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2023/12/18(月)

腰椎椎間板ヘルニアに関しての解説

カテゴリー:腰痛, 院長ブログ

 
施術風景

腰椎椎間板ヘルニアとは?

疑問

首から腰に掛けてある背骨は複数の骨が重なり合って構成されており「脊椎」と呼ばれています。脊椎は頚椎7個・胸椎12個・腰椎5個・仙椎と尾骨が重なり合って脊椎となります。

腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎と腰椎の間にある椎間板というクッションの役割を果たす組織が、何らかの原因によりひびが入り、椎間板の内部にある髄核というゼリー状の組織が一部飛び出して、背骨の中を通る神経を圧迫するのが腰椎椎間板ヘルニアです。

症状

チェックリスト

腰椎椎間板ヘルニアになると様々な症状を呈します。

  • 腰痛
  • お尻~太もも、ふくらはぎ・すねの辺りの痛みやしびれ
  • ピリピリ、チクチクといった言い表しにくい症状
  • 筋力低下
  • 感覚が鈍くなる

痛みやしびれが生じるのが片側だけの場合もあれば両側に症状が出る場合もあります。ただし、基本的には片側性に起こるのが殆どです。

一般的な原因

チェック

一般的に脊柱管狭窄症の原因として言われているのが、

  • 加齢
  • 長時間の座り仕事
  • 重たい物の持ち運び動作の繰り返し
  • 交通事故やコンタクトスポーツなどでの強い衝撃
  • 喫煙

これらが原因となり、骨の変形が進行したり、椎間板にある髄核というゼリー状の組織が潰れて神経を圧迫することで症状を呈していると考えられています。

検査法

検査

腰椎椎間板ヘルニアであるかを判断する為の検査法としては、レントゲン・MRI・筋力検査などを行ない判断します。

一般的な治療・対処法

マッサージ


検査で腰椎椎間板ヘルニアと診断されて治療が必要となった場合にはこのような対応が一般的です。

  • 痛み止め
  • 神経ブロック注射
  • 湿布
  • 牽引治療
  • マッサージ
  • 電気治療
  • 温熱治療
  • 装具固定
  • 運動療法
  • 手術

軽度の腰椎椎間板ヘルニアであれば、上記の治療を行なう事で3週~4週程度で改善へと向かいます。ですから、基本的には初期は保存療法で経過を見ていき、これ以上の期間をかけても改善の傾向が無いと判断された場合は手術適応となるのが一般的です。

当院での治療の考え方

施術風景

当院での腰椎椎間板ヘルニアに対する治療の考え方をお伝えします。

簡単に言うと、腰椎椎間板ヘルニアの原因は「筋肉の問題」です。
筋肉が正常であれば痛みやしびれは生じませんが、筋肉の状態が悪くなることで痛みやしびれが生じます。
その筋肉の問題を神経整体(小波津式神経筋無痛療法)で施術することで改善させ、お悩みを改善へと導いていきます。

これが当院の治療の考え方ではありますが、これだけでは中々理解出来ないと思いますのでもう少し詳しく解説していきますね!

理想的な筋肉の状態とは?
・ガチガチに凝り固まっていない
・動かしても痛みが出ない
・しっかり力が入る
・筋肉を使っていない時はフワフワで柔らかい
・血流が沢山流れている
・いつまでも若々しく動ける

まるで赤ちゃんのような「もちもちで、ふわふわ」そんな柔らかい状態が理想です。
腰椎椎間板ヘルニアに限らず、肩こり、頭痛、膝痛などの症状が出ている方は筋肉の状態が悪いです。

痛みやしびれがある方の筋肉を触ってみてください!
ほぼすべての方の筋肉がカッチカチに固くなっているはずです。
反対にフニャフニャで全く力が入っていない筋肉もあるはずです。

運動中や重い物を運んだりする動作中は筋肉が固くなるのは正常です。
しかし、座っているだけなのに、寝ているだけなのに、立っているだけなのに筋肉がカッチカチになっている。活動中、食事中、寝ている時など常に筋肉がカッチカチになっていませんか?これは自分では脱力が出来なくなってしまっている状態なのです。

反対に運動を定期的にしたり、重い物を運んだりする機会が頻繁にあって筋肉がしっかりと支えなければいけないのにも関わらず、筋肉に力が入らずフニャフニャの状態なので「力が入らない」「疲れやすい」などになっていませんか?

