せずに、熱中症に関しての正確な知識を得た上で対策を行ない、今年の暑い夏も乗り越えれるようにしてくださいね!

熱中症とは?
 体温が上がり体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして体温の上昇や、めまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことを言います。

重症度によって次の3つの段階に分けられます。

Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる軽症
 立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)、筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り)・大量の発汗

Ⅱ度:病院への搬送を必要とする中等症
 頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感

Ⅲ度:入院して集中治療の必要性のある重症
 意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)

厚生労働省による人口動態統計月報[概数]によると、平成30年~令和4年過去5年間の6月~9月の熱中症による死亡者数が公表されており、

平成30年:1531人
令和元年:1144人
令和2年:1466人
令和3年:707人
令和4年:1387人

令和3年のみ半減していますが、これはこの年の平均気温が例年に比べて低かったことが要因であろうと言われています。

ですので、国民の熱中症対策がここ5年で向上したという訳ではありません。

熱中症は生命にかかわる病気ですが、予防法を知っていれば防ぐことができます

日常生活における予防は、脱水と体温の上昇を抑えることが基本です。
体温の上昇を抑えるには、薄着になる、日陰に移動する、水浴びをする、冷房を使う等、暑さから逃れる行動性の体温調節と、皮膚血管拡張と発汗により熱を体の外に逃がす、自律性の体温調節があります。

しかし、皮膚表面温の上昇には限り(せいぜい35℃まで)があるため、高温環境では汗による体温調節に対する依存率が高くなり、汗の元となる体の水分量を維持することが重要になります。(周囲の温度が35℃以上になると、逆に熱が体に入ってきます)

日常生活では、からだ(体調、暑さへの慣れ等)への配慮と行動の工夫(暑さを避ける、活動の強さ、活動の時期と
持続時間)、および住まいと衣服の工夫が必要です。日常生活での注意事項を、6項目にまとめてみました。

  1. 暑さを避ける
    残念ながら、外気温が高いのを下げることは出来ません。ですから、外気温が高い場合はその暑さをいかに避けるか?が重要になってきます。
    その為、暑さを避ける工夫が大切になります。そんな工夫のアイデアを下記に纏めてみました。

 ①暑い日は無理な外出を控える。
 ②天気予報を参考にし、暑い日や時間を避けて外出や行事の日時を検討する。
 ③屋外では日向を避け日陰を選んで歩く。
 ④日向では積極的に日傘を使用する。
 ⑤涼しい場所に避難する。
 ⑥適宜休憩する、頑張らない、無理をしない。
 ⑦携帯型扇風機や保冷材などのグッズを活用する。

 室内で涼しく過ごす為の工夫
 ①風通しを利用する:屋根裏の換気口を開ける、玄関に網戸、向き合う窓を開ける
 ②窓から射し込む日光を遮る:ブラインドやすだれを垂らす、緑のカーテン、日射遮断フィルム
 ③空調設備を利用する:我慢せずに冷房を入れる、扇風機も併用する
 ④気化熱を利用する:夕方に打ち水をする
 ⑤外部の熱を断熱する:自宅の断熱性能を確認・改善する

 衣服の工夫
  衣服で日射の侵入を防ぎ、ゆったりした服装で、衣服の中や体の表面に風をとおし、体から出る熱と汗をできる  だけ早く逃がしましょう。
 ①ゆったりした衣服にする
 ②襟元をゆるめて通気性を良くする
 ③吸汗・速乾素材や軽・涼スーツ等を活用する
 ④炎天下では輻射(ふくしゃ)熱を吸収する黒色系の素材を避ける
 ⑤日傘や帽子を使う

2.こまめに水分補給をする
 体温を下げるためには、汗が皮膚表面で蒸発して身体から気化熱を奪うことができるように、しっかりと汗をかくことがとても重要です。

汗は血液中の水分や塩分ですから、体温調節のためには、汗で失った水分や塩分を適切に補給する必要があります。

暑い日には知らず知らずにじわじわと汗をかいていますので、身体の活動強度にかかわらずこまめに水分を補給しましょう。

特に湿度が高い日や風が弱くて皮膚表面に気流が届かない条件の下で、汗をかいても蒸発しにくくなり、汗の量も多くなります。その分、十分な水分と塩分を補給しましょう。

また、人間は軽い脱水状態のときにはのどの渇きを感じません。そこで、のどが渇く前、あるいは暑い場所に行く前から水分を補給しておくことが大切です。

なお、どのような種類の酒であっても、アルコールは尿の量を増やし体内の水分を排泄してしまうため、汗で失われた水分をビール等で補給しようとする考え方は誤りです。

一旦吸収した水分も、それ以上の水分とともに、後に尿で失われてしまいます。

入浴時、睡眠時も発汗していますので、起床時や入浴前後は水分を摂取する必要があります。

運動時や作業時に大量の発汗がある場合には、体重減少量(発汗量)の7 ~ 8割程度の補給が目安です。

日頃から体重を計り、汗の量の目安を確かめておくのは客観的に水分損失量を測る方法として非常に効果的です。

3.急に暑くなる日や継続する暑さに注意する
 熱中症は、例年、梅雨入り前の5月頃から発生し、梅雨明けの7月下旬から8月上旬に多発する傾向があります。人間が上手に発汗できるようになるには、暑さへの慣れが必要です。

暑い環境での運動や作業を始めてから3 ~4日経つと、汗がより早くから出るようになって、体温上昇を防ぐのが上手になってきます。

さらに、3 ~ 4週間経つと、汗に無駄な塩分をださないようになり、熱けいれんや塩分欠乏によるその他の症状が生じるのを防ぎます。

このようなことから、急に暑くなった日に屋外で過ごした人や、久しぶりに暑い環境で活動した人、涼しい地域から暑い地域へ旅行した人は、暑さに慣れていないため熱中症になりやすいのです。暑いときには無理をせず、徐々に暑さに慣れるように工夫しましょう。

また、厳しい暑さが続くときは、不要な外出や屋外での作業は控え、積極的に冷房(室温が28℃を超えないよう)を使いましょう。

自宅に冷房装置がない場合は、空調の効いた公共施設や商業施設に避難しましょう。たとえ数時間でも涼しいところで体を休めることは有効です。

水シャワーや水浴びも体温を下げるのに有効です。夜間に気温があまり下がらない日には冷房をつけて寝ることも必要です。

4.暑さに備えた体作りをする
 暑い日が続くと、体がしだいに暑さに慣れて、暑さに強くなります(暑熱順化)。暑熱順化すると、暑熱環境での体温上昇や心拍数増加などの生理的ストレスを軽減できます。また循環血液量が増加し、汗のかき始めも早くなります。

そのため同一体温に対する汗の量も増え、より効果的な体温調節ができるようになり、熱中症の危険性も少なくなります。

暑熱順化は「やや暑い環境」において「ややきつい」と感じる強度で、毎日30分程度の運動(ウォーキング等)を継続することで獲得できます。

実験的には暑熱順化は運動開始数日後から起こり、2週間程度で完成するといわれています。そのため、日頃からウォーキング等で汗をかく習慣を身につけて暑熱順化していれば、夏の暑さにも対抗しやすくなり、熱中症にもかかりにくくなります。

じっとしていれば、汗をかかないような季節からでも、少し早足でウォーキングし、汗をかく機会を増やしていれば、夏の暑さに負けない体をより早く準備できることになります。また生活習慣病の予防効果も期待できます。

5.各人の体力や体調を考慮する
 熱中症の発生には、その日の体調が影響します。暑さに対して最も重要な働きをする汗は、血液中の水分と塩分から作られます。脱水状態や食事抜きといった万全ではない体調のまま暑い環境に行くことは、絶対に避けなければなりません。

風邪等で発熱したり、下痢になったりしている場合は脱水状態と言えます。また深酒をして二日酔いの人も脱水状態であり、非常に危険です。体調が回復して、食事や水分摂取が十分にできるまでは、暑いところでの活動は控えなければなりません。

また、活動の後には体温を効果的に下げるように工夫します。そのためには、十分な水分補給(大量に汗をかいた場合は塩分も補給)とよい睡眠を取り、涼しい環境でなるべく安静に過ごすことが大切です。

肥満の人、小児や高齢の人、心肺機能や腎機能が低下している人、自律神経や循環機能に影響を与える薬物を飲んでいる人も、熱中症に陥りやすいので活動強度に注意しましょう。

6.集団活動の場ではお互いに注意する
 熱中症の予防には、個人ごとの努力とともに集団生活におけるお互いの配慮や注意も必要です。

まず、暑さが避けられない場所での運動や作業は、なるべく短時間で済ませるようにします。

責任者は集団活動のスケジュールを工夫したり、暑さや身体活動強度に合わせてこまめに休憩を入れたり、選手や作業者を交代させて
一人あたりの活動時間を短くしたりします。

暑い場所での集団活動で忘れてはならないものは、個人の体力や体調に合わせたペースを守らせ、無理をさせないことです。そして、水分と塩分(ナトリウム等)をいつでも補給できるように飲料を準備します。

のどの渇きの感覚に頼っているといずれも不足してしまいますから、活動を始める前から補給するよう指導するのがポイントです。

また、水分だけを補給していると血液中の塩分濃度が低下して、塩分欠乏によって筋けいれんなどの症状が生じることがあります。

特に沢山汗をかくような状況では塩分も補給するよう注意します。活動のスケジュールには、水分補給のための休憩を計画します。

以上が熱中症対策の為の6つのポイントになります。

熱中症は発症すると、命の危険性もある危険な病気です。しかし、対策をしっかりとすれば防げるものです。

私が解説してきた内容の中には、既に知っている部分も多くあったと思います。でも、知ってはいるけども実践はしていない。そんな部分も沢山あったと思います。

ぜひ、この機会に実践へと移して頂き、自身も家族も熱中症にならずに快適な夏を過ごせるようにしてくださいね。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。

また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。

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冷たい水は駄目!は間違い?!

今回のテーマは「冷たい水は駄目!は間違い?!」についてです。

今年も暑い日が多くなってきていますね。

夏になると私の記憶違いでなければ、ニュースとかで「この時期としては過去最高気温!」みたいなフレーズを毎年聞いている気がします。

つまり、年々暑くなっているってことですよね?

「今年は涼しい夏になるでしょう!」みたいなニュースを聞いた覚えがありませんし、「今年の夏は割と涼しかったね~」という会話も聞いた覚えがありません。

しかし、私の記憶だけに頼るのは駄目だと思い、気象庁の過去データで調べてみました。

その結果、日本の平均気温はここ100年で1.3℃上昇しているそうです。

更に、東京などの大都市はヒートアイランド現象による気温上昇により平均気温がこの100 年あたりで3.2℃上昇しています。

確かに、最近は35℃以上の猛暑日は頻繁にありますし、地域によっては40℃以上の酷暑日という場所もあります。

そりゃー、毎年暑い訳です・・・。

昨年(2022年)の日本の平均気温の基準値(1991~2020年の30年平均値)からの偏差は+0.60℃で、1898年の統計開始以降、4番目に高い値だったそうです。

因みに、 1898年の統計開始以降のベスト5は下記となります。
・1位:2020年(+0.65℃)
・2位:2019年(+0.62℃)
・3位:2021年(+0.61℃)
・4位:2022年(+0.60℃)
・5位:2016年(+0.58℃)

全部最近じゃないですか?!

この気温上昇傾向はほぼ間違いなく今後も続きます。なぜなら、世界中で日々地球温暖化が進んでいるからです。

これを防ぐ為には、世界中の国が協力して対策を講じないと駄目なのですが、現状は足並みが揃わないので難しそうです。

さて、前置きが長くなりましたが今回の本題に入ります。

気温が高くなると尚更重要になるのが「水分補給」です。

昔は、水分は摂るな!といった風潮がありましたが現在は違います。

世代を問わず水分補給の重要性は理解されていると思います。

そんな中、水分補給に関してチラホラとお客様からこんな話を聞くことがあります。

「冷たい水は体に悪いと聞いたことがあるので、本当は暑いから冷たい物を飲みたいけど、常温の水を飲むようにしています」

こんな感じの内容です。

確かに常温の水にはメリットがあり、冷たい水にはデメリットがあります。
しかし、冷たい水にもメリットがあります。

ですから、「冷たい水は駄目と決めつけるのは間違い」です。

冷たい水=駄目という考えは一回忘れて、状況に応じて常温・冷水・温水などを飲み分けることで、体を良い状態に保つ事ができます!

では、今回はそんな状況に応じた飲み方について解説していきます。

まず、冷水・常温・温水それぞれの特性を記します。

冷水(5〜15℃)
運動した直後に飲むと吸収が早くなるので効果的。熱くなった身体を冷やすのに効果的。また、冷水が胃壁を刺激して便通が良くなったり、交感神経への切り替えを促して目覚めが良くなったりという効果も期待できます。但し、頻繁に冷水を飲むと胃腸の働きが低下しやすくなる。

◆常温の水(20〜35℃)
ぬるめで、蛇口から出てくる程度の水の温度です。この温度は胃腸への負担が少ないことが一番のメリット。冷水に比べると吸収の速さは劣りますが、胃腸への負担度と吸収スピードが丁度良いため、日常的に飲む水として好適だと言えます。健康のために毎日飲む水の量は1〜1.5リットルと言われますが冷水や温水でこれだけの水を毎日飲むのはかなり大変ですよね。

◆温水(60〜80℃)
胃腸への負担がもっとも少ない半面、吸収速度も遅くなります。しかし身体を温めることができるため、冷え性が気になる方や就寝前の1杯に最適です。

人間の免疫機能は体温が1℃下がっただけでも大きくダウンします。冷たい飲み物を飲んで身体が冷えると免疫機能も低下します。その結果、ウイルスや細菌、老化を促進する物質を排除する能力が落ち、身体がダメージを受けやすくなります。免疫力をキープするためにも、常温の水を普段から取り入れるのが良いと言われる所以がここにあります。

これらの特徴から状況別に摂るべき水分を判断すると、

冷水を飲むのがお勧めの状況
炎天下の中での運動で大量に水分を失っている場合や、体温が上昇している場合

常温を飲むのがお勧めの状況
食事で飲む際や、喉が乾いた際など合間で水分補給する場合

温水を飲むのがお勧めの状況
常温と同じく食事の際や合間で飲むもよし、睡眠前に飲むのもよし。

以上が、状況別「水分の温度別飲み方」となります。

ですから、一般的によく言われる「冷たい飲み物は駄目!」これは間違いであり、スポーツなどで体温が上昇している場合は早急に体温を下げる必要性があるので、冷たい飲み物が効果的になります。

一方、体温が特別上がっていない状況であれば、常温や温かい飲み物を飲むのがお勧めです。

状況に応じて水分を飲み分けることで、今年のこの暑い夏も乗り越えることができ、夏バテが秋まで続いてしまう・・・、そんな最悪の事態も避けることができるようになりますよ

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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水飲んだだけでも太る?!の真実

水を飲む

今回のテーマは「水飲んだだけでも太る?!の真実」についてです。

特に女性に多い意見で、「私は水分を摂っただけでも太っちゃうんです。だから、水分は控えるようにしています」こういった事を言われる方がいます。

本当に水分を摂っただけで人間の体は太ってしまうのか?

結論を言います!

「一時的に体重が増えることはありますが、水を飲んだだけでは太りません!」

これが結論です。

では、今回はその理由について解説していきます。

自身でダイエットを決意した方、医者から痩せなさいと言われた方などが、ダイエットを頑張っているつもりなのに中々体重が減らないと不安になりますよね。

しかも、水を飲んだ後に体重計に乗ると体重が増えていので、私は水を飲んだだけでも太ってしまう!と考えるのは解らなくもありません。

では、本当に水を飲むことで太ってしまうのか?それは間違いです。

水を飲むと体重が増える理由

お水の質量は1ℓで1㎏です。
つまり、お水を1ℓ飲めば1㎏体重が増えることになりますが、これは「太った」ということになるのでしょうか? お水を飲んで一時的に体重が増えたとしても、体脂肪がつくという意味では太ったことにはなりません。

お水にはカロリーがありませんので、たとえ1度に大量のお水を飲んだとしても、健康であれば、お水はやがて汗や尿となって体外に排出されます。

もちろん、お水を飲んだ直後に増えていた体重も、排出によって元通りになります。直前に飲んだお水の質量が関係していることは確かですが、それが「太った」という状態であるとは言えません。

時間が経っても増えた体重が減らない理由

そもそも水太りとは肥満ではなく、水分をうまく排出できない体質を指します。
むくみが慢性化している状態の延長線とも言えます。新陳代謝が低下してしまっているケースが多いです。

本来水を飲んだ場合の体の働き

身体に入ってきた水分は動脈を通り、不要な分は静脈とリンパ管から排出されます。通常、メインで水分を排出しているのは静脈です。

けれども、静脈が水分を排出する処理力には限界があるため処理しきれなかった分はリンパ管から排出されることになります。

リンパ管は通常あまり働いていませんが、皮下組織に水分が増えてくると働き始めるという性質を持っています。

そのリンパ管の働きが鈍い場合には、皮下組織に溜まった水分を処理しきれなくなるため、結果として「むくみ」が生じ、さらに慢性化してしまうと「水太り」となるのです。

水太りの裏に潜む重い病気の可能性も

水太りの原因には、体質的なものに加えて身体の代謝機能に原因があるケースも見られます。

ひどいむくみがある場合には、稀に腎臓病や心不全など重い病気が隠れているケースもあります。

数日間で急激に体重が増えた場合(5㎏など)や、尿の出が急に悪くなった場合などには注意が必要です。そういった場合は医師に相談してください。

むくみの原因

では、水太りを助長させてしまう根本的な問題である「むくみ」の原因は何なのか?
それは、下記が原因となります。

・食生活の乱れ
・血流の低下
・運動不足
・ホルモンバランス

各項目をもう少し詳しく解説すると、

・食生活の乱れ
バランスの取れた食事をしていれば、不要な水分は正常に汗や尿として正常に排出されます。

しかし、糖分や塩分の多い食事が中心になっているとむくみが生じやすくなります。なぜなら、塩分や糖分は体内で水分を多く溜め込もうとする性質があるのでむくみにつながりやすいのです。

・血流の低下
長時間座っていることが多い方、普段から冷えを自覚している方は血流が低下しているので、むくみが生じやすいです。

血流が十分であれば血液と一緒に余分な水分は排出されますが、血流が不十分だと余分な水分が排出されず体内に溜め込んでしまうのです。

運動不足
余分な水分は主にリンパから排出されます。リンパ自体は自分で老廃物を排出する働きはなく、筋肉の動きに相まって排出するようになっています。

ですから、普段運動習慣がない方は、
筋肉が動かない → リンパが働かない → 余分な水分が排出されない → むくむという流れになってしまいます。

・ホルモンバランス
女性の場合は生理周期によりホルモンバランスが変わるので、むくみやすい時期やむくみにくい時期があります。

プロゲステロンの分泌が徐々に増える生理前2週間(黄体期)は、むくみやすくなります。このため、生理前に体重が増加し、生理が終わると体重が元に戻るという方もいます。

以上がむくみの原因となります。

今回のテーマを纏めると、「水飲んだだけでも太る?」に関しては「太りません!」これを覚えておいてください。

一時的に体重が増えることはありますが、正常であれば尿や汗となって体重は元に戻ります。

それが、戻らないというのは水が悪いのではなく「むくみ体質」である身体に問題があります。

ですから、根本的な問題である「むくみ」の改善が必要になります。

むくみ改善の為には、
・食事コントロール
・運動習慣
この2点が非常に重要になってきます。

人間の体は60%以上が水分でできています。ですから、水分摂取は非常に重要になります。体重が増えるから水分を控えようとお考えなのであれば、それは止めてください。

水分摂取は健康にも美容にも好影響を与えます。

水を飲んだだけでは太りませんので、安心してこまめに水分摂取する習慣を付けてください。

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温湿布と冷湿布どっちが良いの?

今回のテーマは「温湿布と冷湿布どっちが良いの?」についてです。

整形外科や接骨院等で長方形型の湿布を貰う事がよくあると思います。

そんな時、こんな疑問を持ったことありませんか?

