2023/12/21(木)
産後の腰痛に関しての解説
産後の腰痛とは?
産後の腰痛とは?
これは説明するまでもないですよね・・・。
産後に起こる腰痛です。
実は子育てのお母さんは69%に腰痛があると言われています。特に0歳児のお母さんでは75%にのぼります。
出産年齢に関係なく腰痛に悩んでいるお母さんが方が実は多いんです。
傾向としては1人目出産時に特に症状も無く身体のケアをされていなかった方や、症状はあったけども身体のケアに行く余裕が無く、我慢している内に症状が収まったという方が、2人目~3人目と出産時に腰痛が出現したり、前よりも酷い腰痛が生じる傾向にあります。
症状
産後の腰痛になると様々な時に症状を呈します。
- 授乳時の痛み
- 抱っこ時の痛み
- 朝起きた時の痛み
- 寝返り時の痛み
- オムツ替え時の痛み
一般的な原因
- ホルモンの影響
- 筋力低下
- 疲労
- 睡眠不足
- 妊娠、出産による姿勢の変化
これらが原因となり、産後の腰痛症状が生じると考えられています。
検査法
産後の腰痛で病院を受診した場合の検査法としては、レントゲン・CT・MRIなどを行ないます。
それらの検査を行なっても、画像上特に問題が検出されなければ、産後の腰痛だと診断されます。
一般的な治療・対処法
- 骨盤矯正
- 痛み止め
- 湿布
- 装具固定(骨盤ベルトや腰痛ベルト)
- マッサージ
- 電気治療
- 温熱治療
- 運動療法
産後の腰痛の殆どは、レントゲンやMRI、CTなどを撮影しても問題は検出されません。
多少問題があったとしても、殆どの場合「産後はこんなもんですから。そのうち楽になりますから経過観察しましょう」と言われる方が多いのが日本の現状です。
腰痛の程度がそんなに酷くない場合や、1人目出産時であれば上記に挙げたような保存療法を中心としたケアで改善が望めます。
しかし、症状が酷い場合や2人目以降出産時の腰痛の場合は保存療法だけでは改善が難しい傾向にあります。
当院での治療の考え方
当院での産後の腰痛に対する治療の考え方をお伝えします。
簡単に言うと、産後の腰痛の原因は「筋肉の問題」です。
筋肉が正常であれば痛みやしびれは生じませんが、筋肉の状態が悪くなることで痛みやしびれが生じます。
その筋肉の問題を神経整体(小波津式神経筋無痛療法)で施術することで改善させ、お悩みを改善へと導いていきます。
これが当院の治療の考え方ではありますが、これだけでは中々理解出来ないと思いますのでもう少し詳しく解説していきますね!
理想的な筋肉の状態とは?
・ガチガチに凝り固まっていない
・動かしても痛みが出ない
・しっかり力が入る
・筋肉を使っていない時はフワフワで柔らかい
・血流が沢山流れている
・いつまでも若々しく動ける
まるで赤ちゃんのような「もちもちで、ふわふわ」そんな柔らかい状態が理想です。
肩こり、頭痛、膝痛など、どのような症状であっても症状が出ている方は筋肉の状態が悪いです。
痛みやしびれがある方の筋肉を触ってみてください!
ほぼすべての方の筋肉がカッチカチに固くなっているはずです。
反対にフニャフニャで全く力が入っていない筋肉もあるはずです。
運動中や重い物を運んだりする動作中は筋肉が固くなるのは正常です。
しかし、座っているだけなのに、寝ているだけなのに、立っているだけなのに筋肉がカッチカチになっている。活動中、食事中、寝ている時など常に筋肉がカッチカチになっていませんか?これは自分では脱力が出来なくなってしまっている状態なのです。
反対に運動を定期的にしたり、重い物を運んだりする機会が頻繁にあって筋肉がしっかりと支えなければいけないのにも関わらず、筋肉に力が入らずフニャフニャの状態なので「力が入らない」「疲れやすい」などになっていませんか?
上記2つに共通するのは、脳から筋肉への神経伝達が正常に伝わっていない!ということです。だから、筋肉を緩めたり筋肉に力を入れることが状況に応じて出来なくなってしまっているのです。
このように必要な時に筋肉が力を発揮して体を支えたり、筋肉を緩めてリラックスさせたいのに出来ない状態が続く事で、一部の筋肉や関節に過剰に負担がかかります。
そうすると、血液やリンパの流れが悪くなるので痛みやしびれが生じているのです。
更に関節は血液やリンパの流れが悪いので栄養が来ず、関節が変形していく原因にもなってしまいます。
ではここで問題です!