上記2つに共通するのは、脳から筋肉への神経伝達が正常に伝わっていない!ということです。だから、筋肉を緩めたり筋肉に力を入れることが状況に応じて出来なくなってしまっているのです。

このように必要な時に筋肉が力を発揮して体を支えたり、筋肉を緩めてリラックスさせたいのに出来ない状態が続く事で、一部の筋肉や関節に過剰に負担がかかります。
そうすると、血液やリンパの流れが悪くなるので痛みやしびれが生じているのです。
更に関節は血液やリンパの流れが悪いので栄養が来ず、関節が変形していく原因にもなってしまいます。

ではここで問題です!

なぜ、筋肉がカッチカチになったり、フニャフニャになってしまうのか?

ここは非常に重要です。

これを知らない方が、筋肉がカッチカチになっているからマッサージをして緩めよう!と考えたり、筋肉が無いからだ!と筋トレを一生懸命頑張ろうと考えます。

これらを行なうのは決して悪い事ではありません。
久しぶりに運動して全身筋肉痛でカッチカチになってしまった!とか、運動中や仕事中にもっと力が付けばもっと良いパフォーマンスや効率が上がるのに!などの状況の方とは相性バッチリだと思います。

しかし!!!

腰椎椎間板ヘルニアによる半年以上の痛み・しびれがある方は話が違ってきます。

このような症状がある方は根本原因である「脳の認識エラー」を変えなければいけないのです。

ここで先程の問題の答えに辿り着くのですが、筋肉がカッチカチになったり、フニャフニャになるように命令を出しているのはどこだと思いますか?

実は・・・それは「脳」なのです。

過去の怪我や生活習慣により脳がカッチカチの状態やフニャフニャの状態が正常であると認識してしまっているのです。

ですから、湿布や飲み薬、温熱・電気治療、マッサージやストレッチなどでは根本改善には至らないのです。

今までにこんなことありませんでしたか?
整形外科や整体、接骨院などで治療をして貰ってその時は良くなった気がしたけど、直ぐに元に戻ってしまった・・・。これなんでだと思います?

脳の認識が間違っていることで症状が出ているので、本来は根本原因である「脳の認識エラー」を改善しないといけません。しかし、筋肉を一生懸命何度緩めても根本原因が変わることはありません。だから直ぐに戻ってしまうのです。

当院の神経整体は「脳の認識エラー」を神経を介して脳に刺激を送り、正しい認識に書き換えます!神経への刺激なので、非常にソフトな施術なので赤ちゃんやお年寄りの方でも安全に受けられますし、短時間で体の変化を感じることができるので、ビックリされる方が多いですね。

比較的軽症な腰椎椎間板ヘルニアであれば、筋肉を緩めるだけでも改善する可能性はあります。

もし、そのような治療は既に過去に行ってきたよ!だけど、どこに行っても中々改善せず、気づけば半年以上経過してしまった・・・。

もうそろそろ、体も心も限界かも?!
だから早く、何とか改善したい!とお考えの方は一度ご相談頂ければと思います。

注意点

注意

症状の出かたによっては、保存治療や整体・鍼灸などでは改善が出来ないケースがあります。もし、下記の様な症状があるのであれば至急医師による診察を受けてください。

  • 運動麻痺や感覚麻痺(力が全く入らない。肌を触れても触れてる感覚が何もない)
  • 膀胱直腸障害(排尿困難、残尿感、排尿の勢い低下、頻尿、失禁、夜尿、突然の強い尿意、便意が無い、便失禁)
  • 歩行困難

このような症状が出る場合は早急に手術などの外科的治療が必要な可能性があります。
腰椎椎間板ヘルニアは遅くなればなるほど、改善が難しくなりますので早めの行動をお勧めします。

 

 

 

 

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