「温湿布と冷湿布ってどっちを使ったらいいんだろう?」

恐らく、一度はこのような疑問を持ったことがあると思います。

かくいう私も昔疑問に思ったことがありました。

今回のような疑問は、多くの方が持たれているようで、当院にお越しの方にもよく質問されます。

ですから、今回はそんな疑問に対して回答をしていきたいと思います。

では、結論を先にお伝えします。

「結論、どちらを使っても良い」です。

何だそれ?!と突っ込みを入れられそうですが、これが真実なのです。

「どちらを使っても良い!」だけで終わってしまうとこの記事は意味をなさないので、その理由を解説していきます。

湿布の役割
現在市販されている湿布や病院などで処方されている湿布は、正式に言うと経皮吸収型鎮痛消炎剤を成分として配合した貼り薬のことを意味します。

患部に湿布を貼ることによって、鎮痛消炎成分が皮膚から患部へと吸収され、腫れや痛みを抑える作用が期待されています。

つまり、簡単に言うと「炎症を抑える」「痛みを緩和する」この2つが湿布の役割となります。

湿布の種類
湿布には色々な種類があります。
大まかな種類分けとしては、「見た目の色の違い」「粘着力の違い」「貼った時の感覚の違い」となります。

今回のテーマはこの中にある「貼った時の感覚の違い」である、温湿布と冷湿布について掘り下げています。

温湿布と冷湿布の違い
温湿布も冷湿布も正式には「経皮吸収型鎮痛・抗炎症剤」と言われる薬剤です。
中に含まれている成分は、トプロフェン、ロキソプロフェン、インドメタシンなどといった、内服の消炎鎮痛剤と同じ成分の薬剤が両方ともに含まれています。

では、貼った時に温かく感じたり、冷たく感じる理由は何なのか?
それは「温湿布」にはトウガラシ成分のカプサイシンが配合されており、ヒリヒリやポカポカと感じる
一方、「冷湿布」には、メントール、サリチル酸メチル、ハッカ油が配合されており、スース―やヒヤヒヤと感じる。

こういった理由により貼った時の感覚に違いが有りますが、これらの成分が配合されているからと言って効能が大きく変わることはありません。ですから、痛みなどがある時にはご自身が心地よいと感じる方を使って頂いて大丈夫です。

温湿布と冷湿布の使い分け
基本的には先ほども述べたように、どちらを使っても効能は同じです。

敢えて使い分け方を述べるとすれば、冬に身体に冷たいものが触れるとビクッとなって嫌ですよね?逆に夏で暑いのに温かい物が身体に触れるのも嫌ですよね?

そういった場合に、冬は温湿布を使い、夏は冷湿布を使う。みたいな感じで使い分けてもらうといいと思います。もちろん、夏でも温湿布の方が心地良いと感じるのであれば温湿布を使ってください。

後、湿布を貼ろうとする部位が非常に熱感が強い場合は冷湿布の方がおすすめです。

以上が「温湿布と冷湿布どっちが良いの?」に対する回答となります。

病院やドラッグストアなどで湿布を購入した場合は自身で心地いい方を使うようにしてください。

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理解してる?栄養の基本的な事

今回のテーマは「理解してる?栄養の基本的な事」についてです。

突然ですが、あなたは「5大栄養素」って知っていますか?

恐らく、全員の方が人生で1度は聞いたり、学んだことはあるはずなので知っていると思います。

では、知っているはずのあなたに問題です!

「5大栄養素」それぞれの働きは何ですか?例え話を使って説明してください!

さて、あなたはこの問題を上手に説明することができましたか?

恐らく、殆どの方が説明できなかったと思います。

こういった質問をすると「別にそんな事説明できなくても、今まで生きてこれてるから良いんじゃない?」

そう言われる方もいらっしゃいます。

確かにただ、今を生きていくだけであれば問題無いかも知れません。

しかし、

・何歳になってもしたい事を全力でしたい!
・何歳になっても健康でいたい!
・周囲から若いねと言われたい!

こういった希望がある方には大いに関係あります。

人間の体は食事から成り立っています。

皮膚・筋肉・骨・内臓・神経など全ての細胞は食事を元に生成されています。

その食事をおざなりにしていれば、上記の希望は叶いません。

では、上記の希望を叶えられるようにする為には何が必要か?

私は「栄養の基本的な事を理解する事」これが重要だと考えています。

これさえ理解していれば、

・健康であり続ける為には何を食べたらいいのか?
・筋肉を付ける為には何を食べたらいいのか?
・ダイエットの為には何を食べたらいいのか?

こういった状況に陥った時に迷う事は無くなります。

では、前置きが長くなりましたが今回は栄養素の基礎について解説していきたいと思います。

5大栄養素とは?

5大栄養素とは「糖質」「脂質」「たんぱく質」「ビタミン」「ミネラル」これら5つの事を言います。

これら5大栄養素は、エネルギー源になるものとエネルギー源にならないものに分かれます。

エネルギー源になるもの:糖質・脂質・たんぱく質
エネルギー源にならないもの:ビタミン・ミネラル

エネルギー源になるものはカロリー計算できるものであり、エネルギー源にならないものはカロリー計算できないものになります。

栄養素の3つの働き

栄養素には3つの働きがあります。

➀体を動かすエネルギー源になるもの
②体の材料になるもの
③体調を整えるもの

この3つの働きを5大栄養素を振り分けるとこうなります。

➀体を動かすエネルギー源になるもの → 糖質・脂質・たんぱく質
②体の材料になるもの → たんぱく質・ミネラル
③体調を整えるもの → ミネラル・ビタミン

このように栄養素は種類によって働きが違ってきます。

現代人が食べる頻度が高い➀ばかり摂って②や③をおざなりにしているのは問題だし、➀や②だけ摂って③をおざなりにしているのも問題です。

➀・②・③全てが揃ってこそ、人間は健康体を築けるのです。

3つの働きを車で例えると?

では、この3つの働きを分かりやすくイメージできるように車を使って説明します。

この例えは、普段私が説明する時に使っている表現ですが、この例えの方が分かりやすくイメージが付きやすいと好評?!を頂いております。

➀の体を動かすエネルギー源になるものである、糖質・脂質・たんぱく質車で例えるのであれば「ガソリン」です。人間が頭を使って考えたり、体を動かしたりする為のエネルギー源は、糖質・脂質・たんぱく質の3つです。

②の体の材料になるものである、たんぱく質・ミネラル車で例えるのであれば「車体本体」です。人間の筋肉や骨や皮膚はたんぱく質やミネラルによって作られています。これが少ないと、骨や筋肉や皮膚が薄く脆くなってしまいます。

③の体調を整えるものである、ミネラル・ビタミン車で例えるのであれば「エンジンオイル」です。自動車はガソリンだけでは走りません。人間の身体も同様で免疫力向上や内臓、脳を整えるために重要になります。

このように、車は「ガソリン」「車体本体」「エンジンオイル」全てが揃って運転することが可能になります。どれか一つでも欠けてしまっては車は動きません。万が一、動いたとしても直ぐに故障してしまいます。

人間も同じです。➀②③全てが揃って健康体になれます。

あなたが、
・健康であり続ける為には何を食べたらいいのか?
・筋肉を付ける為には何を食べたらいいのか?
・ダイエットの為には何を食べたらいいのか?

それに関連する栄養素を摂取すればいいだけです。

私見にはなりますが目的に合った栄養素が含まれているのであれば、正直何を摂っても良いと思います。

徹底的に行なっていくのであれば、たんぱく質は糖質が低めでたんぱく質量が多いこの食品を摂取して・・・・

みたいな感じで取捨選択していく必要性がありますが、始めは知識や手間がかかるので少しハードルが高いです。

その結果、効果が出る前に止めてしまう・・・それでは意味がありません。

それならば、始めは大まかな形で始めて構いません。”継続”する事が何よりも重要になるからです。

ぜひ、この栄養の基本的な事を覚えて普段から意識して自身に必要な栄養素を摂取するようにしてみてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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自分にはどの位たんぱく質必要?

今回のテーマは「自分にはどの位たんぱく質必要?」についてです。

以前、「免疫力を高める食事とは?!」の記事で免疫力を高める為の食事について解説しました。

その際、私が2万人以上のお客様の食事を聞いていった結果、たんぱく質不足の方が非常に多い印象があるとお話をしました。

殆どの方が、

「たんぱく質が含まれる、肉や魚とかは摂ってますよ」

「毎食は肉や魚は食べれません」

などと言われます。

そこで、今回はたんぱく質がどの位摂取する必要があるのか?また、肉や魚だけに限らずどんな食品にたんぱく質が含まれるのか?その2点を中心に解説していきます。

この記事を読むことで、意外とたんぱく質が不足しているという事実に気づいたり、こんな食品だったら取り入れやすいという発見をすることができます。

たんぱく質の摂取量が増えることで健康や美容にも好影響を及ぼし快適な毎日を送れるようになりますよ。

1日にどの位たんぱく質が必要?

厚生労働省の2020年の「日本人の食事摂取基準」によれば、推奨量は男性なら1日65g、女性なら50gとなっています。

とはいえ、この数値はあくまで平均値。体格や活動量によって当然、必要量は変わってくるので、一般的には体重当たりで必要なたんぱく質量を割り出すのが妥当です。

デスクワークや座っていることが多くて特別な運動はしないという人の場合 → 体重1㎏当たり1gのたんぱく質が必要。
 例えば、体重60㎏なら1日60gのたんぱく質が必要となり、1回の食事で20g摂る必要性がある。

重りを使った筋トレをしたり、普段から運動習慣がある人の場合 → 体重1㎏当たり1.6gのたんぱく質が必要。
 体重60㎏なら1日96gのたんぱく質が必要となり、1回の食事で32g摂る必要性がある。

大よそのイメージになりますが、掌全体に乗る大きさの肉や魚で20gのたんぱく質が含まれていると考えてください

ですから、運動習慣がある方に関しては掌に乗るくらいの肉や魚にプラスで卵や大豆製品を摂ってください。

では、あなたはこれを聞いた上で自分の食習慣思い返してみてください。自分に必要なたんぱく質量を摂れていますか?

恐らく、殆どの方が不足しているのではないでしょうか?

あなたの食事は普段こんな感じになっていませんか?
朝は食パン、昼はラーメン、夜はステーキ。

これで、たんぱく質が足りると思いますか?
とんでもない!!たんぱく質は全く足りていません。

ですから、あなたはたんぱく質をもっと意識して摂取しなければいけないのです。

たんぱく質はどんな食品にどの位含まれている?

たんぱく質不足が判明した所で「じゃあ朝から肉や魚を食べよう!」と決めて実行できる方は殆どいないと思います。

朝から肉は食べれない・・・。
朝から準備する余裕が無い・・・。
この様な事情で食べれない方が多いのではないでしょうか?

ですから、ここでは肉や魚以外でたんぱく質が含まれている食品と、その商品にどれだけたんぱく質が含まれているのか表記していきます。

・ごはん(200g) → 5g
・牛乳(コップ1杯) → 7g
・トースト → 5.6g
・卵 → 6g
・バナナ → 1g
・グラノーラ → 14.9g
・ヨーグルト → 7.6g
・納豆 → 8.3g
・ロースハム → 3.3g
・スライスチーズ(1枚) → 4.4g
・サラダチキン → 27.4g
・ビーフジャーキー → 16.4g
・カニ缶 → 17.9g
・ツナ缶 → 14.2g

これ以外にも多数ありますが、挙げたらきりがないのでこの程度にしておきます。

意外と少ないと思うものから、意外と多いなと思うものまで色々だと思います。

これらを参考にして、たんぱく質が不足しがちな朝食や昼食にプラスアルファしてみてください。

肉や魚はたんぱく質が多く含まれますが、だからと言って肉や魚を毎食食べるのは難しいです。

でも、上記の食品を組み合わせることで一見難しそうに感じた、

主にデスクワークで特別な運動はしないという人の場合 → 体重1㎏当たり1gのたんぱく質が必要。

重りを使った筋トレをしたり、普段から運動習慣がある人の場合 → 体重1㎏当たり1.6gのたんぱく質が必要。

これらも比較的楽に達成することが可能になります。

もし、私は胃袋が小さくて今以上は食べれない、という方はプロテインなどの飲み物を使う事をお勧めします。

たんぱく質は筋肉・皮膚・髪・爪・内臓・神経伝達など重要な部分の栄養素です。

ですが、現代の食習慣ではたんぱく質が不足しがちです。しっかりとたんぱく質を意識して摂取することが非常に大切になります。

最後にお伝えしたいことがあります。

今回の記事を読んで、早速たんぱく質を摂ろう!となるのは非常に良い事です。

但し、摂取したからと言って直ぐに何らかの効果が現われる訳ではありません

少なくとも、3ヶ月は継続して摂取しないと効果は生じません。

何事も「継続は力なり」です。

ぜひ、今日から継続して自分に必要なたんぱく質量を計算して毎日摂るようにしてみてください!

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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免疫力が低下する9つの原因とは?!

DOWN

今回のテーマは「免疫力が低下する9つの原因とは?!」についてです。

前回、「免疫力を高める食事とは?!」の記事で免疫力を高める為の食事について解説しました。

免疫力が低下することで、

・疲れやすい、疲れが取れにくい
・口内炎がよくできる
・病気や怪我が治るのが遅くなった
・薬の効きが悪くなった
・肌荒れが目立つ

などの症状が生じます。
こういった症状を改善したい!とお考えの方は 「免疫力を高める食事とは?!」の 記事を読んでください。

今回は、そもそも免疫力がなぜ低下してしまうのか?この点について解説していきます。

原因を知っておかないと、免疫力を高める食事を行なっても十分な効果を得られません。
免疫力が下がる原因を知り、原因になりうるものを避けつつ免疫力を高める食事を摂る!これが理想の状態です。

では早速、免疫力が低下する原因は何なのか?を見ていきましょう!

免疫力が低下する9つの原因

  1. 加齢
    これは誰もが避けて通ることが出来ない現象です。
    加齢によって体全体の機能が衰えると免疫機能を作り出す働きや、皮膚などのバリア機能が低下します。
    免疫力のピークは10代~20歳前後と言われています。
    40代になると、ピーク時に比べて免疫力が50%低下するとも言われています。
  2. ストレス
    ストレスは免疫力を下げる大きな原因の1つになります。
    特に心理的ストレスは免疫力低下の大きな原因となります。
    精神的なストレスを受けると内臓などの働きを調節する働きがある自律神経が乱れます。
    すると、粘膜の表面でウイルスや病原体とくっついて無毒化し体内への侵入を防ぐ「IgA抗体」の分泌が下がってしまうため免疫力も弱まります。
  3. 睡眠不足
    免疫細胞は夜寝ているときに作られるため、睡眠不足は免疫力低下に直結します。
  4. 食生活の乱れ
    食生活が乱れると腸内環境が悪くなります。その結果、ウイルスや細菌と闘う菌を作れなくなるので免疫力が低下します。
  5. 運動不足
    自動車や電動自転車、インターネットの普及により、体を動かす機会が年々低下しています。運動をする事で血液循環が良くなりますが、運動不足になると血流が低下するので免疫系の働きが低下します。
    運動不足は駄目ですが、過剰な運動も要注意です。過剰なストレスにより免疫力が低下します。何事も適度が重要ですね!
  6. 身体の冷え
    身体が冷えると、血管が収縮するため血流が悪くなり、免疫細胞や栄養が身体の隅々まで運ばれにくくなるため、免疫力が下がってしまいます。代謝も悪くなり体温も上がりにくくなります。
  7. 過剰な飲酒
    大量飲酒の習慣は免疫力を低下させます。
    個々のアルコールの解毒作用によって違いますが、1日に日本酒2合以上を飲む方は健康を害しやすいと言われています。
  8. 喫煙
    タバコを吸うとニコチンによる血流の悪化、免疫を促進するリンパ球の減少、気管の粘膜を覆う線毛(異物を外へ吐き出す作用がある)の働きの低下、免疫力を高める働きがあるビタミンCの消費など、さまざまなデメリットがあり、結果的に免疫力を低下させてしまいます。免疫力を上げるためには禁煙は必須です。
  9. 生活習慣
    夜勤などによる、昼夜逆転の生活による睡眠リズムの乱れは体の不調を引き起こします。
    人間を含む生物は地球の自転による約24時間周期のリズムが存在し、それをサーカディアンリズムと呼びます。
    サーカディアンリズムによる睡眠・覚醒リズムは自律神経、ホルモンの分泌、免疫や代謝などにも影響を与えるので、生活リズムが悪いと免疫力が低下しやすくなります。

以上が免疫力が低下する9つの原因でした。

いかがでしたでしょうか?あなたは思い当たる部分ありましたか?

私は・・・・・・、

該当する部分ありました!!

偉そうに言っておきながら!と言われるかもしれませんね・・・。

ただ、言い訳をする訳ではありませんがもあなたにも覚えておいて欲しい大切なことがあります。

それは、

「完璧じゃなくても良い」

これ凄く重要です。

人間なんで、たまには夜更かししたり、偏食したり、一日中ゴロゴロしたり、お酒をグイッと飲みたくなることもあると思います。

私はそんな日もあって良いと思っています。

最初から完璧を目指すと途中で嫌になって辞めちゃいます。

途中で辞めちゃうくらいなら、多少ずぼらしてても1年間続けてる方がよっぽど良いです。(ずぼらのしすぎは駄目ですよ♪)

健康の為には「継続」が何よりも大切です。

そして、もう1つ。

「いつかやろう!では無く、今からやる」

これも大切です。

良い話聞いたな~、良い事知ったな~で終わってしまっては駄目です。

ぜひ、何か1つでも良いので体に良いこと今日から、今から始める!

この考え方も大切です。

ぜひ、この2つの事を頭に入れて日々生活してみてくださいね。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。

また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。

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免疫力を高める食事とは?!

今回のテーマは「免疫力を高める食事とは?!」についてです。

あなたは、最近こんなことでお悩みでは無いですか?

・ウイルスや細菌などに感染しやすくなった
・疲れやすい、疲れが取れにくい
・口内炎がよくできる
・病気や怪我が治るのが遅くなった
・薬の効きが悪くなった
・肌荒れが目立つ

もし、このような症状でお悩みなのであれば、あなたの「免疫力」低下している可能性大です!

免疫力が低下すると、インフルエンザや季節性の感染症に罹りやすくなったり、ガンの発症リスクも上昇します。

そういった事にならないように、今の内に免疫力を高めておきたいという方は先を読み進んでください。

免疫力とは? 

免疫とはウイルスや細菌、微生物などから身体を守る仕組みのことです。
人間の身体は数多くの細胞から成り立っており、健康で過ごすためにはこれらの細胞を傷つけるウイルスなどを取り除く必要があります。外部から入り込んできたウイルスなどの異物を攻撃し、自分自身を守るのが免疫の役割です。

実は私たちは日常的に口や鼻からさまざまな異物を取り込んでいます。しかし、自分の体内に異物が侵入していると意識することはほとんどないですよね。それは免疫機能が働いて自分の細胞と外部から侵入した異物を見分け、異物だけを攻撃し取り除いているからなのです。

免疫力を高める為に大切な事

では、免疫力を高める為に大切な事とは何なのか?それはたった1つです。

「1日3食バランスの良い食事を摂る」これに尽きます。

免疫の機能がきちんと働いて、健康な体を維持・増進するためには、1日3食バランスよく食べることが基本であり重要なことです。

不規則な食生活や偏食や欠食は避けて、なるべく様々な食品から、糖質・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維をバランスよく、腹八分目で食べるように心がける。

そして、1日3食バランスの良い食事を摂ることが何に好影響を与えるのか?というと・・・、
最近の記事で頻繁にお伝えしている事なので「また~?」となるかもしれませんが、 

「腸内環境が整う」

やはり、ここに行き着きます。

腸は口から食べた食べ物を消化・吸収する場所ですが、外界から体内に入ってきた食品と共にウイルスや病原菌などが侵入してくるリスクが高い場所でもあります。

そのため、腸の壁の内側には免疫をつかさどっている免疫細胞が集中しており、体全体の免疫細胞の約7割が腸に集まっているのです。

さらに、小腸の壁に存在するパイエル板では、免疫細胞に体に有害な異物を学習させて訓練していることも明らかになっています。

訓練された免疫細胞は腸での免疫に関与するだけでなく、血液の流れに乗って体中に運ばれて、病原菌やウイルスを攻撃します。

そのため、免疫力を高めるためには腸の状態を良くすることが重要なポイントになります。

では、具体的にどんな食品が免疫力を高めてくれるのか?を見ていきましょう!

