2023/11/10(金)
食べたい衝動を抑えるには?
カテゴリー:院長ブログ

今回のテーマは「食べたい衝動を抑えるには?」です。
あなたはこんな事でお悩みでは無いですか?
・イライラした時にについ甘い物を食べてしまう
・口が寂しいのでついお菓子を食べてしまう
・気づけば常に口に食べ物が入っている
こんな経験がある方!
これは「エモーショナルイーティング」と言われる状態であり、至急改善が必要です。
エモーショナルイーティングとは「衝動食い」「やけ食い」などの、食べたい衝動の事を言います。
今回はエモーショナルイーティングとは何か?
なぜ起こるのか?避ける為にはどうすべきなのか?を解説していきます。
エモーショナルイーティングは感情に任せて食事をすること、あるいは感情を満たす為に食事をする事を指します。
例えば、
・気分が落ち込んだから甘い物を食べた
・暇だからおやつを食べる
・テレビを見ていたらいつの間にかスナック菓子が空になっていた
これらがエモーショナルイーティングです。
つまり、暇だから・寂しいから・食事の時間が来たからなど、空腹を満たしてエネルギー補充をするという本来のタイミング以外での食事がエモーショナルイーティングとなります。
エモーショナルイーティングが起こる4つの理由
エモーショナルイーティングが起こる理由は、
・空腹
(お腹が空き過ぎていて、食べるスピードが早くなって食べ過ぎに繋がる)
・暇
(暇で手持無沙汰な時に、テレビを見ながら何気なくスナック菓子に手を伸ばす)
・寂しさ
(寂しさを紛らわすために、食べて自分を癒す)
・怒り
(怒りでむしゃくしゃして、そのストレス発散の為に食べてしまう)
人間の脳は美味しい物を食べると快楽中枢が働くようにできています。
これによって、人間は食べるという行動を忘れないようにする元々人間に備わっている仕組みです。
ところが、怒りや寂しさなどのストレスを感じた時にも、何かを食べれば幸せを感じてストレスが和らぐということを脳が覚えてしまい、チョットしたストレスでも、何か食べるようになります。
そのうち、空腹やストレスが無くてもおいしそうな物を見ただけで、食べて快楽中枢を刺激しようという行動を繰り替えすようになります。
自分の感情をコントロールできる人は、気分が落ち込んだ時に運動したり、自分を癒す方法を見つけて気分転換をします。
しかし、気分の落ち込みを解消する正しい方法を客観的に考えられないと、お腹が空いていないのに食事を摂って誤魔化そうとしてしまうのです。
エモーショナルイーティングを避けるには?
エモーショナルイーティングを避けるには、あなたが感じている食欲の「食べたい理由は何?」を考える事です。
食欲は2つに分けられます。
・体の細胞がエネルギー不足に陥っており、そのエネルギー不足を解消するためにエネルギー補給を求めている
・体の細胞が求めている訳では無く、感情的な理由により「食べたい」という欲求がでている。
ですから、食べたいという強い衝動が生まれた際に「エネルギー補給の為の食事」なのか「感情の為の食事」なのか、どちらなのかを自分でしっかりと観察する必要性があります。
殆どの方はそんな事を考える前に、食べたいという衝動が湧いたら即食べてしまいます。
そんな事をしていると、自分がエモーショナルイーティングを行なっている事にすら気づけなくなってしまいます。
今後は食べる前に一旦手を止めて、自分自身と一度向き合ってください。
例えば、「今なぜ食べようとしているのか?」と自分に問いかけてください。「今は本当にお腹が空いている訳では無く、悲しい思いをしているのを食事で誤魔化そうとしているな」と気づいたら、お腹を満たすより別の方法で自分を癒すことができないか?と考えてみてください。
考えた上で「食べる」と決めたのなら、ゆっくりと一口ずつ味わいながら食べてください。そうすることで、衝動的に食べてしまうよりも量が抑えられるだけでなく、気持ちもだんだん落ち着いてくるはずです。
エモーショナルイーティングになりやすい人
エモーショナルイーティングになりやすい人には類似点があると言われています。
それは「自分への優しさ・思いやり」を向けられていない人です。
こういった人は、一度エモーショナルイーティングに陥ると中々抜け出せない傾向にあります。
つまり、自分自身の心と体の状態に気づけていないので、エモーショナルイーティングを繰り返してしまう。
エモーショナルイーティングから抜け出すには、自分を大切にして自分に優しさを向けること。
自分と向き合い、自分を俯瞰できるようになると、感情に任せて食べてしまう事も減っていきます。
エモーショナルイーティングに陥ると、胃に負担がかかったり、脂肪が蓄積したり、罪悪感に陥ったりします。悪い事ずくめです。
人間の欲求は良くも悪くも強い力を持っています。その強い欲求を跳ね返すためには、非常に大きなエネルギーを必要とします。
中にはその欲求を跳ね返す為に強い決意をもって抗える人もいますが、殆どの方は難しいと思います。
ですから、欲求を跳ね返す為の工夫をしたり、思考を変えなければいけません。
習慣が人を作ります。
始めは自分自身と向か合うのは、面倒だし時間もかかるかも知れまん。
でも、未来の健康の事を考えれば非常に重要な事なんです。
だから、ぜひ今日から実践してみてくださいね。
それでは、本日はこの辺りで失礼します。
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また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。
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