なぜ、筋肉がカッチカチになったり、フニャフニャになってしまうのか?
ここは非常に重要です。
これを知らない方が、筋肉がカッチカチになっているからマッサージをして緩めよう!と考えたり、筋肉が無いからだ!と筋トレを一生懸命頑張ろうと考えます。
これらを行なうのは決して悪い事ではありません。
久しぶりに運動して全身筋肉痛でカッチカチになってしまった!とか、運動中や仕事中にもっと力が付けばもっと良いパフォーマンスや効率が上がるのに!などの状況の方とは相性バッチリだと思います。
しかし!!!
産後の腰痛による半年以上の痛み・しびれがある方は話が違ってきます。
このような症状がある方は根本原因である「脳の認識エラー」を変えなければいけないのです。
ここで先程の問題の答えに辿り着くのですが、筋肉がカッチカチになったり、フニャフニャになるように命令を出しているのはどこだと思いますか?
実は・・・それは「脳」なのです。
過去の怪我や生活習慣により脳がカッチカチの状態やフニャフニャの状態が正常であると認識してしまっているのです。
ですから、骨盤矯正のみ、湿布や飲み薬、温熱・電気治療、マッサージやストレッチなどでは根本改善には至らないのです。
今までにこんなことありませんでしたか?
整形外科や整体、接骨院などで治療をして貰ってその時は良くなった気がしたけど、直ぐに元に戻ってしまった・・・。これなんでだと思います?
脳の認識が間違っていることで症状が出ているので、本来は根本原因である「脳の認識エラー」を改善しないといけません。しかし、筋肉を一生懸命何度緩めても根本原因が変わることはありません。だから直ぐに戻ってしまうのです。
当院の神経整体は「脳の認識エラー」を神経を介して脳に刺激を送り、正しい認識に書き換えます!神経への刺激なので、非常にソフトな施術なので赤ちゃんやお年寄りの方でも安全に受けられますし、短時間で体の変化を感じることができるので、ビックリされる方が多いですね。
比較的症状が軽い状態であれば、筋肉を緩めるだけでも改善する可能性はあります。
もし、そのような治療は既に過去に行ってきたよ!だけど、どこに行っても中々改善せず、気づけば半年以上経過してしまった・・・。
もうそろそろ、体も心も限界かも?!
だから早く、何とか改善したい!とお考えの方は一度ご相談頂ければと思います。
注意点
産後の腰痛の場合、通常の腰痛と違い色々な要素が原因で生じています。
- 構造的な問題(筋力・神経伝達・姿勢)
- 肉体疲労
- 精神疲労
主にこの3つの要素が絡み合って産後の腰痛は生じています。
しかし、この3つの要素をあなた一人で解消することは可能ですか?恐らく、殆どの方が難しいのではないでしょうか?
・腰が痛くて辛いけど、頼る人がいないので鞭を打って家事、育児をする
・腰や骨盤がグラグラするけど夜泣きのため長時間抱っこする
・妊娠中も産後も尿漏れあって、一度体を診てもらいたいと思っているけど自分の時間が無くて行けない
・育児、家事のストレスで心が落ち込みやすい、、、、などなど
これらを自分1人で解消するのは難しいですよね?
私が何を言いたいか?
それは「自分1人で抱え込まずに他者に助けを求めましょう!」ということです。
特に1人目の育児は言葉で表せないくらいの重労働であり過酷です。
もしかしたら、一番近くにいるご主人さんも大変さを理解していないかも知れません。
でもそれは「理解していない訳でなく、理解できないだけ」なのです。
あなたが、しっかりと助けの声を出さないと周囲は理解できないので助けてくれません。
だから、1人で抱え込まずに「助けて!」と声を上げてください。
私はあなたが助けを求めるのであれば必ず助けます。
構造的な問題、肉体疲労の問題、精神疲労の問題などを出来る限りサポートします。
ただし、私が出来ることには限界があります。だから、ぜひ近くにいる家族にも助けを求めて下さい。そうすれば、あなたの腰痛は必ず良くなります!
遅くなればなるほど、改善が難しくなりますので早めの行動をお勧めしますね。