・きのこ類
 しいたけ、しめじ、えのき、舞茸、エリンギ、キクラゲなどのきのこ類は、低カロリーで食物繊維が豊富な食品です。中でもβ–グルカンといわれるタイプの食物繊維は、免疫力を高める作用が知られています。
 また、免疫機能を調節するビタミンDも多く含みます。特に天日干ししたものは、紫外線の作用でビタミンDが豊富です。スープや炒めもの、炊き込みご飯など、さまざまな料理に使えるので、冷蔵庫にストックしておきたい食品です。

・発酵食品
 納豆やヨーグルト、甘酒などの発酵食品は、腸内環境を整え免疫機能を調節する乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を含みます。これらの菌は腸にたどり着いた後、長期間すみ着くことはないので、毎日続けて摂り続けるのがおすすめです。

・肉や魚類
 これらは、たんぱく質の摂取源になる食品です。たんぱく質は体を構成している細胞だけでなく、体を菌やウイルスなどから守る免疫物質のもとになります。
 肉なら、鶏のむね肉やささみ肉、魚なら、アジやサケなどにたんぱく質が多く含まれています。また、魚にはたんぱく質に加え、免疫機能を調整するEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった脂肪酸が豊富に含まれます。

・野菜や果物類
 野菜や果物は、ビタミンやミネラルの摂取源になる食品です。ビタミンやミネラルの中には、免疫が正常に機能するために欠かせないものがあるため、不足しないように注意が必要です。
 また、野菜や果物は大豆や、きのこ類と同様に食物繊維が豊富です。食物繊維は消化されずに大腸に届き、免疫機能を高める働きがある善玉菌を増やします。

・卵や乳製品、大豆製品
 卵や牛乳・ヨーグルトは、良質なたんぱく質を手軽に摂れる食品です。加えて、ヨーグルトの場合は乳酸菌やビフィズス菌も摂ることができます。
 また、大豆は植物性食品に由来するたんぱく質(植物性たんぱく質)を摂取できる食品です。肉や魚などに由来するたんぱく質(動物性たんぱく質)と植物性たんぱく質はバランス良く摂る必要があり、植物性たんぱく質を意識して摂りたいときなどにおすすめです。

以上が免疫力を高める為に必要な食品となります。

いかがでしょうか?あなたはこれらの食品をバランスよく摂れていましたか?

私は当院にお越しの患者さんに食事についてお話を聞いていくようにしています。

それを聞いた上での私の個人的な印象になりますが、「肉や魚」「卵や乳製品や大豆製品」が不足している人が多いなと感じています

皆さん食べていない訳ではありません。
しかし、1日に必要な量を満たしていないという感じです。

免疫力を高める上で、肉や魚、卵、大豆製品などに含まれるたんぱく質が非常に重要になります。しかし、このたんぱく質の量が不足しているが故に免疫力が低下してしまっている印象です。

ウイルスや細菌などを攻撃する「抗体」はたんぱく質から出来ています。それなのにたんぱく質が不足していれば、ウイルスや細菌と闘ってくれる抗体ができません。

但し、たんぱく質だけを大量に摂れば良いという訳ではありません。始めにもお伝えした通りバランスが重要です。

上記の5項目を見て、自分で不足しているなと思った食品をしっかりと摂るようにしてみてください。

そうすることで、免疫力が高まって病気・疲れ知らずで何歳になってもしたい事を全力でできる身体へと変貌を遂げることができるようになりますよ!

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。

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”快腸”に必要な2つの習慣

今回のテーマは「”快腸”に必要な2つの習慣」についてです。

これまで、何回かに渡って腸内環境について解説してきました。

腸内環境が良く無ければ、ウォーキングや水泳などの運動をしようが、ストレッチをしようが、体操をしようが健康にはなれません。

ですから、いかに腸内環境を整えて快適な状態”快腸”にできるか?
これが最重要事項
になってきます。
過去の記事では腸内環境を整えるには食事が重要ですよ!ともお伝えしてきました。

今回は食事以外で重要な”生活習慣”について解説していきたいと思います。

人間は基本的に毎日”習慣”で生きています。
毎回毎回、その都度選択して行動するのは体も脳も疲れてしまいます。

例えば・・・、
・ご飯食べる時にお箸をどうやって持つか?
・お箸を持つ力加減は何割で持つか?
・食べ物を掴んで口に運ぶ際どの位のスピードにするか?
・口に運ぶ際にどの関節を動かすか?
・どこの筋肉を使うか?

などと、こんなことを毎回考えながらしていたら大変ですし、疲れますよね?

だから、人間は一度経験したことは次回から考えたり悩まなくても良いように習慣化して、体や脳に疲労が蓄積しないようにしているのです。

習慣化のメリットは毎回選択しなくていいので疲れないことですが、デメリットとしては延々と無意識に繰り返してしまうことです。
ですから、身体に負担が掛かっていたとしても延々と繰り返してしまうので、遅かれ早かれ身体に問題が生じてしまいます。

これって怖くないですか?
自分では身体を悪くしようとは全く考えていなくても、あなたの習慣化された行動が体に問題を生じさせてしまうんです。

そんな訳で今回は”快腸”に必要な正しい2つの習慣について解説していきます。

➀トイレ習慣

 特に現代の女性に多い傾向にありますが、あなたは下痢や便秘でお悩みではありませんか?もしそうなのであれば、あなたの腸は状態が悪い証拠です。

そんな状態から卒業して、毎日スッキリとした快便をもたらすトイレ習慣を実践してみてください。

毎日朝食を食べる
 起床したら食事を必ず摂るようにしてください。朝食で腸に食べ物が入ってくると、反射作用により腸を動かすスイッチが入り、S状結腸に溜まっていた便が肛門へと動き出す。

とりあえず5分間トイレに座る
 便が出なくても毎日5分間は必ずトイレに入るのをお勧めします。
座ることで排便リズムを習慣化させることができます。踵を上げて前屈みの姿勢にすると直腸から肛門までが真っ直ぐになり、便が出やすくなるのでお勧めです。

冷たい水をかける
 トイレに座っても便が出ない場合は、一度手や顔に水をかけてみましょう。冷たさを感じることで自律神経が反応し、腸の神経に作用して便意を催すことが期待できます。

たくさん水を飲む
 便秘気味の人の便は絞りかすのように水分が不足した状態です。
常温の水を飲むことで腸の血液量を増やすだけでなく、便を柔らかくして出しやすくする効果が期待できます。
理想としては一日2L程度の水分を摂ることを目標にしてみてください。

②お風呂習慣

 あなたのお腹に手を当ててみてください。冷たくありませんか?
腸が冷えると、血流が悪くなり、腸の蠕動運動(便を肛門に押し出す力)が低下します。
ですから、腸を温めて働きを活発にすることが可能な”入浴”がおすすめです。

温度設定
 入浴の際の温度設定は非常に重要です。
40℃以上の熱いお湯に浸かると交感神経が優位になります。そうすると、血管が収縮して血液量が減少し、腸の働きが悪くなってしまいます。ですから、入浴の際の理想の温度は38℃~40℃を目安にすることで副交感神経を優位にさせてください。

入浴時間
 入浴時間も非常に重要です。
お風呂でユーチューブや映画を見る方など長風呂の方は例外となりますが、基本的には10分~15分が理想です。
この時間を38℃~40℃のお湯に浸かることで全身の血流が大幅に増加して腸の働きが活性化されます。
最近はシャワーだけで済ませてしまう方が多いですが、シャワーの方は入浴による全身の血流増加の恩恵を受けれません。

どの程度お湯に浸かるか?
 入浴の際にどこまで浸かるかも非常に重要です。
胸の辺りまで浸かる方が多いと思いますが、肩がお湯の中に隠れるくらいまで浸かってください。
更に効果的なのは首も隠れるくらい浸かる方法です。肩や首が隠れるくらい浸かることで、血流が大幅に増加して腸の働きが活性化されます。

注意点として、この方法で15分以上浸かる方や息苦しさを感じる方は中止してください。この場合、のぼせてしまったり、息苦しさで交感神経が優位になってしまう可能性があります。

以上が”快腸”に必要な正しい2つの習慣になります。

1つ1つを見れば大したことではありません。

しかし、これらを毎日継続して実施して習慣化できれば、あなたの腸は”快腸”になり健康体へと変貌できます。

その上で運動・ストレッチ・体操などをすれば相乗効果で効果抜群です。

何歳になっても、自分がしたいことを全力で出来る身体になりたい方は絶対実践するべきです!

違和感・痛み・歪みなどは1日で急には形成されません。
例え、症状が突然出てきたとしてもそれは数日間や数週間、数年などの悪い習慣により形成されています。

その悪い習慣を変える為には”良い習慣の継続”です。

ローマは1日にして成らず

こんな有名な言葉がありましたよね?

ぜひ、あなたも今日から良い習慣作ってみてください。

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腸に良いはずの4大食品の落とし穴

今回のテーマは「腸に良いはずの4大食品の落とし穴」です。

前回は「健康な腸の為にはこの4大食品を摂れ!」で健康な腸の為に必要な事について解説しました。

健康な腸になるためには腸内細菌のバリエーションが多いことが重要。

その為には善玉菌が育ちやすく腸の強い味方となる4大食品

➀発酵食品
②水溶性食物繊維
③オリゴ糖
④EPA・DHA

これらを意識的に摂取することが重要であるとお伝えしました。

しかし!!

なかには発行食品や食物繊維を摂るとかえってお腹が張ってしまい、便秘や下痢を引き起こし、調子が悪くなる人がいます。

前回、健康な腸になる為に必要な4大食品を摂っているけど逆に調子が悪くなった!という方は今回の記事を必ず読んでください。

では早速、健康な腸になる為に4大食品を摂っているけども、逆に調子が悪くなる理由を解説していきます。

その理由は、SIBO(小腸内細菌増殖症)だと考えられます。

SIBOと言われても全く解らないと思いますので簡単に説明します。

SIBOは、加齢による機能低下や小腸の出口であるバウヒン弁(回盲口)が緩むことで起こります。

本来、大腸にいるべき細菌が小腸内に流入してしまい大増殖してしまう状態です。

すると、小腸内でガスが充満してしまいます。小腸は本来、ガスに耐えるような構造をしていません。その為、炎症を起こしたり、腸粘膜が壊されるなどが起きる病気です。

その結果、便秘・下痢・お腹の張りなどが症状として発生すると考えられています。

小腸の中で細菌が増えすぎると、代謝産物が過剰に産生されます。そこに、4大食品に含まれる発酵食品や食物繊維を細菌に与えると火に油状態。小腸の中で細菌が増殖し大量のガスが発生して、更なる不調を招くことに繋がります。

過剰に菌が増えた小腸の中では、4大食品は味方では無く敵になりうるのです。

SIBOや過敏性腸症候群などに該当する方は、食物繊維や発酵食品を避けるようにしてください。
一方、そういった病気が無い場合は積極的に摂り入れることをお勧めします。

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健康な腸の為にはこの4大食品を摂れ!

今回のテーマは「健康な腸の為にはこの4大食品を摂れ!」です。

前回は「腸からのSOSサインはこれ!」で腸の状態が悪い時の症状について解説しました。

では、腸が悪い状態だった場合どうしたら腸が良い状態になるか?

それは「腸に良い食品を摂り入れる」という至極当たり前の事になります。

「腸に良い食品とは?」と思われたあなた!安心してください。

今回は健康な腸にするための4大食品をお伝えしていきます。

腸の状態が悪いあなたは、是非今日からこの4大食品を意識して摂取するようにすることで健康で快適な毎日を過ごすことができるようになりますよ!

「良い腸内環境ってどんな状態?」

こんな風に聞かれたらあなたは何と答えるでしょうか?

「善玉菌が沢山ある状態」

こんな風に答える方が多数だと思います。

もちろん、これは間違いではありません。

しかし、ただ善玉菌が悪玉菌よりも多いだけでは不十分なんです。

健康な腸の条件は腸内細菌のバリエーションが多いこと。

これが重要になります。

腸内細菌の種類が多い程、腸の粘膜のバリア機能が高まり、外から入る細菌やウイルスに対しての免疫力がアップします。

一方、似たような種類の腸内細菌ばかりでは腸粘膜のバリア機能が衰え免疫力が低下すると言われています。

ですから、健康な腸を目指すなら1日に摂る食品の数を増やすことが重要になります

では、善玉菌が育ちやすく腸の強い味方となる食品4つを紹介していきます。

➀発酵食品
②水溶性食物繊維
③オリゴ糖
④EPA・DHA

これらの食品を摂取することで腸内細菌のエサとなる栄養素の種類が増え、さまざまな腸内細菌が活発に働くようになります。

順番にもう少し詳しく解説していきます。

➀発酵食品
 発酵食品は善玉菌を刺激して、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活性化させます。納豆やヨーグルトなどには、善玉菌のエサになるだけでなく、腸内を弱酸性にして悪玉菌が増えるのを防ぐ効果も期待できます。

 主な食品:ヨーグルト、味噌、納豆、キムチ、醤油、酢、塩麹、ピクルス、チーズ、鰹節など。

②水溶性食物繊維
 食物繊維は加齢と共に乱れがちな腸内環境のバランスを整えます。善玉菌が水溶性食物繊維を分解した時に作りだされる短鎖脂肪酸の脂肪燃焼効果にも注目が集まっています。
 
 主な食品:海藻、ごぼう、もち麦、ブロッコリー、オクラ、モロヘイヤ、かぼちゃ、アボガド、キウイなど。

③オリゴ糖
 オリゴ糖には、ビフィズス菌などの乳酸菌のエサとなって善玉菌を増やす効果が期待できます。悪玉菌のエサにはならない為、効率よく善玉菌だけを増やすことができるのが特徴。

 主な食品:バナナ、玉ねぎ、はちみつなど。

④EPA・DHA
 EPAやDHAは体内で産生できないため食事から摂る必要性があります。腸の中の炎症を鎮め、善玉菌が増えやすい腸内環境に整えるだけでなく、潤滑油として便の通りをよくする効果も期待できます。
 
 主な食品:青魚、鮭、アマニ油など。

以上が健康的な腸内環境に整える為に必要な4大食品となります。

中にはあなたが普段から摂っている食品もあったかもしれません。

でも、大事なのはこれら4大食品を継続して全ての食品を1日の中で摂取できているか?ここが重要です。

ときどき、海藻類食べています。バナナは毎朝食べています。EPA・DHAはサプリで摂っています・・・。

これ自体は悪くはありません。
しかし、それだけでは不十分なんです。

毎日、4大食品を1日の中で摂取する!

これが理想の状態であり、その位の意識で実践してみてください。

その生活を短くても2~3ヶ月続けてください。

そすれば、あなたの腸内環境は必ず良くなりますよ。

腸内環境は筋肉と同じです。

筋肉が衰えるのは早いですが、逆に筋肉を付けようと思うと少なくとも2~3ヶ月はかかりますよね?

健康の為に大事なことは「何を食べるか?」と「いかに継続するか?」

これが大事です。

明日の健康の為に、是非今日から4大食品摂ってみてください。

※4大食品を摂って不調になる場合は直ぐに中止してください。不調になる原因については次回解説します。

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腸からのSOSサインはこれ!

今回のテーマは「腸からのSOSサインはこれ!」です。

前回、腸内環境(腸内細菌)が大事だよというお話をしました。

未だ見て無い方は先に「腸内環境を左右するものとは?」をご覧ください。

明らかにお腹の調子が悪いと自覚している場合は話は別です。

しかし、自分は腸内環境が良いのか?悪いのか?が分からない・・・。

そんな方も多いと思います。

そこで、今回はそんな自分では判断が難しいよ!

という方が自分で判別出来るよう「腸からのSOSサイン」について解説していきます。

これを知ることで、普段なら気づかないような不調に今後気づけることができるようになります。

腸からのSOSサイン9つ

順番に解説していきます。

➀便秘・下痢
 これは最も代表的なものであり自覚しやすい症状ですね。腸内細菌のバランスの乱れ、食生活や生活習慣の乱れ、精神的なストレス、感染症やアレルギーなど、心と体のあらゆる問題への反応として、下痢や便秘という症状が現われます。

②おならの増加
 腸内の悪玉菌が増えると、ガスの量が増えて匂いも臭くなる。便秘や過敏性腸症候群のほか、大腸癌やSIBO(小腸内細菌増殖症)などの病気に起因する場合もある。

③お腹の張り
 おならの増加と同様に、悪玉菌の増加によるガスの過剰発生が原因。便秘と併発することが多く、食欲不振などを招く。

④腹痛
 便秘や下痢と併発することが多いが、痛みの感じ方や位置などで原因も変わってくる。激しい痛みや長引く場合は医師の診断を受けてください。

⑤お腹がゴロゴロ
 腸の動きが激しい時に鳴る音。空腹時に鳴るのは問題無いが、食事直後にも音が激しいようなら注意が必要。

➅体重の急な増減
 腸内フローラのバランスが崩れ、消化・吸収の機能が上手く働いていない状態。体重増加は吸収し過ぎ、体重減少は吸収せずに流してしまっている。

⑦肌つやの低下
 腸内フローラのバランスが崩れ、悪玉菌による代謝物が肌に悪影響を与えている。栄養吸収の機能が低下したり、病気に起因することも。

⑧ゲップ・胸やけ
 お腹の張りやおならの増加と併発することが多い。ガスの過剰発生で胃腸の内圧が上がり、胃液などが食道へ逆流してしまうことで起こる。

⑨便の状態
 便の色や形によって、腸内環境の状態を量るパロメーターになる。

以上が腸からのSOSサイン9つになります。

どうだったでしょうか?結構思い当たる部分があったのではないでしょうか?

便秘やお腹の張りがある方は当院にも多数いらっしゃいます。

そういった方は症状があるのが当たり前。いつも通りだから特に対策はせずそのまま放置、もしくは自分はこういうタイプだからと諦めています。

あなたの体の当たり前は、一般的には当たり前では無く、そのまま放置していると危険な結果を招くことが多いです。

上記に挙げた9つのSOSサインの中でも、便の色や形をチェックするのは、普通見ることの出来ない腸内の状態をチェックすることが出来るので非常に有効的です。

私は排便後、毎回便をチェックします。

しかし、排便後は便を見ずに紙で拭いて水を流す。という方もいると思います。

先程も述べたように、便は普通見ることの出来ない腸内の状態をチェックできます。

ですから、自覚症状が無かろうとも是非、今日から便をチェックして欲しいです。

理想的な便
 表面が滑らかでバナナのような形をしている。やや黄色っぽい茶色の便。

便秘時になりやすい便
 ・ウサギのフンのようにコロコロと固い便
 ・お団子のようにコロコロ便が合体した便
 ・やや硬めで表面にヒビが入った便

下痢時になりやすい便
 ・細切れの断片のような柔らかい便
 ・形を留めず、ドロリとした便
 ・ほぼ液状の便

注意が必要な便
 ・灰白色(かいはくしょく)便:十二指腸や膵臓、胆管のガンが胆汁の出口を塞ぎ、胆汁が流れない状態で出る白い便
 ・赤色マーベル便:赤い血が便内部まで混ざった便で、大腸の出血が原因。表面だけが赤ければ痔のこともある。
 ・黒色タール便:黒いタールのような便で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの出血が原因。

このように便の状態をチェックする事で、体の健康状態を色々と推測することができます

食生活や生活習慣が一時的に乱れて、一時的に便秘や下痢になるのであればまだOKです。

しかし、便秘や下痢が1ヶ月以上と慢性的に続いており、便の状態が悪いのであれば早急に対策を講じる必要性があります。

そのまま放置していると、遅かれ早かれ辛い症状が現われます。

もし、上記に挙げた注意が必要な便に該当したという方は非常に緊急性を要します。今すぐ、近くの病院を受診してください。

どこに行ったらいいか分からないという方は、消化器内科、胃腸科、肛門科、一般内科などを早急に受診してください

健康を維持する為には、これらに注意を向ける「傾腸」の習慣を持つことが大切です。

今日から身体からのSOSサインにしっかりと耳を傾けてみてください。

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腸内環境を左右するものとは?

今回のテーマは「腸内環境を左右するものとは?」です。

私達の腸内の環境を左右するもの。
それは約100兆個も存在すると言われる「腸内細菌」です。

近年は「腸内細菌」という言葉を知っている方は非常に多くなってきました。
健康に意識を向けるという事は非常に重要なので喜ばしいことですね。

しかし、

「腸内細菌という言葉は知ってるよ!詳しくは知らないけどお腹の環境を整えるのに関係するやつでしょ?」

その位の認識で終わってしまっている方が多いのではないでしょうか?

これで終わってしまわないでください。

「いま便秘も無いし、別にお腹の状態悪くないし別に良いんじゃない?」と思われるかもしれません。

でも、腸内環境は今日大丈夫でも1週間後には悪くなり得る場所なんです。

ですから、しっかりと腸内環境について理解して将来の健康に備えてください。

腸内細菌は宿主である人と共生関係にあり、食物から得る栄養素をエサに発酵する事で増殖していきます。

また、さまざまな代謝物を生成することで、人体の機能に大きな影響を与えています。

腸壁の粘膜にびっしり生息しているため、まるでお花畑(フローラ)のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれ、総重量は約1.5kgにもなります。

腸内細菌は大きく3つに分けられます。

  • 善玉菌
  • 日和見菌
  • 悪玉菌

この3つには理想的なバランスがあります。

  • 善玉菌:2割
  • 日和見菌:7割
  • 悪玉菌:1割

腸内環境が上記のように善玉菌が優勢であれば健康を保てます。

一方、

  • 善玉菌:1割
  • 日和見菌:7割
  • 悪玉菌:2割

などのように悪玉菌が優勢になると不調を生じやすくなります。

それぞれの細菌の働きについて簡単に説明すると、

  • 善玉菌:代謝物が消化・吸収機能に役立ち、人体に良い影響を与える細菌
  • 日和見菌日和見菌は腸内において数的に優位な方に加勢をする細菌
  • 悪玉菌便秘や下痢を招いたり、代謝によって有害な毒素を作ったりする人体に悪影響を及ぼす細菌

上記の事からも、いかにして善玉菌が悪玉菌よりも優勢な状態に常日頃からしておくのか?が重要になってきます。

腸内細菌は遺伝との関連性も言われていますが確実ではありません。

どちらかと言うと、
・生まれてから接触する周囲の人の影響
・日常生活動作
・何を食べ、何を飲んでいるか?などの食習慣

ここの影響が大きいと考えられています。

特に幼児期に上記の環境が悪いと腸内細菌のバランスは崩れます。

そして、幼児期に形成された腸内環境(細菌バランス)はその後の人生に影響を与えます

腸内洗浄や便移植でもしない限り、腸内細菌の割合が良い方向に大きく変更することはありません

但し、日常生活動作や食生活を変える事によってある程度、腸内細菌の割合を変える事が出来ると考えられています。

良い方向に大きく変更することはありませんが、悪い方向に大きく変更するタイミングがあります。

今は腸内環境が悪い認識は無いし大丈夫!と油断しているあなた!しっかり覚えておいてください!!

その悪くなるタイミングとは・・・、

「加齢」です。

60歳を過ぎた頃から腸内細菌の組成に大きな変化が訪れます

善玉菌が徐々に減り始め、悪玉菌が増え始めるのです。

人間は食べた物を材料にして体を作っています。

その際に消化・吸収の為に中心になって働くのが腸です。

その腸内環境が悪いと、上手く消化・吸収が出来なくなります。

健康の為に一生懸命歩いたりと運動をしても健康に近づいていない気がする

それは、腸内環境が悪いからかもしれません。

腸内環境は幼児期に形成されます。

ですから、自分が苦しむだけでなく子供にも苦しみを与える可能性があります。ひいては孫にまで影響を与える可能性もあります。

自分の為、家族の為にも今日から「腸内環境」意識してみてください。

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こんな油を摂っているあなたはヤバイ!

今回のテーマは「こんな油を摂っているあなたはヤバイ!」です。

突然ですがクイズです!

「油は体に良いものですか?それとも悪いものですか?」

考えてみてください

正解は「油は体に良いものにもなるし、悪いものにもなる」です。
(ずるい回答ですみません・・)

恐らくあなたは、「油は体に悪い物」と考えたのではないでしょうか?

「油=肥満」

そんな連想をされる方も多いと思います。
だから、体には悪い物というイメージがついちゃうのだと思います。

しかし、油は適量摂らなければ体の様々な機能に悪影響を及ぼします。

今回はそんな「油」について解説していきますが、油の中でも特にこの油はヤバイ!というものがあります。

でも、このヤバイ油は皆さんが気づいていないだけで、日本では至る所に存在しています。

ですから、ヤバイ油についてしっかりと理解して自分でヤバイ油を避ける習慣を付けるようにしてください。

その結果、動脈硬化や心疾患などの重大な将来の病気を防ぐことが可能になります。

油(脂質)の役割は多岐に渡ります。
・細胞膜の形成
・脳や神経の機能を保つ
・ホルモンの材料になる
・胆汁を作る材料になる
・皮膚や髪に潤いを与える

などが主な役割となります。

ただし、一口に「油」といっても種類は様々で、体にどの様な影響を及ぼすかは種類によって異なります。

ですから、積極的に摂りたい油もあれば、できるだけ控えたい油もあります。

油の種類は主成分である脂肪酸の構造で決まります。

先ず脂肪酸は大きく「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分かれます。

それぞれの脂肪酸についてもう少しだけ説明を追加すると、

飽和脂肪酸
飽和脂肪酸は常温では固体である事が多く、酸化しにくいという特徴があります。
肉類、バター、乳製品、パーム油などに含まれる脂肪酸です。
現代人はこの油を摂りすぎる傾向にあると言われています。

不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸は常温では液体であることが多く、空気や熱で酸化しやすい性質があります。
不飽和脂肪酸は構造上の違いから、「多価不飽和脂肪酸」「一価不飽和脂肪酸」の2つに大きく分けられます。

多価不飽和脂肪酸
・オメガ3系脂肪酸:青魚、えごま油、アマニ油、などに含まれる。
・オメガ6系脂肪酸:コーン油、綿実油、ゴマ油などに含まれる。

一価不飽和脂肪酸
・オメガ9系脂肪酸:オリーブオイル、キャノーラ油などに含まれる。

オメガ3とオメガ6は別名必須脂肪酸とも呼ばれ、体内で作る事ができません(オメガ9は体内で作ることが可能)。ですから、意識的に必須脂肪酸を摂取する必要性があります。ただし、バランスが重要になります。

現代人はオメガ6を多く摂取する傾向にあります。オメガ6とオメガ3の割合が5(オメガ6):1(オメガ3)になっていると言われています。

これではバランスが非常に悪い為、2(オメガ6):1(オメガ3)の割合が健康の為には理想的だと考えられています。

お待たせしました。

では、本日のタイトルにもあったこんな油はヤバイ!は何なのか?

それは・・・

「トランス脂肪酸」です。

これを知っている!という方は栄養に関しての勉強されたことがある方ですね!

でも、殆どの方が初めて聞いたかもしれません。

トランス脂肪酸は本来体内に不要な脂肪酸であり、長期間の過剰摂取により心臓血管系に重大な問題を起こすと言われています。

WHO(世界保健機関)が「心臓血管系の健康増進のため、食事からトランス脂肪酸の摂取を極めて低く抑えるべきだ」と勧告しています。

トランス脂肪酸の大きな問題は細胞の機能を阻害することです。細胞一つひとつが健康であるかどうかのカギは細胞膜にかかっています。

それは、細胞膜が酸素や栄養素の受け渡しをする、情報伝達の信号を送る、老廃物を排泄するなどの重要な役割を担っているからです。

トランス脂肪酸はこの細胞の機能を阻害し、上記の様な働きが弱体化するので可能な限り避けるべきだと言われています。

では、どんな物にトランス脂肪酸が含まれているか?

それは、マーガリンやショートニングに多く含まれています。

アメリカでは2018年からトランス脂肪酸の食品への添加禁止が決まりました。
また諸外国では規制が広がる一方で、日本では何も規制がありません。

ですから、店舗に並ぶ様々の物にトランス脂肪酸が含まれています。

菓子、パン、ケーキ、揚げ物、クリーム、バター・・・。

このように、枚挙にいとまがないです。

日本ではトランス脂肪酸を含んだ食品は多数あります。

ですから、一切口にしないというのは難しいかも知れません。

しかも、トランス脂肪酸を多く含んでいる食品に限ってフワサクで美味しくて病みつきになってしまいがち・・・。

だから、出来る限り摂取を控える!という認識で良いと思います。

意外とこの食品に入っているんだ!という食品も沢山あります。

ですから、普段から商品の裏面にある原材料が示された食品表示を必ずチェックする習慣を付けてください。

食事は精神的な安定の為に重要ですし、体を作る栄養素ともなります。

1日2日体に悪いものを食べた位であれば大きな問題は生じません。

しかし、毎日、毎月、何年も悪い食事を続けていると、気づいた時には体はボロボロになっています。

一度ボロボロになってしんどくて辛い状態になってしまうと、回復するには時間が掛かるので辛い期間が長くなります。急には無くならないのです。

普段からの意識や行動が未来の自分に跳ね返ってきます。

ぜひ、未来の健康の為に今日から「油」に注目してみてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。

また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。

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しつこい疲れはここを疑え!

寝相

今回のテーマは「しつこい疲れはここを疑え!」です。

あなたはこんな症状でお悩みではありませんか?

「疲れやすい」

「疲れが取れない」

「病気や怪我が治りにくい」

「塩辛い物を異常に食べたくなる」

このような症状がある方は、

「副腎疲労」

の可能性があります!

疲労を取るために色々と試しているけど中々改善しないという方は、是非参考にしてください。

副腎疲労とは主にストレスと栄養失調、体内の炎症がキッカケでうつ病のような症状をもたらす病気です。

副腎は腎臓の上に位置する約2~3cmの小さな三角形の臓器で左右1対ずつあります。1つは約4~5g程度の小さな臓器ですが、人が生きるために必要なホルモンを分泌するとても大切な臓器です。

副腎は人が生きていく上で重要なホルモンを放出していますが、その中でも一番重要なのが、心身を元気にしたり、ストレスを打ち消したりする働きを持つ「コルチゾール」です。

コルチゾールの分泌量は一日の中で大きく変動します。

朝には多く分泌され、昼過ぎには減り始め、夜には殆ど出なくなります。

ところが、絶え間なくストレスが掛かったり、体のどこかに炎症が起きたりすると、副腎は体を守る為に一日中コルチゾールを出します。

このコルチゾールが絶え間なく出ている状態が長く続くと、徐々にコルチゾールの分泌が低下し、最終的には出すことが出来なくなってしまいます。この状態こそが「副腎疲労」なのです。

簡単にまとめると、
➀強いストレスや不規則な生活、慢性の炎症が脳に刺激を与える
②コルチゾールを出し過ぎて、副腎が疲れてくる
③副腎が疲れて、コルチゾールを出すことができなくなり、不調が発症する

一般的には副腎疲労かどうかを検査する場合は、唾液検査を行ないます。
唾液を採取して、主に唾液中のコルチゾールの分泌量と分泌パターンから判断するというものです。

しかし、自分は絶対副腎疲労だという確信が無い限り、検査を受けるのには少しハードルが高いと思います。

なので、私は唾液検査以上より簡便な主観的な症状から判断されることをお勧めしています。

下記の症状に当てはまるものがあれば、副腎疲労の疑いがあると考えてください。

  • 朝起きれない。起きるのが辛い
  • 一日中疲れが取れない
  • 塩辛いものを異常に食べたくなる
  • コーヒーや濃いお茶などカフェイン入りの飲み物が欲しくなる
  • 日常のことを何とかするので精一杯
  • 性欲の低下
  • 怪我や病気が治りにくい
  • 立ちくらみ
  • うつ症状。何をしても楽しくない
  • キレやすい
  • 記憶障害

いかがでしょう?当てはまるものはありましたか?

では、上記の項目に該当するものがあったイコール副腎に絶対問題があるか?と言うとそうとは限りません。

副腎だけの問題では無く、全身の異常から来ている可能性もあります。

副腎はネットワーク臓器とも言われ、様々な臓器と繋がっています。

その為、副腎が機能低下すると、繋がっている他の臓器も機能低下してしまいます。

その為、上記に挙げた症状以外の症状が出ることもあります。

逆に副腎を整えてあげると他の臓器も機能向上してお悩み改善へと向かいます。

本日のまとめです。

「疲れやすい」「疲れが取れない」「病気が治りにくい」「塩辛い物を異常に食べたくなる」

これらの症状でお悩みの方は「副腎疲労」の可能性があります。

副腎疲労が起こる過程は、
➀強いストレスや不規則な生活、慢性の炎症が脳に刺激を与える
②コルチゾールを出し過ぎて、副腎が疲れてくる
③副腎が疲れて、コルチゾールを出すことができなくなり、不調が発症する

副腎疲労が起こる原因の一番はストレスです。

ストレスとは精神的なストレスだけでなく、大気汚染、食品添加物、気温の変化、不規則な食生活、バランスの悪い食生活、持病や感染症など体内で炎症を起こす恐れのあるものすべてがストレスとなります。

今あるあなたの症状は急に出てきたものではありません。

長年の悪い生活習慣により、徐々に悪いものが蓄積されて発症したものです。

ですから、お悩みを解消する為には、この「悪い生活習慣」を変えていかなければいけません。

そうでないと、一時的に症状が落ち着いて治ったと思ったらまた症状が出てきた!

このような一進一退の戦いを何年も続けるのは辛いですよね?

先ずはこの機会にご自身の生活を見返してみてください。

過度にストレスを掛けているような行動をしていないかな?と探してみてください。

もし、ストレスをかけているような行動があるのであれば、今の自分にできるストレス解消法は何か?を考え、実践してみてくださいね!

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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ゴールデンウィーク期間のご案内

オープン

ゴールデンウィーク期間中の5月3日(水)・4日(木)・5日(金)は祝日となりますが、当院は通常通り営業しております。

もし、あなたが現在お身体の不調を抱えているのであれば1日でも早く改善へと向かうようにお手伝いをいたします。

当院ホームページをご覧になっていただき、「良さそうだなー」と思えればご連絡ください。

ご予約・ご相談などはLINE・メール・電話で受けつけております。

営業日のご案内

オープン

4月29日(土)昭和の日は祝日となりますが、当院は通常通り営業しております。

もし、あなたが現在お身体の不調を抱えているのであれば1日でも早く改善へと向かうようにお手伝いをいたします。

当院ホームページをご覧になっていただき、「良さそうだなー」と思えればご連絡ください。

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糖質の摂りすぎはなぜ危険なのか?

質問

今回のテーマは「糖質の摂りすぎはなぜ危険なのか?」です。

最近は糖質の危険性については色々な所で言われているので年齢を問わず多くの方が糖質の摂りすぎは良くないと知っていると思います。

糖質は効率よく細胞のエネルギーを生み出す貴重な栄養素です。

しかし、現代社会はあまりにも利便性が高まり、いつでもどこでも簡単に糖質を食べることができるようになりました。

その結果、ほとんどの現代人が糖質摂取過剰の状態に陥っています。

朝にパン、昼にパスタ、午後にお菓子を楽しむ・・・。

健康の為にと野菜ジュースを飲んで、夜はビールを飲んだり会食でワインをを飲みながらフルコース・・・。

こんな高糖質な食生活も珍しくはないことでしょう。

あなたはこんな風に思ったことはありませんか?

「糖質の摂りすぎが良く無いことは頭では理解できる。でも、美味しい食べ物や飲み物に限って糖質が沢山入っているから止めたくても止められないんだよね~」

その気持ち・・・、良く解ります。

「やめられない♪、とまらない♪、○○えびせん♪」

昔こんなCM流行りましたね・・・

それはさて置き、今回はそんな止められない方に知っておいて欲しい糖質過剰摂取の危険性についてお伝えしていきます。

多くの方は、なぜ危険なのか?それをしっかりと理解できていないからどこか他人事になってしまっています

だから、こんな危険性があるという事を理解できていれば多少なりとも抑止力になると考えています。

糖質の摂りすぎは良くないと分かっているけど止められない

そんな方は、是非続きを読んでみてください。

糖質過剰摂取によるリスクは主に2つあります。

リスク➀
 糖質過剰摂取による高血糖状態が長く続くと、糖質とタンパク質が化合して生じる「糖化タンパク質」が増えてしまう。
 これは様々な細胞障害を引き起こすことが知られており、体に炎症を促進させてシミ・しわ・くすみなどを発生させたり、動脈硬化を引き起こしたり、骨が脆くなるなどと最強の老化促進物質とも言われています。

リスク②
 精製された穀類や砂糖類などの摂りすぎによって、血糖値の乱高下を引き起こし体調不良の原因となる。
 血糖値が急激に上昇すると、血糖値を下げる為に大量のインスリンが分泌されます。インスリンは血糖値を下げる働きがありますが、大量に出たインスリンの影響で血糖値が必要以上に下がってしまい低血糖状態になります。
 その結果、集中力や思考力の低下、だるさなど様々な症状を伴うと考えられています。

では、高血糖や低血糖になることで体にどんな悪影響を与えるのか?をお伝えしていきます。

➀糖尿病
 現代人の20~30%が罹患すると言われています。糖尿病はそれ自体は直接命に関わるような病気ではありません
しかし、糖尿病の恐い所はその合併症にあります。
 血糖値が高い状態が持続することで、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、末梢神経障害といった深刻な合併症を生じます。
最悪の場合、失明・人工透析・足の壊疽による切断などの可能性があります。
 近年の研究で糖尿病はアルツハイマー型認知症の発症率が高くなるということも明らかにされ、脳の機能にも悪影響を及ぼすことが判明しています。

②動脈硬化
 高血糖の状態が続くと、血中インスリン濃度が常に高い状態が生まれます。
高血糖、高インスリン血症が持続すると動脈の変性が起こりやすくなるので、心筋梗塞や脳梗塞が起こりやすくなります。

③肥満
 高血糖が持続すると、インスリンは糖を脂肪細胞に送り込み血糖値を下げようとします。その結果、脂肪細胞の中でも特に内臓脂肪が増える結果となります。内臓脂肪が増えると、高血圧や更なる肥満の原因になると考えられています。

④脳機能への影響
 低血糖状態に陥ると、眠気に襲われたり体がだるくなったり、落ち着かずに集中が途切れて仕事が手に付かないだけでなく、イライラしてしまったりするなど精神症状を呈することがあります。
 運転中に突然の強い睡魔に襲われ・・・、仕事や家事中に急に体がだるくなって何も手に付かず・・・、いつもならそんなこと無いのにチョットしたことでイライラして人や物にあたったり・・・。

このように血糖値の変動は様々な悪影響を及ぼします。これらの事をしっかりと頭に置いておいてください。

もし、

「今日既に糖分高めの物を結構食べたり、飲んだりしてるけど、これ今から食べよう(飲もう)かなー?」

みたいな状況になった場合は今回の事を思い出してください。

少しくらい大丈夫でしょ!というその選択が、未来の自分に悪影響として跳ね返ってくるということを・・・。

こんな感じでお伝えすると、「じゃあ、糖質は全く摂らない方が良いんだ!」と考える方がいます。

これは間違いなので止めてください!

極端な糖質制限をしてしまうと、それはそれで悪影響を及ぼしますので、ほどほどにしてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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カロリーと肥満は関係ない

今回のテーマは「カロリーと肥満は関係ない」です。

今回は肥満と診断されて痩せようと決意し今から行動をしようと考えている方に是非読んでほしいです。

肥満で悩んでいる方が思いつく方法として、先ず「カロリー制限」をしようとしていませんか?

カロリーが高いと肥満になりやすい。

カロリーが低いから沢山食べても大丈夫

そんな考えになることがあると思います。

そうすると、肥満の方は一生懸命カロリー制限をして痩せようと頑張ります。

しかし、これを守っていても空腹に苦しむだけで効果は期待できません

カロリーが肥満の原因説だと訴える方は、

「消費カロリーよりも摂取カロリーを減らせば痩せる」

と言われますが、体はそんな単純なものではありません。

もしそれが本当なら酒飲みは漏れなく全員肥満になっているはずです。

何てったって、アルコールはどれも高カロリーですから・・・。

毎日お酒を飲んでいるのに痩せている人はあなたの周囲にもいると思います。

なぜ、高カロリーな物を毎日飲んでいるのに肥満にならないのか?

これには理由があります。

ここであなたに一つ質問です。

想像してみてください。

今日はお出かけして沢山歩きました。

夜の良い時間帯になった事もあり、あなたのお腹はペコペコです。

今日の晩御飯は何を食べよう?

お店を探し歩いていました。

その中から何とか2つに絞りました。

食べ放題のステーキランチと1枚のざるそば

さあ、あなたであればどちらを選びますか?

お腹いっぱい食べたいけど医者から痩せなさいと言われているし、自分でも痩せたいなと思っているから今日は我慢!

その結果、1枚のざるそばを選びます。

実はこれが間違いなのです。

我慢してざるそば1枚にしても体重は減りません

一方、ステーキランチを選択し、肉とサラダをお腹いっぱいになるまで食べた方は・・・、

お腹いっぱいに食べているけど、実は太りません。

何となくお気づきだと思いますが、

肥満(太る)原因は「糖質(炭水化物)」なんです。

食事で糖質を摂ると血糖値が上がり、膵臓から血糖値を下げる為にインスリンというホルモンが分泌されます。

実はこのインスリンには血中の糖分を脂肪に変えて体に溜め込む働きがあります。

血糖値が緩やかに上昇するのであれば問題ありませんが急激に上昇するとインスリンは過剰に分泌され、体に脂肪を溜め込みやすくなってしまいます。

更に血糖値の急激な変動は、眠たくなったり、気持ちがイライラしたりするなど、精神を不安定にすることもあります。

イライラすれば脳は更に糖分を欲するという心身の悪循環を招いてしまい、頭では駄目だと分かってはいるけども止められない「ドカ食い」に走ってしまうのです。

痩せる為に運動などを頑張っているけど、なかなか結果に繋がらないという方は自身の食事を一度チェックしてみてください。

自身が口に入れている成分は何なのか?

糖質?脂肪?タンパク質?ビタミン?ミネラル?

意外と偏った食事バランスになってる!!

と驚き、新たな気づきが得られるかもしれません。

普段から習慣として、食べ物を購入する際に裏面にある栄養成分表を必ず見る癖をつけてください。

肥満は外見の問題だけでなく、

糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞・痛風・肝炎などの健康被害を生じます。

何歳になっても、全力でしたいことができる体である為には日々の意識付けが重要です!

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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健康に何を食べるかは重要でない?

注意

今回のテーマは「健康に何を食べるかは重要でない?」です。

現在では栄養に関する情報は山のようにあります。

TVや書籍等で頻繁に取り上げられるので自然と目に入ると思います。

そうなると、「健康にはあの食べ物が良いらしいよ!」「あの食べ物食べたら痩せるらしいよ!」などの情報にどうしても直ぐ目が行ってしまいます。

あなたはこんな驚きの現象を聞いたり、見たりした事がありませんか?

ある日、TVの健康番組で「バナナはダイエットに良い」「豆腐は健康に良い」「豆乳は自律神経に良い」と放送されます。

すると翌日、スーパーの棚からバナナ・豆腐・豆乳などが消えてしまう・・・。

こんなことって現代では珍しく無いと思いませんか?

個人的には体に良い物を摂ろうとする事は悪い事だとは全く思いません。

しかし、体に良い物を摂るのと同じ位大切な事を忘れてませんか?

それは、「何を避ける(食べない)か?」

これが凄く大切だと考えています。

どんなに体に良い物を食べていたとしても、
体に悪いものを日常的に食べていたら
台無しになるか、健康どころか不健康になってしまいます。

ですから、「避けるべきもの」は何か?という知識を得た上で「摂るべき食べ物」を摂りる事が重要になります。

そういう訳で本日は、
「避けるべきものは何か?」について解説していきます。

避けるべきものは何か?をお伝えしていこうと考えていたら、どんどん出てきちゃいました。

その数なんと11項目!

挙げだしたら11項目以上出てきますが、今回は11項目に抑えています。

細かく説明していると長文になってしまうので、各項目を簡単に説明していきますね。

1.甘い飲料は飲まない

甘い飲料は短時間で大量の糖質を体に取り込むことになるため、血糖値への悪影響は大きいです。

甘い飲料には大量に砂糖が含まれています。砂糖は煙草やアルコールと同じく、中毒性の強い食品です。

手元にあるとついつい飲んでしまい、気がついたらこんなにも・・・となってしまいます。

こんなことにならないよう、甘い飲料は「買わない」「家に置かない」「口にしない」これを心がけてください。

2.糖度の高い果物や野菜は避ける

現代の店頭で販売されている果物は、昔と比べると品種改良でどんどん糖度が高くなり甘くなっています。

甘い果物ほど人気が出て売れる為、どんどん甘くなっているのです。
当たり前ですが甘ければ甘い程、糖質は多くなります。

糖質が多すぎると細胞障害を引き起こすため注意が必要です。
糖度の高い食品は少量を楽しむ程度にしておいてください。

3.白い主食に別れを告げる

白米ごはんや食パン、うどんなど白い炭水化物は精製の過程で本来あるはずのビタミン、ミネラル、食物繊維を失い、ほぼ糖質だけになっています。

ビタミンやミネラル、食物繊維ががないと栄養失調状態になります。
すると、脳がもっと栄養を取れと指令を出すので食欲が増します。
白いご飯やパン、麺類が食べ過ぎになるのはこの為です。

4.食べる時間に注意する

深夜に食べると太りやすいというのは皆さんもご存知のことだと思います。

胃腸などの消化器の働きは時間によって変わってくることが解っています。

午前中は排泄などのリセットをする時間。
午後は消化力が高まってエネルギー消費がスムーズになる時間。
夜間は栄養素を吸収し、溜め込みやすい時間帯。

朝食はあっさり系、午後は栄養たっぷり系、夜間は軽め系
このくらいの簡単なイメージを持っておいてください。

5.トランス脂肪酸

トランス脂肪酸とは「食べるプラスチック」とも呼ばれています。
自然界には微量しか存在しない特殊な脂肪酸です。

マーガリン、ショートニング、植物性油脂と表記されている時は高濃度のトランス脂肪酸が含まれていると考えてください。

トランス脂肪酸は細胞膜の変形の原因となり、善玉コレステロールを減少させ、悪玉コレステロールを増加させると言われています。

6.揚げ物など高温調理された食べ物

高温で調理された揚げ物や焼き物には「AGEs(終末糖化産物)」という物質が含まれており、体内の炎症の原因になります。

アンチエイジングの世界では最強の老化促進物質とも言われています。

唐揚げやコロッケ、パンケーキなどのキツネ色系のものは 「AGEs(終末糖化産物)」 という糖化の産物を発生させています。

7.食品添加物

日本は添加物王国などども言われています。
諸外国では使用を禁止されているのに、日本では認可を得ている事がとても多いです。
果糖やトランス脂肪酸などは、その典型です。

8.有害金属をなるべく避ける

現代人は知らず知らずの内に体何に有害金属を取り込み、じわじわと蓄積をしています。

有害金属には「ヒソ、水銀、カドミウム、鉛、アルミニウム、ニッケル」などが挙げられます。

これらは少量ずつだとしても、毎日摂取することで健康被害を生じる可能性があります。

9.過度な飲酒を卒業する

アルコールは大量摂取による発がんが注目されているという報告があります。

飲酒による発がんの原因は「アセトアルデヒド」という有害物質にあります。

このアセトアルデヒドは遺伝子に直接作用して発がん性を促進する働きがあり、活性酸素の生産量を増やして炎症反応を起こしやすくするとも考えられています。

10.煙草を卒業する

食べ物ではありませんが、口に入れる物と言う事で挙げています。

煙草は例え一本でも健康被害が高まることが分かっています。

更に喫煙は骨格筋を損傷することも研究で明らかにされました。
米国の軍人を対象に行った研究によると、
非喫煙者に比べて身体トレーニング中の骨格筋損傷のリスクが男女ともに20~30%上昇することも分かっています。

喫煙の本数や頻度が高い人ほどそのリスクも増える傾向にあります。

11.ファスティングを習慣化する

ファスティングとは一定の期間食べ物を断つ行為です。
多くは、固形の食べ物を半日~数日間摂取しないことを指します。

食べていない時間を意識的に取ることで、胃腸や肝臓などの消化器系統の修復時間も長くなり、調子が整いやすいと考えられています。

ファスティングは永遠に続けなければいけないという訳では無く、
一定期間ファスティングを行なうだけでも排泄機能を高めたり、老廃物を出しきることができます。

以上が「健康の為に避けるべきもの11選」でした。

中には中々実践するのを難しく感じてしまうものもあったかもしれません。

しかし、初めにも述べたように、いくら体に良いとされるものを摂っていても、上記のようなものを摂っていると健康体は作れません。

最悪の場合、健康どころか不健康になってしまいます。

筋肉、骨、内臓、髪の毛、皮膚などは食べ物や飲み物から成り立っています。

健康の為に何を摂るのか?も大切です。

しかし、それと同等くらいに「何を避けるか?」が大切になります。

いきなり11個全てを実践する事は出来ないと思いますが、1個だけでも構いませんので、是非今日から実践してみてください!

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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こんな飲み物は疲労回復を邪魔する!

今回のテーマは「こんな飲み物は疲労回復を邪魔する!」です。

疲労回復には生活習慣や食べ物も重要ですが、それ以上に気をつけなければいけないのが「飲み物」です。

飲み物は食べ物と違い調理する必要性がないので気軽に手に取ることができ、どこでも直ぐに飲めるというメリットがあります。

しかし、その一方で食べ物と違い消化の必要性が殆どないので、腸にダイレクトに流れていきます。

その為、飲み物によっては飲んだ直後に体に悪影響を及ぼすことがあります。

その結果、疲労取りたくても飲み物の影響で回復できない身体へとなってしまいますので注意が必要です。

今回は、そんな体に悪影響を及ぼす「飲み物3つ」について解説していきます。

では、疲労を取りたい方が真っ先に止めて欲しい飲み物ナンバー1

「清涼炭酸飲料」

これを普段から頻繁に飲まれている方は直ぐに中止してほしいですね。

清涼炭酸飲料の問題は糖分です。

・ペットボトル1本にティースプーン山盛り10杯分の砂糖が入っている
・1日に取っていい砂糖の量を1本で超えてしまう

などと言われています。

メーカーによって多少量は違ってきますが、清涼炭酸飲料は胃を早く通り抜けて一気に吸収されるので、血糖値が急激に上昇しやすくなります。

喉がカラカラの時や暑い時期などは、ついつい甘い清涼炭酸飲料が欲しくなりますよね?

でも、「甘い清涼炭酸飲料は疲れと肥満を招く危険なドリンク」だという事を理解して欲しいです。

次に注意して欲しい飲み物2つ目

「お酒」

仕事帰りに一杯、寝る前に一杯、息抜きに一杯など、色々な機会で飲むことがあると思います。

お酒に関しては気分転換・ストレス発散などで飲む場合は良いですが、

疲労回復という観点から考えれば全く適していません

では、お酒は飲んではいけない!という事かと言うとそうではありません。

節度を保った量であれば構いません

1つのアイデアとしてはお酒と一緒に「水」を飲んでください

そうすることで、アルコール濃度を下げて身体への負担を減らすことが可能です。

また、水を一緒に飲むことで自然と飲酒量も減らすことが可能になります。

最後に注意して欲しい飲み物3つ目

「エナジードリンク」

近年、疲労回復には「エナジードリンク!」と言うようなCMが沢山流れて人気を呼んでいます。

その一方で、エナジードリンクの多量摂取によりさまざまな健康被害が生じています。
中には死に至った事例も見受けられます。

エナジードリンクとは、主にカフェイン、タウリン、グルクロノラクトン、ガラナ、ビタミンなどを添加した飲料を指します。

市場にはエナジードリンクとよばれる製品が数多く出回っており、含まれている成分の内容や量は多種多様です。

なかには、短時間のうちに多量に摂取すると体調に悪影響を及ぼす成分が高濃度で含まれているものもあります。

また、エナジードリンクには砂糖などの糖類も多く添加されている場合があるため摂取量には注意が必要です。

エナジードリンクを多量に摂取すると、主な含有成分であるカフェインによって健康を害することがあります。

カフェインを過剰摂取した場合の症状としては、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、血圧上昇、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等があげられます 。

欧州食品安全機関によると
望ましい1日あたりのカフェイン摂取量
1日400ミリグラムまで。
また1回の接種で200ミリグラムを超えないのが望ましい
とされています。

眠気覚ましや疲労回復にカフェインを取る際は含有量などをチェックしてから飲むようにしてください。

そもそも疲労は、1日中遊んでいた、1日中仕事していた結果に生じた疲労がその後も毎日続くというものではありません。

不摂生や不規則な生活を1週間、1ヶ月、1年と繰り返した結果に「慢性疲労」として出現します。

それを、1本や2本の飲み物だけで回復しよう!と考えるのは無理があります。

普段からの生活習慣を気にする事で、
疲労を蓄積させない・疲労を除去していく事が重要
になります。

これは言葉で言うのは簡単ですが実践するのは大変だと思います。

でも、未来の健康の為には必ず避けては通れない道です。

是非、頑張ってみてくださいね!

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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疲労溜まってる?セルフチェック法

チェックリスト

今回のテーマは「疲労溜まってる?セルフチェック法」です。

突然ですが、あなたは「疲労」溜まってますか?

「全然、感じてません」という方もいれば、「疲労困憊です」という方もいると思います。

しかし、疲労って骨折や切り傷などと違って見た目には見えません。

あくまでも自分の感覚的なことになってきます。

もちろん、「疲れた」という自身の感覚は大切にして欲しいですが自分で気づかないうちに疲労が蓄積している場合もありますし、意外と心が疲れているだけで体は元気な場合もあります。

そういった、自分の今の体を客観的にチェックする方法があれば疲労解消や予防的な観点からも非常に有効になります。

ですから、今回は「疲労が溜まっているか?」を客観的に判断する基準をお伝えしていきたいと思います。

今から述べる項目に一つでも当てはまったら「疲労が溜まっている可能性が高い」と思ってください。

➀脈がいつもと違う
 脈拍チェックは道具を使わず簡単に疲労度合いをチェックできる非常に有効な方法です。
 成人の正常脈拍数は60~90回/分になります。  
 それに比べて少ないのか?多いのか?を確認してください。
 
 運動中や運動直後は脈拍は高くなりますが、時間が経っても中々脈拍が落ち着かない。
 安静時に脈拍が高かったり、脈拍が50回/分以下
で以上に低い場合も要注意です。
 どちらの場合であっても、「疲労蓄積状態」「疲れやすい状態」になっている可能性が高いです。
 
 このように脈拍によって疲労度を簡単にチェックできます。
 普段の脈拍が解らないという方は普段から定期的に脈拍を測って平均値を把握するようにしてください。

②睡眠に問題を抱えている
 目が覚めてしまって睡眠時間が短い、睡眠時間が長い、朝起きてもスッキリしない、朝起きれない
 このような睡眠に問題を生じている方は、体からの疲労のサインだと思ってください。
 
 人間の体は一日の疲労を睡眠によって解消します。寝てる間に成長ホルモンが出たり、記憶の整理をしたり、免疫ホルモンが出たり、体の歪みをリセットしたり・・・。
 それが、上手く機能していない結果が上記の症状です。
 更に寝る時間や起きる時間が不規則になると自律神経のバランスが崩れ、更に睡眠の質は低下し「疲労」は蓄積していきます。

③腰周囲に痛みがある
 腰は体の中心部分に位置しており体の要となる部分です。
 腰、股関節、お尻などに痛みを生じるという事は腰周囲に過剰に負担がかかっているということです。


 本来であれば腰周囲はそこまで大きなストレスはかかりませんし、一時的に腰周囲に負担がかかったとしても寝て起きたら解消されているはずです。
 しかし、それが何らかの原因によって解消されないことで腰周囲が疲労困憊の状態になって痛みを生じているのです。

 つまり、腰周囲に痛みが生じている状態というのは体に大きなストレスがかかり、体が疲労困憊状態になってますよ!という体からのサインだということです。

④呼吸が浅い
 あなたは呼吸はどの部分でしていますか?
 呼吸は胸でするものじゃないの?という方は要注意です。

 呼吸の目的は酸素を体内に取り入れることです。それによって筋肉や内臓など全身に栄養を送り不要な物質を回収しています。
 本来、呼吸は胸呼吸と腹式呼吸両方で行なうものです。
 
 しかし、現代人は猫背や反り腰等の姿勢や環境の変化により胸呼吸が中心になってしまっています。
 その結果、呼吸自体が浅くなってしまっています。
 呼吸が浅いという事は、酸素が全身に行き渡りにくいので「脳・筋肉・内臓」などの器官が100%の状態で働けなくなっています。そうすると疲労がどんどん蓄積されてしまいます。

 一方、腹式呼吸が中心になれば酸素が全身に行き渡り「脳・筋肉・内臓」などの器官が良い状態で働けるようになります。
 また、腹式呼吸によって体幹部分も安定しやすくなるので姿勢が安定化して疲れにくい体を得ることができます。

以上が疲労が溜まっているか?を簡単に判断する為の基準となります。

これらに一つでも該当するのであれば、自覚が無くても体に疲労が蓄積している可能性が高いです。

疲労は感覚的な部分で目に見えません。

なので、自身でも見逃してしまったり他人からも気づかれにくい部分です。

気づいた時には疲労困憊になっており、回復までに多くの時間とお金を要することになります。

最悪の場合、仕事も趣味もできなくなって寝た切り生活になってしまう可能性があります。

そうならないように、普段から疲労が溜まっていないか?を定期的にチェックしてみてくださいね!

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。

また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。

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しっかり寝たいなら”これ”は要注意!

注意

今回のテーマは「しっかり寝たいなら”これ”は要注意!」です。

時間は個人差がありますが、あなたが毎日行っている行為”睡眠”

睡眠の役割としては、

「脳や身体の休養」「疲労回復」「免疫機能の増加」「記憶の固定」「感情整理」など多くの重要な役割があります。

たまに寝ている時間が勿体無いと言って、睡眠をなおざりにしてる方がいます。

そんな方は、上記の 「脳や身体の休養」「疲労回復」「免疫機能の増加」「記憶の固定」「感情整理」 を放棄している事になります。

個人的には非常に勿体無いなーと感じています・・・。

しかし、今回は寝る・寝ないがテーマではありません。

・寝たいのに寝つきが悪い
・睡眠の質が悪い

そんな方に向けての内容となっています。

今回、お伝えしたいのは

午後にカフェインは摂ると寝れなくなる!

これがお伝えしたいことです。

ですので、寝つきや睡眠の質にお悩みなのであれば是非この先を読んでみてくださいね。

人間は朝起きた瞬間から寝る為の準備をしています。

眠気の物質が朝起きた瞬間から夜にかけて徐々に蓄積されていきます。

眠気の物質が限界に近づいてくると眠たくなってきます

この状態を睡眠圧の上昇と言います。

睡眠圧が上昇するから眠たくなって寝たいという欲求を感じます。

逆に睡眠圧が上昇していない場合や、睡眠圧の感覚が麻痺している場合は寝れません

そして、この睡眠圧を上昇させるのが「アデノシン」という科学物質です。

賢い人間は、じゃあこのアデノシンという物質が睡眠圧を上昇させるホルモンであるということは、この物質を抑えれば眠気を抑えることができる!と考えました。

そして、色々と探した結果に見つかったのが普段からよく皆さんが摂取されているであろう

”カフェイン”

という物質だと判明しました。

カフェインはアデノシンの働きを低下させ、眠気を感じにくくする事が可能です。

カフェインは摂取したからといって直ぐに効果を発揮する訳ではありません。
摂取してから30分後位にピークを迎えます。

カフェインのメリットとしては

  • 眠気を覚ます覚醒作用
  • 疲労感をとる興奮作用
  • 身体の血液の流れを促進する血管拡張作用
  • 尿として老廃物を排出する利尿作用

こういったものが挙げられます。

ですので、ひとえにカフェインが駄目という訳ではありません。

ただし、カフェインは一度体内に入り分解して完全に無くなるまでに時間を要します

約5時間~7時間程度必要だというデータが出ています。

カフェインを分解するのは肝臓にある酵素が中心になって行ないます。

酵素の量は個人によって違ってくるので、分解までの時間に個人差が生じたり、加齢により更に時間が掛かる事が解っています。

この事を知らずに寝る直前にカフェインを摂取すると、寝つきが悪くなったり、寝れたとしても睡眠の質が低下するのでスッキリ感が得られません。

ですから、カフェインを摂取する際は分解に必要な時間を把握した上で自分が寝る時間から逆算してください。

午後10時に寝るのであれば、午後3時がカフェインを最後に摂る時間。

午前0時に寝るのであれば、午後5時がカフェインを最後に摂る時間。

という様に、寝る時間から逆算して時間に気をつけてください。

カフェインと言われて一番イメージしやすいのがコーヒーだと思いますが、他にもカフェインが含まれるものは沢山あります。

その他の代表的な食品の一例を挙げておきます。

カフェインが多く含まれる食品
・コーヒー
・エナジードリンク
・紅茶
・緑茶
・玉露
・チョコレート
・アイスクリーム

これらは、コップ1杯の量であっても、1個であっても睡眠の質を低下させます。
ですので、これらの食品を摂る際は時間には十分気をつけてくださいね。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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寝だめって効果あるの?

今回のテーマは「寝だめって効果あるの?」です。

私が10代の頃、学業と部活でヘトヘトだけど朝練とかもあるし長時間は寝れない。

その分、たまにある休日は昼過ぎまで寝る。

親に「生きてたんか!起きてこうへんから死んでるんかと思った」とよく言われたものです。

あなたはこんな事ありませんか?

睡眠が大事なのは何となく分かっているけど、気づいたら寝る時間が遅くなってしまって睡眠時間が短くなる。

朝は眠たいのを気合で乗り越えて家事や仕事をこなす。

よく寝たな~というスッキリ感は無く、家事・仕事中に強い睡魔に襲われることがある。

日々、眠たいので週末などの寝れる日には睡眠不足を補おうと考えて寝だめして、昼前まで寝ている・・・。

こんな習慣になっていませんか?

実はこんな習慣になっている人、あなただけでは無いんです。

今回はそんな寝だめをしている方にお伝えしたい内容となっています。

寝だめって睡眠不足解消に効果あるか?

        ・

        ・

        ・

結論、1回や2回の寝だめごときで睡眠不足は解消できません!!

では、その理由を今から解説していきます。

どれだけ寝れば睡眠不足は解消されるのか?を調査したデータがあります。

健康な10人を14時間無理やりベッドに入れて10人には1日中、好きなだけ寝てもらうということを行ないました。

実験前の10人の平均睡眠時間は7.5時間でした。

実験開始数日こそ、13時間近く寝ていましたが徐々に長時間は寝れなくなりました。

3週間後には平均睡眠時間は8.2時間になり、その後もこの時間に固定されました。

つまり、この8.2時間こそがこの10人に必要な本来の睡眠時間だと考えられます。

そうなると、本来は睡眠時間が8.2時間必要なのに7.5時間しか普段は寝ていませんでした。

ということは、毎日40分の睡眠不足が生じていた事になります。

それが正常な8.2時間に回復するまでに3週間かかったという事になります。

つまり、40分の睡眠不足を解消するには毎日14時間寝る生活を3週間続けなければいけないという事になります。

ですから、睡眠不足を週末の1~2日で解消しようとするのは無理なんです。

勿論、寝だめが意味無いと言っている訳ではありません。

長時間寝たいと感じるという事は、「寝不足だよ!このままだと倒れちゃうから寝てね!」という体からのSOS信号なのです。

だから、しっかり寝る事は良い事なんです。

でも勘違いして欲しくないのは、その1日だけしっかり寝たからと言って普段の寝不足は解消できないよ!ということなんです。

だから、普段から本来必要な睡眠時間を確保する為に生活習慣を見直す

睡眠時間を確保するのは今の生活習慣上できないのであれば、睡眠不足を時間で解消しようとするのではなく、

「睡眠の質」を高める生活習慣に変えていく必要性があります。

最近「私はショートスリーパーだから短時間睡眠でも大丈夫です」と言われる方が多い印象です。

本当にショートスリーパーなのかどうかは検査をしてみないと分かりません。

しかし、ショートスリーパーは先天的な遺伝性のものだと考えられており、その割合は人口の0.5%と言われています。割合的には非常に少ないのです。

なので、自分ではショートスリーパーだと思っているけど実際は違うというパターンが多いと思われます。

睡眠不足だとは感じていないけど、健康上に問題がある方、健康には問題は感じていないけど、最近仕事中・趣味時などの集中力が無いと感じている方は睡眠不足になっている可能性があります。

そんな方は睡眠不足を解消する為の取り組みをする事で改善する可能性がありますので、是非試してみてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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疲れが取れない人にお勧めの”あれ”とは?

今回のテーマは「疲れが取れない人にお勧めの”あれ”とは?」です。

・いつも何となく体がだるい

・睡眠時間をしっかり確保しても、疲れが取れない

あなたはこんな症状でお悩みではないでしょうか?

現代人は年齢に関係なく、毎日色々と忙しくしています。

ですから、疲労という物が付きまとうのはある程度仕方が無いことだと思います。

そんな疲労を解消する為に皆さんは色々と試されていると思います。

そんな中、私が今回お勧めする1番の解消法をお伝えします。

それは・・・

「入浴」です!

「なんだ?!入浴かー」「毎日お風呂にはちゃんと入ってますけど?」

などの声が聞えて来そうですね。

でも、そう言われる方の中でどの位の人が正しい入浴のポイントを実践できているでしょうか?

たかが入浴、されど入浴

入浴が正しくできていないと、睡眠の質が低下します。

なので、疲労を取るどころか疲労が蓄積してしまいます。

ですから、今回は「疲れを取るための入浴のポイント」をお伝えしていきます。

しっかりと覚えて、今日から実践するようにしてみてください。

疲れを取るための入浴のポイント5選

1.温度は40℃
2.全身浴でしっかり肩まで浸かる
3.浸かる時間は10分~15分
4.お気に入りの入浴剤でリラックス
5.お風呂から出た後は、体を冷まさないように注意

以上が「疲れを取るための入浴のポイント」です。

では、もう少し詳しく1つ1つ説明していきます。

1.温度は40℃
 入浴の際の温度は40℃がお勧めです。人によっては少し温くぬるく感じるかも知れません。
 しかし、のぼせ・ヒートショックなどの体調不良を起こしにくいという安全面の他、15分位の入浴時間でも十分に体が温まるので血液の流れも良くなり、疲労回復やリフレッシュ、体の痛み改善に繋がります。

2.全身浴で肩まで浸かる
 半身浴より、全身浴の方が健康効果が高いといデータが出ています。しっかりと肩まで浸かることが大切です。
 静水圧と浮力の作用により、体の隅々にまで血液を送ることができますし、温熱効果もアップします。

3.浸かる時間は10分~15分
 入浴は長ければ長い程良い訳ではありません。目安として10分~15分で大丈夫です。
 ただし、毎日継続して続ける事が重要です。

4.お気に入りの入浴剤でリラックス
 現在は様々な入浴剤があります。
 自分の合うお気に入りの物を探してください。
 お気に入りの香りを胸いっぱいに吸い込むことで、リラックス効果を高めることができ、更に入浴効果が高まります。

5.お風呂から出た後は、体を冷まさないように注意
 お風呂から出た後は、早めにタオルで水分を拭き取り、衣服や毛布や布団などでしっかりと保温しましょう。
 冬場はあまり無いかもしれませんが、お風呂上りに薄着でウロウロしたり
 扇風機やクーラーなどに当たっているとせっかく温めた体がどんどん冷えていき血流が急速に低下していきます。

以上が「疲れを取るための入浴のポイント5選」です。

どうでしょうか?

一つ一つ見ていくと、大したことは全く言っていません。

どれも、「あ~なるほど、確かにね~。」ということです。

でも、この大したこと無いことを毎日ちゃんと実践していると自信を持って言える方、

これ、何人いるでしょうか?

恐らく、2~3割だと思います。

前回もお話しましたが、入浴は健康の為に低コストで毎日続けられる簡単な方法です。

入浴をキッチリするか?しないか?

それによって、明日もい続けられるか?が変わってきます。

当たり前の話ですが、

「人間の体はある日突然悪くなるものでは無い」

これ、忘れがちですが当たり前のことであり大事な事ですよね。

体調が悪くなってから、良くするためにどうしたら良いの?と焦るのではなく、

健康である為に今日何をするべきか?

これが何事もそうだと思いますが、重要になってきます。

ですから、是非その辺りを意識して毎日の生活を過ごしてみてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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知ってました?こんな入浴の効果

入浴

今回のテーマは「知ってました?こんな入浴の効果」です。

まだまだ寒さも厳しい日々が続きますが、あなたは寒さ対策に入浴を活用していますか?

日本は世界的に見ても珍しい国で、健康増進に効果的なお風呂が基本的に各家庭にある国です。

しかし、そんな健康増進に効果的なお風呂を有効活用できていない方が非常に多いのです。

シャワーだけ・・・5分だけ浸かる・・・。
これらは非常に勿体無いんです!

今回、先ず入浴の健康効果について知ってもらおうと思います。

そして、「入浴にそんな効果があるんだったら今日からちゃんと浸かってみようかな~」となって頂きたいです。

手軽に安価で毎日継続できる入浴で、あなたの健康を作りませんか?

現代医学で明らかになっている「入浴の健康効果」は様々ありますが、
今回はその中でも代表的な7つの効果についてお伝えしていきます。

  1. 温熱作用
    入浴効果の代表的な部分、それが温熱作用(温め効果)です。
    温熱作用によって体が温まれば、血管が拡がり心臓の動きも強くなります。
    そうすると、沢山の血液が体中を巡るようになり、脳・内臓・筋肉・関節などが24時間元気にスムーズに動かすことができるようになります。
    血液には酸素や栄養分、ホルモン、免疫物質んど、私達の体にとって大事な物を運んでいます。更に老廃物質などの要らないものを回収する働きも期待できます。
  2. 静水圧作用
    お湯の水圧によってマッサージされたような状態になり血流に影響を与えます。これを「静水圧作用」と呼びます。
    水圧で締め付けることによって、血液の流れが良くなり血流がUPします。多くの女性が悩まれる浮腫み解消にも効果的です。
  3. 浮力作用
    浴槽に入ると、体重が軽く感じると思います。これが「浮力作用」です。
    水中では体重が1/10程度になります。
    人間は地球にいる限り常に重力が掛かっていますが、水中にいる時だけが重力から解放されるのです。その為、関節や筋肉への負担が減り、リラックス状態になります。
  4. 清浄作用
    皮膚の表面を洗い流すことで、体に有害な物質や微生物、皮脂などを除去します。温かいお湯に浸かることで毛穴が開き、汚れや皮脂を流れださせる効果もあります。
  5. 蒸気・香り作用
    鼻や喉の粘膜は乾燥すると免疫力の低下を招きやすいため、蒸気で湿り気を与える事が大切です。
    浴室内で長い深呼吸をする事で乾燥を防ぐことが可能です。また、アロマや入浴剤を利用することで自律神経を整える事も可能です。
  6. 粘性・抵抗性作用
    水中で体を動かすことで、陸上の約3~4倍の負荷が掛かります。ゆっくりとした運動やストレッチなどによって筋肉に刺激を与えることができるので、手軽な運動療法効果を得ることが出来ます。
  7. 解放・密室作用
    浴室は衣服を身に着けない非日常的な空間です。1人でお風呂に浸かる時間は、心と体が開放的になる究極のリラックス空間になります。強いストレスに晒されやすい現代に置いて、リフレッシュ出来る究極の空間であります。

以上が入浴の7つの効果となります。

どうでしょうか?

入浴だけでこれだけの効果があるのに、有効活用しない手は無いのではないでしょうか?

「のぼせるから浸からない」
「面倒なのでシャワーだけで済ませる」

などの理由でシャワーだけを利用した場合

4.清浄作用

5.蒸気・香り作用

7.解放・密室作用

この3つしか効果を得られません。

毎日同じようにお風呂に入っているのに、お湯に浸かるか人と、シャワーだけの人でこんなに違いが生じます。

これを1ヶ月・半年・1年と続けて行けば、この差はもっと大きくなっていきます。

これはあくまでも、私の今までの2万件以上の施術経験を元にした印象になりますが、


体の不調を訴える方で、回復スピードが遅い方や、再発を繰り返す方はシャワーだけで済ませるパターンか、浸かっても5分位という方が多いです。

逆に15分位しっかりとお湯に浸かるという方は、回復スピードが早かったり、痛みなどの悩みが少ない傾向にあります。

初めにもお伝えしましたが、あなたが何歳になっても健康であり続けたいとお考えなのであれば、

手軽に安価で毎日継続できる入浴で、あなたの健康を作りませんか?

本当にそれだけで変わるの?と思われるかもしれません。

それは、試した人にしか分かりません。

過去にこれを試したことで、体の不調を感じにくくなった方は沢山います。そんな方たちは、試して見たからこそ変わったのです。

あなたも是非、今夜試してみてはいかがでしょうか?

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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余分な水分を排出する食物とは?

今回のテーマは「余分な水分を排出する食物とは?」です。

以前、「水分摂り過ぎ?チェック法」で今のあなたの体は水分過多になっていないか?のチェック法をお伝えしました。

そして、「こんな体を温める食品摂ってますか?」で水分摂り過ぎなどで、体が冷えている場合はこういった体を温める食品を摂ってくださいとお伝えしました。

今回は体を温める食品を摂るのも重要ですが、同時進行で冷えの元となっている余分な水分を排出する食物についてお伝えしていきたいと思います。

夏はじっとしていても嫌でも汗をかくので余分な水分が排出されやすいですが、冬になると汗って殆どかかなくないですか?

もちろん、汗を全くかいていないという訳ではありませんし、水分が全く排出されていない訳でもありません。

尿や大便、寝ている間や何もしていない時も体からは水分が常に蒸発しています。自分では感じることなく皮膚や粘膜、呼気からも水分を排出はしています。

但し、夏に比べると排出量は大幅に少ないのは間違いありません。

更に冬は寒いからと家に籠って、こたつや暖房、ヒーター、ストーブ、服を何重にも重ね着にしてヌクヌクの快適環境で体を動かさない・・・。

こんな事をしていては、勿論汗もかきにくくなりますよね。

そうすると、余分な水分が体内に蓄積して冷えからくる、痛みや体調不良などに繋がります。

ですから、今からお伝えする余分な水分を排出する食品を意識的に摂ってみてくださいね。

余分な水分を排出する発汗・利尿作用の強い食物

・生姜
生姜は冷えた体には沢山の効果が期待出来ます。
 ➀温熱効果
 ②利尿作用
 ③発汗作用
 ④消化力促進
 ⑤血圧降下
など、他にも沢山の効果が期待出来ます。

生姜を摂る私の一番のお勧めは「生姜紅茶」です。すりおろした生姜を紅茶に入れるも良し、生姜紅茶として販売されている物を飲むのも良し、気軽に直ぐに摂れるのでお勧めです。

・ニラ、ニンニク、ネギ、玉ねぎ、ラッキョウなどの野菜
これらの野菜は血管を拡張して全身の血流を良くして体を温め、強力な発汗、利尿効果が期待出来ます。
食べ方としては、玉ねぎ、ダイコン、ワカメなどでサラダを作り、ドレッシングをかけて食べたり、
ニラの葉を味噌汁に入れて食べたり、ネギや玉ねぎを鍋に入れたり、丼ぶりに混ぜて食べたり。どんな方法でも構いません。

・山椒
山椒は胃腸を温め、整腸作用を発揮する他、発汗作用も期待できます。

・七味唐辛子
唐辛子に含まれるカプサイシンは、血行を良くし、体を温め、強力な発汗作用が期待できます。
うどん、そばにふりかけて食べてください。
カプサイシン繋がりでは、タバスコも同様の効果が期待出来ます。
ピザ、パスタなどにふりかけて食べてみてください。

以上が、余分な水分を排出するお勧めの食物になります。

「冷えは万病の元」ということわざがありますが、冷えは柄便秘や肩こり、不眠などの様々な不調の原因となるだけでなく、免疫力を低下させる大きな原因の1つであると考えられています。

風邪やインフルエンザなどの感染症を退ける為にも余分な水分をしっかりと排出して良い状態を維持するようにしてください。

最後に一言、

今回、余分な水分を排出する食品についてお伝えしました。お伝えした食物を意識して摂取することで冷えを避け、健康へと近づきますが、更に健康へ近づくためには「体を動かす」ことが重要です。

寒いから外に出たくない・・・。

そんな気持ちになるのもよく解ります。

だから、家でもスクワットしたり、その場足踏みしたり、ラジオ体操したり、ダンスしたりと家の中で体は動かしてみませんか?

食物で余分な水分を排出して運動で汗をかく。

この2つの対策を同時にできると冷え対策としてバッチリです!

その理想に向けて、今日から行動してみてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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こんな体を温める食品摂ってますか?

今回のテーマは「こんな体を温める食品摂ってますか?」です。

体を温めると、体内のあらゆる臓器の血行がよくなり働きが活性化します。

内臓の働きが良くなると、腎臓や大腸の働きが促進されて便通や排尿などで余分な水分や老廃物を外へ排出することが可能になります。

しかし、現代の食習慣においては知らず知らずの間に体を冷やす食品を意外と多く摂っている方が多いです。

その結果、余分な水分が排出されず「冷え症」「便秘」「慢性痛」などの症状を作り出してしまいます。

ですので、何が体を温めるのか?何が体を冷やすのか?その辺りをしっかりと理解した上で状況に応じて食べ分けて欲しいのです。

今回は体を温める・冷やす食品や見分けるポイントを紹介していきたいと思います。

温める食品か冷やす食品かを見分けるポイント

・色

食品の色が「赤・黒・黄・オレンジ」などの暖色系の食品は体を温める作用があります。
逆に体を冷やす作用があるのは「白・青・緑・紫」などの寒色系になります。
ただし、暖色系でも、トマトや柿などは例外として体を冷やす作用がありますので注意して下さい。

・旬の時期

冬に旬な食品は体を温める作用があります。
逆に夏に旬な食品は体を冷やす作用があります。
判断が難しい場合は、原産国や収穫地を参考にしてください。

・育つ環境

寒い地方で育った食品は体を温める作用があります。
逆に南国などの温かい地方で育った食品は体を冷やす作用があります。

・発酵食品

発酵食品に入っている酵素は体の新陳代謝を促して体を温めてくれます。
大豆そのものは温める効果も冷やす効果もありませんが、発酵させて納豆や味噌、醤油などになると温める食べ物へと変わりますし、牛乳もチーズ変換させることで温める効果が期待できます。

体を温めたり、冷やしたりする食品一覧

温める食品
そば、りんご、ブドウ、さくらんぼ、プルーン
ごぼう、ニンジン、レンコン、ネギ、玉ねぎ、山芋、生姜
塩、醤油、味噌、ゴマ油、黒ごま、黒砂糖、唐辛子、漬物、明太子
ハチミツ、カボチャ、小豆、黒豆、納豆、いちじく、海藻類、チーズ
玄米、ゴマ、クルミ
赤みの肉、卵、エビ、カニ、イカ、タコ、貝、牡蠣
紅茶、ハーブティ、赤ワイン、日本酒

冷やす食品
バナナ、パイナップル、レモン、ミカン、メロン、スイカ、マンゴー、カレー、コーヒー、うどん
レタス、白菜、きゅうり、トマト、なす、ゴーヤ、ピーマン、水菜
マヨネーズ、白砂糖、洋菓子、豆乳、小麦、枝豆
バター、キノコ類、豆腐、白身の肉
牛乳、水、緑茶、清涼飲料水、白ワイン、ビール

※体を冷やす食品でも「熱・塩・発酵・圧力」等を加えることで温める食品に変わります。
・牛乳 → チーズ
・大根 → たくあんや切り干し大根
・緑茶 → 紅茶
・白米 → おにぎり、チャーハン

以上が体を温める食品、冷やす食品の一例となります。

いかがでしょうか?

あなたは傾向として普段どちらの食品を多く摂っていましたか?

多くの方が傾向としては冷やす食品を多く摂っていたのではないでしょうか?

そうすると、体が内側からどんどん冷えてきます。

そんな状態では、いくら外側からカイロや服などで温めようとしても意味がありません

先ずは内側からしっかりと温めた上で、外側からも温めてあげると良いですね♪

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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水分摂り過ぎ?チェック法

チェックリスト(笑顔)

今回のテーマは「水分摂り過ぎ?チェック法」です。

前回、”水分は沢山摂れば良い”は間違い?の記事で水分摂取についてお伝えしました。

水分摂取は大事だけども、全員がとにかく2Lや3Lなど沢山飲めば良い訳では無い!とお伝えしました。

では今回、水分の取り過ぎで体の中に水分が溜まってしまっているのか?を確認する方法をお伝えしていきます。

水分摂取が過剰かどうか?それは下記の症状があるかどうか?で判断してください。

下記の症状が1つでも該当するのであれば「水分摂り過ぎ」の可能性がありますので注意が必要です。

水分を過剰摂取した場合に出る症状は全部で9項目

  1. くしゃみや鼻水が良く出る。唾液が過剰に出る・・・体内の過剰な水分を強制的に排出しようとする
  2. 下痢になる事が多い・・・但し、水分で腸が冷えすぎて動きが悪くなり便秘になる事もある
  3. 頻尿・・・1日7~8回の排尿が正常だが、それ以上は頻尿
  4. 寝汗を過剰にかく。運動や入浴以外でも直ぐに汗をかく・・・体に溜まっている水分を過剰に排出しようとする
  5. まぶたや足がよく浮腫む・・・水分は重力により下方に移動します。普段は下半身の方に移動する水分が寝る事によって頭と体が水平になりまぶたが浮腫みやすくなる。
  6. 二重顎、下腹ぽっこり、下半身だけ太い・・・脂肪の蓄積ではなく、水分過剰で太くなっている可能性がある
  7. 舌の形がボテッとしている・・・下の辺縁がギザギザしている。舌が浮腫んで大きくなると、舌を歯が内側から圧迫して歯形が付く
  8. 振水音・・・動くと胃の辺りでポチャポチャとよく音が鳴る
  9. お腹を触ると冷たい・・・胃や腸に水分が溜まっている事でお腹が冷たくなる。

※浮腫みなどが起こる原因として、心臓や腎臓が原因の場合もあります。急に症状が出現した場合や以前からあった症状が更に悪化した場合などは、一度、医師に相談するようにしてください。

これらが、水分を過剰摂取した場合に出る症状です。

こうやって見ていくと、該当する方って、結構沢山いると思います。友達同士や知人どうしでもこういう話ってよく出ていませんか?

該当する方全員が水分過剰だとは限りませんが、水分過剰な方の割合は非常に高いと思います。

前回お伝えした、一日の水分の出入りなどもチェックして、この機会に一度自分の生活を見返してみてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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休診日のお知らせ

休診日のお知らせ

1月22日(日)は勉強会出席のため休診とさせていただきます。

ご予約・ご相談などご用件がある方は、LINE・メール・留守番電話などでメッセージを残してください。
こちらから折り返しご連絡させていただきます。

ご迷惑をお掛けしますがご理解の程宜しくお願い致します。

”水分は沢山摂れば良い”は間違い?

今回のテーマは「”水分は沢山摂れば良い”は間違い?」です。

昭和50年代位までは「水を摂るな!気合が足りないから欲しくなるんだ!!」が当たり前でした。

今では考えられませんが、当時は辛くてもそれが当り前だと考えられていました。

人間の体内の水分量は成人であれば60%程度、老人だと50%程度、新生児だと75%程度が理想と考えられています。

昔と比べて水分を積極的に摂ろう!とする事は良い事です。

しかし、TVや雑誌等で芸能人やモデルさんなどが「水分は1日に2L~3L摂ってます。それが私の健康の秘訣・美の秘訣です!」等と発信していることをよく目にするようになりました。

そんな情報を見たり聞いて「じゃあ、私も実践しよう!」となる方も多いと思います。

でもこれって、注意が必要なんです。

雨は適度に降れば農作物が豊かに育ったり、水源の確保、音によるリラックス効果が期待出来ます。

しかし、雨も降りすぎると・・・

洪水が起こったり、木々も枯れてしまったり、土砂崩れを起こしたりしますよね?

私達の体も同じで、適切な量であれば体は健康体を維持出来ますが、適切な量を超えて摂りすぎると浮腫み・痛み・アレルギー・耳鳴り・冷えを生じてしまいます。

私達の体内では毎日水分が出入りしています。この水分の出入りのバランスが崩れることで上記の不調が生じます。なので、大切なのは自分の体はだいたいどの位水分が出入りしているか?を先ずは知ることが大事です。

その上で、
・足りていないのであれば水分を多めに摂る
・足りてるのであれば現状維持
・摂り過ぎなのであれば減らす工夫をする

このように考えてください。

では、早速1日の水分の出入りについて見ていきましょう!

1日で体内に取り入れられる水分量

1日に体内に入ってくる水分量は合計で約2600 CC だと言われています。

・口からの水分(水・お茶・コーヒーなど)・・約1500 CC
・固形の食物中に含まれる水分・・約800 CC
・食物中の糖や脂肪、タンパク質が体内の細胞で利用された後にできる代謝水・・約300 CC

1日で排泄される水分量

1日で体外に排出される水分量は合計で約2600 CC だと言われています。

・尿・・約1500 CC
・皮膚からの蒸発・・約600 CC
・吐く息から・・約400CC
・大便・・約100 CC

以上が水分の出入り量の平均値となります。

取り入れられる量=排泄される量・・・○

これが理想です。

取り入れられる量≦排泄される量・・・✖(水分不足)
取り入れられる量≧排泄される量・・・✖(水分過多)

これは理想的ではありません。

文頭に挙げた芸能人やモデルさんで1日に2L~3L飲んでます!という方は闇雲に飲んでいる訳ではありません。

必ず汗をかく習慣を取り入れています

汗をかく習慣としては運動であったり、入浴であったり、サウナであったり。

運動やサウナや入浴をすることで汗をかきますし、呼吸数も上がりますよね?

それによって、汚れた不要な水分を排出しています。

そして、失った水分を新鮮な細胞を活性化させる水分を取り入れている。

その結果、健康であったり美用に好影響を及ぼすということなのです。

本日のまとめです。

水分をとにかく沢山摂れば良い!というのは間違いです。

水分は排泄量と取り入れる量のバランスが重要です。

意識としては勿論、水分は少ないよりは多めに摂る方が健康には良いです。

体重によって変わってきますが、成人であれば約1.5L程度を目標に1日で飲むようにしてみてください。

ただし、あなたが汗をかく習慣があるかどうか?によって、もっと多く摂取した方が良い方もいれば、控えた方が良い方もいますのでそこは注意が必要です。

先ずは自分の水分の出入りはだいたいどの位なのか?を知ることが大切です。
早速今日からチェックしてみてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。

また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。

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睡眠の質は夫婦別々の布団で寝るとUP?!

今回のテーマは「睡眠の質は夫婦別々の布団で寝るとUP?!」です。

夫婦や家族で寝る場合にベッドのサイズで悩む事ってありませんか?

ダブルサイズ?クイーンサイズ?キングサイズ?などなど

どのサイズが良いんだろう?と悩みますよね。

家族や夫婦って長年連れ添っていると似てきます。

特に食事の好みや量などは似てきますよね。

中には夫婦で風貌まで年齢を重ねると似てくることもあります。

そんな中、睡眠パターンだけは長年連れ添っても似ない事が調査で分かっています。

睡眠パターンがあまりにも違う場合は、別のベッドで寝る方が睡眠の質低下を防げます。

因みに同じベッドで寝る夫婦の男性側の7割は不満が無いのに対して、女性は逆に7割が不満を持っているそうです。

男性の私からすると非常にショックな数値ですよね・・・。

原因としては主に男性のいびきや寝相がストレスになるそうです。

また仕事で男性の方が布団に入る時間も遅くなりがちですが、先に女性が寝ている布団に対して出たり入ったりする事で温度が変動して睡眠の質が低下します。

部屋数に余裕があれば、別の部屋で寝るのが良いと思います。

しかし、部屋数の余裕が無い・流石に寂しいなどの理由で同じ部屋で寝る場合にはこれがお勧めです。

ダブル・クイーン・キングサイズなどの1つのベッドでは無くシングルサイズを2つ使う

こうすることで、睡眠満足度を向上させることができるんです。

因みに日本では同じベッドで寝る場合、セミダブルかダブルサイズを使用している人が8割以上だそうです。

大きい方が良いのは何となくイメージがつくけども、では何故クイーンサイズやキングサイズでは無いのか?

それには理由があります。

シングルサイズは横幅100㎝に対してセミダブルは120㎝、ダブルサイズは横幅140㎝、クイーンサイズは160㎝、キングサイズは180㎝しかありません。

ですから、お互いの体が当りやすく寝返りの際の振動も伝わりやすいため、睡眠の質低下は避けられないのです。

それをシングルサイズのベッド2台並べて200㎝にすることで広々スぺ―スになるので睡眠の質を大きく改善できるのです。

ベッドを引っ付けずに隙間を空けて同じ部屋で寝るのでもOKです。

シングルベッドを使用するメリットとして、

夫婦2人で寝る場合や子供と3人で寝る場合にベッドを2台並べて使っている場合、将来的に別々の部屋で寝る事になった場合でも移動が簡単にできるというメリットがあります。

ですから、現在の睡眠の質向上の為にも将来の為にもシングルベッド2台利用をお勧めします。

特に女性は男性に比べて色々な準備等があり、起床時間が早く睡眠時間が短くなる傾向にあります。

ですので、短時間でもしっかりと疲労除去できるように睡眠の質を高める必要性がより重要です。

その事を女性自身は勿論ですが、男性も知っておいてくださいね。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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新年のご挨拶

新年の挨拶・日の出

新年あけましておめでとうございます!


旧年中はご愛顧を賜わり、厚く御礼申し上げます。
2023年も皆様にとって当たり前のことが当たり前のように出来る身体作りのお手伝いを全力でさせて頂きます。

現状に満足せず日々学びを続け皆様に還元出来るよう努めて参りますので、
本年も整体院三宝をお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

当院は2023年1月5日(木)から通常通り営業致しております。
ご予約希望・ご質問などございましたら、LINE・お問い合わせフォーム・電話いずれかでご連絡ください。

慢性症状専門整体院 三宝 -SANPOU-
院長 三谷

年末年始営業時間のお知らせ

休診日のお知らせ

年末年始営業時間のお知らせ

日頃より当院をご利用頂き誠にありがとうございます。
誠にかってながら、下記の年末年始期間を休診とさせて頂きます。
ご迷惑をおかけしますが、宜しくお願い致します。

12月31(土)~1月4日(水)

2023年1月5日(木)から通常営業となります。

2023年も整体院三宝は皆さまが充実した毎日を過ごせるように全力でサポート致します。

整体院三宝

寝室温度問題の解決策とは?

今回のテーマは「寝室温度問題の解決策とは?」です。

一人暮らしの時は全く悩まなかったけど、夫婦・家族で同じ寝室で寝る場合に悩む事。

その中の1つとして思い浮かぶこととして、寝室の温度問題ありませんか?

あなたはこんな事を感じた事ありませんか?

・夫がクーラーの温度を低く設定するので私は寒くて寝れない
・妻が寒いと言ってクーラーの温度を高めに設定するので暑くて寝れない
・子供が暑がりなのでクーラーの温度を低めに設定しているので寒い
・子供は掛け布団を掛けずに寝るから温度を高めに設定しているので暑い

このような事はありませんか?

恐らく、殆どの家庭で全員が快適に感じる温度で寝れている方は少ないのではないでしょうか?

その位、寝室の温度設定で多くの方の悩み事になっています。

ある調査によると、寝る時に最適だと思える室温は男女において平均3℃の差があるそうです。

基本的には男性が女性よりも低い温度を最適に感じる傾向にあります。

あなたは3℃差と聞いてどう感じますか?

私は非常に大きな差だなーと感じました。

27℃と30℃、17℃と20℃

文字で見ても過去の実体験としてもこの差は大きいなと感じました。

しかもこれが、外出時とか活動時であれば未だしも、寝ている時なので余計に温度差を感じやすくなると考えられます。

室温が自分にあってないと、暑く感じる場合も寒く感じる場合も両方ともに睡眠の質は低下します。

睡眠時間は確保してるのに温度が原因で睡眠の質が低下。なんて非常に勿体無いです!

では、この問題に対する解決策を先にお伝えします。

・夫婦、家族で話し合って快適な温度を探す
・寝具や寝間着で調整する
・冷暖房機を使用する
・別部屋で寝る

以上が私がお勧めする解決策となります。

では、もう少し詳しく1つ1つ解説していきますね。

夫婦、家族間で話し合って快適な温度を探す
 家族と言えど感覚は千差万別です。どこまでが許容範囲内かを色々試して見て話し合って決めてみてください。

寝具や寝間着で調整する
 特に寒く感じる場合の対応になります。
夏であろうと自分だけ冬用の掛け布団を利用したり、冬に自分だけ夏用の掛け布団を利用したりと掛け布団で暑い、寒いを調整する。
 寝間着も同様に夏に冬服、冬に夏服のように寝間着で温度調整してみてください。

冷暖房機を使用する
 夏に男性が暑く感じる場合、クーラーは女性の快適温度に設定して扇風機を男性側だけに当たるように設定する。
 冬に女性が寒く感じる場合、エアコンは男性の快適温度に設定してヒーターを女性側だけに当たるように設定する。
 このようにエアコンだけで室温を設定しようとせず、扇風機やヒーターなどの機器を補助で使用することでそれぞれの快適温度に近づけることが可能です。

別部屋で寝る
 上記のように対策を講じたが、どうしてもお互いが感じる温度差に開きがある場合は別部屋で寝るようにしてください。別部屋で寝るのは寂しいですが、睡眠の質確保が最優先です。
 既に上記で掛け布団調整に関して述べましたが、一般的に快適温度の差が3℃までなら掛け布団で調整できます。しかし、3℃以上開きがある場合は掛け布団だけでは調整が難しくなります。その場合は別々に寝る事を検討してください。夫婦、家族間でよく相談して判断してください。

以上が寝室温度問題の解決法となります。

睡眠の質は非常に大切です。

成長ホルモンの放出、記憶の整理、疲労回復、免疫力向上、自律神経の安定

これらが活発になるのが睡眠中です。

睡眠の質を高める事で、
・子供がすくすくと成長
・運動能力のアップ
・学習効率アップ
・毎日仕事をバリバリこなせる
・何歳になっても行きたい所に自分の足で行ける

こういった事が可能になります。

多くの家庭で、寒く感じている女性側が我慢している傾向があります。

家族の為に自分は我慢!

その気持ちは立派ですが、そんなことを続けていては睡眠の質低下でいつか限界が来て倒れてしまいます。

そうなる前に早速、今日家族としっかりと相談して寝室温度問題解決に取り組んでみてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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季節や年齢で睡眠パターン変えてますか?

睡眠

今回のテーマは「季節や年齢で睡眠パターン変えてますか?」です。

あなたは、睡眠パターンを意識的に変えてますか?

季節によって長く寝てしまったり早く起きてしまったりと、たまたまなることはありますが意識的に睡眠パターンを変えている方は少ないと思います。

一般的には、10代~20代前半位までは多くの睡眠時間が必要です。

休日に12時間くらい寝てしまった!なんて事はこの年代ではよくある事です。

そこから社会人になって働くようになると睡眠時間は短くなる傾向にあります。

それには仕事の関係やストレスなどが影響しています。

50代~60代以降になると睡眠時間がより短くなり、早朝に目が覚めるようになります。

「昔ほど寝れなくなってしまった!」とよく不安がられる方がいらっしゃいますが、年齢共に睡眠時間が短くなるのは異常では無く正常な反応です。

寝るのにも体力が要るんです。でも、我々は日々老化しています。

ですから、老化によって寝る体力が低下し睡眠時間がどんどん短くなっているのです。

睡眠時間が短くなるのは老化が大きく関わっていますが、活動量の低下も関係します。

子供の頃の様に走り回ったり、跳んだりとかしませんよね?

ですから、肉体的にはそこまで大きな負担は掛かっていないので睡眠時間は短くても対応できるのです。

今回、私が伝えたい大切な事は何か?

それは、「睡眠パターンは年齢や季節によって変わるんですよ。だから、何時間寝ないと駄目!と固執しなくて大丈夫ですよ!」ということです。

年齢で見た場合、10年サイクルで睡眠パターンが変わると言われています。

例えばですが、

10代の頃、私は8時間は寝ないと駄目だと感じていた。

20代の頃、今は7時間でもスッキリと起きられると感じていた。

30代、6時間でもスッキリ起きられると感じていた。

60代の現在、5時間でもスッキリ起きられると感じている。

上記の様に10年サイクルで自分に必要な睡眠パターンが変わるので、その都度チェックするのが理想です。

若い頃の固定観念で私は8時間寝ないと駄目なんだ!と思っていると、以前の様に寝れない事が不安になったりストレスとなることで睡眠の質が低下してしまいます。

そうではなくて、年齢と共に睡眠パターンは変わるんだよと理解した上で柔軟に対応してください。

睡眠パターンは季節によっても変わります。

あなたはこんな経験ありませんか?

夏はいつもより早く起きてしまう。でも、春は油断するといつもより起きるのが遅くなって朝からドタバタになる。

これは、季節の影響で起きる現象なんです。

夏は朝方になると暑くなってくるので交感神経が優位になりやすく、いつもより早く勝手に目が覚めてしまいます。

一方、春はポカポカと丁度いい温かさなので、副交感神経が優位になるので二度寝してしまったり、スッと起きれなくなるのです。

このように季節によって睡眠パターンが自動で変わってきます。

これを無理に変えようとすると逆に睡眠の質が低下してしまう可能性があるんです。

だから、こういった自然現象が季節によっては出るんだよと知っていれば、固執しなくて済むので不安やストレスを生じにくくなります。

そうは言っても、もっと寝たいんだよ!とか、仕事があるからスッと起きたいんだよ!という方もいると思いますが、それはまた別の話になってくるので別の機会にお伝えできればと思います。

日本人は睡眠を軽視しがち!と言われています。

私の学生の頃あるあるですが、

「昨日、2時間しか寝てないねん。凄くない?」「俺、昨日徹夜やし!」

みたいな、友達と寝ていない自慢の応酬的なことがありました。

今ではバカなことしてたな~と反省しています。

本来、発育発達が盛んな10代は睡眠中に成長ホルモンがバンバン放出されていますので最も睡眠を取らなければいけない年代です。

成長ホルモンだけでなく、記憶の整理も睡眠中にされていますので、睡眠を疎かにすると体も成長もしないし頭も成長しない可能性が高くなります。

仕事がメインの20代~50代の働き盛りの年代に関しては睡眠の目的が変わってきて「疲労回復」がメインになります。

この年代の方が睡眠を軽視すると、仕事のパフォーマンス低下、疲れが取れない、お肌の劣化、髪質の劣化などに繋がります。

上記の様に睡眠はどの年代に置いても非常に重要なことです。

私はこの時間寝ないと駄目なんだ!という様な固定観念は一旦横に置いて、

睡眠パターンは年齢・季節によって変わるんだよ、という事を理解してその年代や季節に合ったパターンにしてみてください。

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快眠は胃をからっぽに!

今回のテーマは「快眠は胃をからっぽに!」です。

あなたは睡眠の質を向上させて仕事やプライベートで疲れていても「朝起きたらスッキリ!」にしたくないですか?

子供の頃はそんなことって考えなくてもできていましたよね?

しかし、いつからでしょうか?

「どうやったら朝のスッキリ感を得られるんだろう?」

と考えてしまうようになってしまったのは・・・。

睡眠の質を向上させ快眠を得るためには「夕食をいつ食べるか?何を食べるか?」が重要になります。
今回はそのポイントについて簡単に解説しています。

「寝ている間に胃の中に食べ物が残っていない状態」

この状態が1番理想です。

胃の中に食べ物がある時、胃の中では

胃液を出して食べ物を消化する・食べ物を混ぜる・腸に送る

などと忙しく働いています。
内容物が多い場合や消化しにくい食べ物の場合はより頑張って胃は働かなくてはいけません。

筋トレをガンガン頑張ってやっているようなイメージですね。

寝てる間に体の中で筋トレをしている訳なので、睡眠の質にも影響を与えそうな気がしませんか?

一流のスポーツ選手・チームにおいては就寝の3時間前までには夕食を必ず終わらせておくというような厳格なルールを設けているところが多いです。

そうしないと、日々体に大きなストレスをかけているスポーツ選手の睡眠の質が大きく低下し、パフォーマンス低下に繋がるからです。

快眠を得るためには夕食の時間を少し早めたり、寝るまでの時間が短い場合は消化しやすい物を食べる必要性が有ります。

普段自分が食べている物がどのくらい消化に時間がかかるか分からない。という方は下記を参考にしてみてください。

○食べ物が胃に留まる時間の目安
30分:餅・生卵・白米・牛乳・鯛の塩焼き・果物
2時間:食パン・半熟卵
3時間:うどん
4時間:ステーキ・天ぷら

これらを参考にして「寝る際は胃がからっぽ」になるように時間を逆算して夕食を食べるようにしてみてください。

もし、仕事の関係でどうしても帰りが遅くなってしまうよ。という方は、消化に時間の掛かるものは帰宅前に食べておき、帰宅してから直ぐに消化する食べ物を摂るというような「分食」がおすすめです。

最後に注意点を1点。

夕食に何を食べるか?いつ食べるか?を今回お伝えしました。これは重要な部分ではありますが、あまり神経質になり過ぎないように注意して下さい。

食事は幸福感と深く結びついています。「遅くなってしまった!!」「できなかった!!」「この食べ物は駄目だ!!」などとなってしまうと元も子もありません。

そうなると精神的に疲れてしまって更に睡眠の質が低下して長続きしなくなります。

「食事を楽しみながらも、何時もより早めに夕食を済ませてみよ~」などど楽しみながら徐々に取り組んで頂ければと思います。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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早寝早起きはできない?!

目覚め

今回のテーマは「早寝早起きはできない?!」です。

突然ですが、あなたに質問です。

いつもの寝ている時間より2~3時間早く寝る事って簡単にできますか?

私は正直できません。

明日、いつもより1時間早く起きないと駄目だから1時間前に寝よう!と思っても中々寝れなくないですか?子供であれば可能かもしれませんが・・・。

実はこれって出来ないのが当たり前だったんです。

寝る2~3時間前は人間は目が覚めるようにプログラムされているのです。

だから、人間は早寝することは基本的にはできません

でも、早起きすることは早寝するよりも比較的簡単に出来ませんか?眠たいのは眠たいですが頑張れば出来ると思います。

今回、私が言いたいのは早く寝て、早く起きたいのであれば事前に体内時計を調整しましょう!ということです。

急に無理な早寝早起きをしようとすると睡眠の質が低下し、強い睡魔が襲ってきたり、疲労感、倦怠感などが強くなってしまいます。

なので、早寝早起きでは無く

「早起き早寝」をしてください。

早起きは2時間までであれば、成功率7割を超えます。しかし、2時間以上は急激に成功率は低下します。

早起きのコツは「30分ずつずらす」です。

体内時計をずらすには1~2週間かかると言われています。

ですので、30分早く起きる習慣を1~2週間続けてから更に30分ずらす・・・。のように徐々にずらしていってください。

そうすると、睡眠の質を落とさず体に負担を掛けずに体内時計を調整する事が可能となります。

ダイエットや筋トレもそうですが、急激にやろうとすると反動でダウンして失敗してしまいます。

睡眠も同じで、突然早寝早起きをしようと無理をすると体調不良や事故などを起こす原因となります。

ですので、少しずつ慣らしながら行うようにしてください。

今後、早寝早起きという言葉は使わないようにしてください。

今日からは「早起き早寝」この言葉を使うようにしてみてくださいね。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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1週間元気に過ごす睡眠のポイントとは?

今回のテーマは「1週間元気に過ごす睡眠のポイントとは?」です。

当院には腰痛・肩こり・頭痛・膝痛など痛みでご来院される方が多いです。

しかしながら、痛い訳では無いけども「朝のスッキリ感が無くてしんどい」「週の始めは元気だけど中頃から疲労が強い」というお悩みでご来院される方も多数いらっしゃいます。

これは、子供も大人も関係ない傾向にあります。

休み最終日の夕方頃から憂うつな気持ちになったり、月曜日の朝に「また今日から仕事か」「仕事だるいな」「学校行きたくないな」と思いながらも無理やり出勤・登校している方もいます。

こうした休み明けの憂うつな気持ちのことを「ブルーマンデー症候群」とも呼ぶそうです。

今回はそんなスッキリ感を得られていない方、週の途中から疲労感が強い方、休み明けが憂うつな方にお勧めの内容となっています。

今回、月曜日~金曜日が出勤・登校で土日が休みの方をベースにお話しています。しかし、この考え方はご自身で応用は簡単に出来ますので安心してください。

ほとんどの方の睡眠は「平日パターン」と「休日パターン」の2通りになっている人が多いと思います。

平日であれば、○時に寝て○時に起きる。
休日であれば、平日より夜更かしして起きるのも昼前・・などとパターン化していると思います。

集計データによると、休日は平日に比べて平均1時間24分長いという結果が出ています。学生であればもっと差があるかもしれませんね。

しかし、この2つの睡眠パターンだけでは、スッキリ感や疲労感や憂うつ感を取り除くには不十分であり「曜日によって調整する」ことが大切になってきます。

考え方として最も大切なのが「月曜日の朝はスッキリ目覚めること」です。

これをしくじると、疲労感・だるい・やる気が出ない等のパフォーマンス低下は1週間続く事になります。

疲労感が強いからといって、昼寝を沢山したとしてもパフォーマンスを復活させるのは難しいです。

私は最近でこそ睡眠の重要性を理解したのでしていませんが、学生の頃や20代前半の頃は睡眠の質を自ら下げることをしていました。

あなたもこんな事してませんか?

・土日の休日はついつい夜更かしをして寝るのが遅くなる。
・深夜までスマホやタブレット、PC等で遊んでいる。
・翌日が休みだったら、お昼12時頃迄寝ている。
・最近寝不足気味でも、週末に寝溜めしたら大丈夫だと思っている。

私はこのような事をしょっちゅうしていました。

こんな事をしていると、睡眠の質が低下するのでスッキリ感が得られにくくなったり、週の中盤~後半にかけて疲労感が強く出たり、ふとした時に猛烈な睡魔が襲ってきたりとなるのは当然の結果です。

中にはここまでの事はしていないよ!睡眠時間は7~8時間は確保しているし土日もそこまで長時間寝ていない。

または、仕事の帰りが遅いのでどうしても毎日の睡眠時間を確保できない。

そんな方もいらっしゃると思います。

では、そのような方が睡眠の質を向上させる為に必要な事は何なのか?

それは、「月曜日の朝をスッキリ目覚められる週間設計を立てる事!」です。

基本的に1週間で最も疲労が蓄積するのは「木曜日」です。

もし、その疲労を無視していつも通りの睡眠を続けていると木・金曜日は疲労困憊の状態になりパフォーマンスも悪いので、集中力が持続せず仕事もはかどらないです。

そして、そんなボロボロの状態で休日を迎えます。

休日だから、夜更かししたり昼前まで寝たりと大きくリズムを変えがちです。

そうすると、月曜日は最悪のコンディションになります。

となると、その1週間は全滅ですよね?

そうならない為に「水曜日の夜~木曜日の朝の睡眠をしっかりと取る」事が大切になります。

水曜日の睡眠をしっかり取ることで1週間を元気に過ごすことが可能になりますし、休日の土曜日に夜更かしをすることも大きな問題にはならなくなってきます。

水曜日の夜はどんなに忙しくても、早めに就寝したり、飲み会には参加しない、宅飲みも控えるなどの工夫をしてください。

たったそれだけの工夫で1週間を元気に過ごせるんです。

今まで、平日パターンと休日パターンの2通りの睡眠パターンで過ごしてこられた方は 「月曜日の朝をスッキリ目覚められる週間設計を立てる事!」 これを意識してみてください。

仕事や体力によって疲れのピークが違っては来ますが、基本は木曜日が一番疲労が蓄積します。その為、水曜日にしっかりと睡眠を取る事をお勧めします。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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休診日のお知らせ

休診日のお知らせ

11月20日(日)は勉強会出席のため休診とさせていただきます。

ご予約・ご相談などご用件がある方は、LINE・メール・留守番電話などでメッセージを残してください。
こちらから折り返しご連絡させていただきます。

ご迷惑をお掛けしますがご理解の程宜しくお願い致します。

男女が揉める原因は脳の仕組み?!

今回のテーマは「男女が揉める原因は脳の仕組み?!」です。

脳の仕組みを解明する為に昔から何十年にも渡って世界中で研究が続けられています。

しかしながら、未だ全容解明には至っていません。その位、脳の仕組みは複雑であると考えられます。

全容解明には大分近づいているそうですが未だ解っていないことがあるのも確かなようなので、今後驚きの発見があるかもしれません。ですから、可能性に満ち溢れた臓器なので今後が楽しみですね。

先日、「男女の脳の仕組みの違い」に関して勉強をしていて面白いなーっと思い、皆さんにもお伝えしたくなったので書く事にしました。

今回は健康情報とは少しズレるかもしれまんせが興味のある方は読んでみてください。

読むことで「男は女は何であんな行動・態度をするのか?」などの理由が理解できます。

そうすることで、相手の言動や行動にイライラせずに済みますよ。

先ず、結論を言ってしまうと男女では脳の仕組みが違うので行動・態度などの価値観がズレるのは仕方が無いということです。

人間は700万年前にアフリカで生まれた先祖が徐々に進化を遂げてきたと考えられています。

人間は原始時代から、男性と女性における仕事の役割分担がなされてきました。

男性は狩りに行って食糧を調達する役目を。女性は近くの人たちとの調和をはかりながら、木の実を採ったり、子供を育てるという役割を担っていたのです。

その時の名残が脳に残っていると考えられています。

例えば、こんなことってありませんか?

・男は探し物が苦手
冷蔵庫からバターを探せない。タンスから靴下やハンカチなど探せない。目の前にあるのに・・となるパターンが多い。

男性はビールを好んで飲む。女性は甘いもに目が無い
男性はビールを好んで飲む傾向が強い。女性は甘い物に目が無く常に食べてるのではないかと思わされる程。

・女はながらでも話かける、男は人の話を聞けない
女はテレビを観ながらなど、ながらでも話しかけれる。男は話しかけても人の話を聞いておらず、喋っても「うん」「そう」「あー」等の空返事の単語が多く、「そんな事言ってたっけ?」となる。

こういった事で、イライラしたり喧嘩になったってことないですか?

私は勿論・・・ありますね(笑)

実はこれって、性格の問題では無く脳の仕組みが関係しているんです。

では、それぞれ理由を解説していきますね。

男は探し物が苦手な理由
女性は周辺視野が広く、男性はトンネル視が得意です。
狩猟者である男は遠くにいる獲物を追跡するため、注意が反れないようもっぱら前方が見えるように進化しました。
女性は忍び寄る外敵(捕食動物)をいち早く察知・発見する為に周辺視野が広くなるように進化しました。
ですので、女性は全体を俯瞰して見ることが得意ですが、男性は一点集中が得意なので沢山の中から一つを探すのが苦手なのです。

男性はビールを好んで飲む。女性は甘いもに目が無い理由
男性はしょっぱさと苦さを区別するのが得意です。その為、ビールを好んで飲むと考えられています。
一方、女性は甘さや砂糖の味を区別するのが得意です。その為、チョコレート中毒など甘いもの好きが女性に多いのです。
洞窟に住んでいたころは、採ってきた果物が熟れて甘くなっているか確かめないと安心して子供に食べさせられなかった。
だから、甘さへの感受性が高くなった。子供の命を守る為に進化した名残だとも言えます。

・女性はながらでも話かける、男は人の話を聞けない理由
脳は左脳と右脳と左右に分かれており、その左右を脳梁という組織が繋げています。
この脳梁が女性の方が太く、左右の脳の連絡が1.3倍良いと言われています。
その結果、脳の様々な部分を同時に働かせることができるので、テレビ観ながら・料理しながら・本を読みながらでも話をすることができます。
一方、男性は連絡がそこまで良くありません。一点集中が得意なのでテレビを観ながら話を聞く事はできません。どちらか一方しかできないのです。
ですから、正確には「男は人の話を聞けない」のではなく、「他に集中していることがあれば話を聞けない」のです。

このように、男女で脳の仕組みが違う事でこのような違いが生まれているのです。

他にも違いを挙げるとまだまだ沢山あるのですが、長くなってしまうので今回はこの程度にしておきます。

私が男性ということもあり、男性を擁護するような感じ?になってしまいすみません。

女性の方に知って頂きたいのは男性は脳の仕組み上、探し物が苦手・ビール好き・ながらでは話が聞けないのです。

ですから、脳の仕組み上そんな動物なんだなーと理解してあげてください。

また、話をしたり何かお願いする場合は「何もしてない状況で話しかけたり、一度に一つだけ」お願いするようにしてあげてください。

そうすれば、お互いストレスを感じず生活を過ごすことができます。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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「病は気から」はホントだった?

今回のテーマは「”病は気から”はホントだった?」です。

ある日、お隣のあの人と同じような年齢で同じような病気や痛みを生じました。

その人と同じ薬を飲んだり、整体などで身体を整えているのに私の体は全然良くならない・・・。何で同じことをしているのに私は改善しないの?

このように感じた事がいままで1度位はありませんか?

これは病気や痛みだけでなく、勉強・スポーツなどにも当てはまると思います。

”病は気から”は古くから語り伝えられてきた言葉です。

意味は「病気は気持ちしだいで、良くもなれば悪くもなる」というものです。

お腹が痛かったけど、友達と遊んでいたら忘れた。明日のテストが嫌で学校を休みたいと思っていたら本当に熱が出た。などの経験がある方もいらっしゃると思います。

ケンタッキー大学のデボラ・ダナー教授が言葉が寿命に及ぼす影響についての研究データがあります。

それによると、楽しい・嬉しいなどポジティブな言葉を使う人と、寂しい・悲しいなどネガティブな言葉を使う人の60年後の生存率を調べると、ポジティブな言葉を使う人の生存率は約90%、ネガティブな言葉を使う人は約34%でした。

考え方の違いで寿命に約56%もの差が生じたそうです。

これって凄くないですか?!
気持ちの持ち方や発する言葉だけで56%も差が生じるんです!

人間は年齢を重ねていく中で、様々な経験を積んでいきます。

上手くいった良い経験も、思い出したくないような上手くいかなかった悪い経験も両方積んでいきます。

良い経験の場合、その経験を元に再度同じような状況に陥った場合に適切な判断を下せる可能性が高いと思われます。

一方、悪い経験の場合は注意が必要です。

ある判断を数回した結果が悪いと、「判断=失敗」と考えてしまいます。

そうすると、「これは駄目!」という思い込みが生じます

この思い込みって奴が厄介なんです。

例えばですが、

▢世界の国々と比べ、日本人の睡眠時間は短い
▢健康のためには8時間以上の睡眠が必要
▢疲れがとれていないために朝起きるのがつらい
▢昼食後は消化により胃に血液が集中するため眠い
▢睡眠時間は気力や体力でコントロールできる

上記の項目で正しい内容は何個あるでしょうか?

考えてみてください・・・。

実はこれって全て正しく無いんです!

現代は情報が溢れています。その為、間違った情報も沢山出回っています。そのせいで間違った思い込みが生じてしまっている可能性があります。

更に1~2年前まで正しいと言われていた事が、実は今では正しくないんです!と覆されることも多々あります。

こういったことによる「思い込み」が問題になります。

本来はそんなに気にしなくて良い事を気にし過ぎてしまったり、気にしないといけない事をなおざりにしてしまったりすることで、体に悪影響を及ぼすのです。

今回、私が何を言いたいかと言うと思い込みは捨てて、素直に受け入れてみて!ということです。

過去の経験から、

・この薬は私には効かない
・このストレッチは効かない
・私の体はもう改善しない
・接骨院や鍼灸・整体では改善しない
・この筋トレは意味がない

そういう風に思われる気持ちも十分解ります。

ただし、それらを指導したプロの先生が必要であると判断したのであれば「これは駄目」と初めから拒否せずに実践してみたり、私はこれを実践していくことで改善していくんだ!と日頃からポジティブな言葉を発してください。

何の治療計画も説明されずに、ただこれをしてみてください。と言われた場合は改善していくんだ!と思う事も難しいと思いますので必要ありません。

でも、しっかりと治療計画を説明した上で、これをしてみてください。と言われているのであれば改善していくんだ!と素直に毎日を過ごしてみてください。

もし、不安な気持ちがあるのであれば先生にその思いを伝えてください。
そして、納得出来るまで話し合って下さい。

気持ちの持ちようが大切でポジティブな思考や行動をすることで、改善が難しいと思われていた症状が劇的に良くなる症例は全国でも後を絶ちません。

何をするか?も大切ですが、どう捉えるか?今後どうしたいのか?の方が大切なんです。

自分を信じ、相手を信じる。
それがあなたの明日の健康を作ります。
是非、今から素直に行動してみてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。

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正しい呼吸エクササイズの実践

今回のテーマは「正しい呼吸エクササイズの実践」です。

前々回が「正しい呼吸できていますか?」、前回が「自分の呼吸をチェックしてみましょう」というテーマで呼吸に関してお伝えしてきました。

そして、今回は呼吸のエクササイズを実践して「倦怠感」「肥満」「睡眠障害」「喘息」「心臓病」などの症状改善に向けて頑張って行きましょう!という感じです。

大切なのは、「二酸化炭素のロスを無くす」ことと「二酸化炭素への耐性を高める」ことです。

・起きている時も寝ている時も常に鼻呼吸をする
・ため息をつかない(つきそうになったら、飲み込むか、息を止める)
・あくびをする時や話す時に大きく呼吸をしない
・1日の自分の呼吸を観察する
・呼吸の質が悪いと、二酸化炭素が少ないのが普通になってしまう。それを二酸化炭素が適切量あるのが普通になるように耐性をつける

上記のポイントが日常生活において呼吸の質を改善する為に大切なことです。

上記のポイントは普段気をつける事ですが、より直接的に呼吸に関与して質を改善するためのエクササイズ法を今からお伝えしていきますね。

➀背筋を伸ばして座り、肩の力は抜く

②片方の手の平を胸に当て、もう片方の手の平はお臍の上に当てる

③息を吸う時はお腹がゆっくり膨らむのを感じ、息を吐くときにはお腹がゆっくり凹むのを感じる

④次に息をしながら胸とお腹を手でやさしく押して、呼吸への抵抗を作る

⑤手を押し返すように呼吸し、息をするたびに呼吸を小さくしていく

➅1回の呼吸で吸い込む空気の量をいつもより少なくする

⑦呼吸のペースを落として呼吸の量を少なくし、我慢できるレベルの息苦しさにする

⑧更にゆっくりと息を吐き出し、肺と横隔膜の自然な伸縮にまかせて呼吸をする

⑨吸う息が少なくなって吐く息がリラックスしてくると、傍目からは呼吸の動きは目で見えなくなる

以上が呼吸の質を改善する為のエクササイズ法になります。

このエクササイズは一日5分×2セットを目標に実践してみてください。

注意点として無理は厳禁ということです。

このエクササイズの目的は二酸化炭素の量を増やすことにあります。

ですので、エクササイズ実践中は息苦しさを少し感じることがあります

でも、「我慢できるくらいの息苦しさ」までにしてください。

エクササイズ中にお腹の筋肉が収縮(ピクピクと動く)、唾をのみ込みたくなる、全身が緊張してくる、呼吸のリズムが大きく乱れるようであれば、それは我慢し過ぎです。

早く良くしようと思う気持ちは理解出来ますが、我慢して頑張っても効果は得られません。

また、エクササイズ中に「ふらふらする」「不安な気持ちになる」などの反応が出た場合は直ちに中止するようにしてください。

あくまでも「我慢できるくらいの息苦しさ」までに留めてください。

このエクササイズにより二酸化炭素の量を増やして人間本来の呼吸を取り戻せるようにしていきましょうね。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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