2023/04/28(金)
しつこい疲れはここを疑え!
カテゴリー:院長ブログ

今回のテーマは「しつこい疲れはここを疑え!」です。
あなたはこんな症状でお悩みではありませんか?
「疲れやすい」
「疲れが取れない」
「病気や怪我が治りにくい」
「塩辛い物を異常に食べたくなる」
このような症状がある方は、
「副腎疲労」
の可能性があります!
疲労を取るために色々と試しているけど中々改善しないという方は、是非参考にしてください。
副腎疲労とは主にストレスと栄養失調、体内の炎症がキッカケでうつ病のような症状をもたらす病気です。
副腎は腎臓の上に位置する約2~3cmの小さな三角形の臓器で左右1対ずつあります。1つは約4~5g程度の小さな臓器ですが、人が生きるために必要なホルモンを分泌するとても大切な臓器です。
副腎は人が生きていく上で重要なホルモンを放出していますが、その中でも一番重要なのが、心身を元気にしたり、ストレスを打ち消したりする働きを持つ「コルチゾール」です。
コルチゾールの分泌量は一日の中で大きく変動します。
朝には多く分泌され、昼過ぎには減り始め、夜には殆ど出なくなります。
ところが、絶え間なくストレスが掛かったり、体のどこかに炎症が起きたりすると、副腎は体を守る為に一日中コルチゾールを出します。
このコルチゾールが絶え間なく出ている状態が長く続くと、徐々にコルチゾールの分泌が低下し、最終的には出すことが出来なくなってしまいます。この状態こそが「副腎疲労」なのです。
簡単にまとめると、
➀強いストレスや不規則な生活、慢性の炎症が脳に刺激を与える
②コルチゾールを出し過ぎて、副腎が疲れてくる
③副腎が疲れて、コルチゾールを出すことができなくなり、不調が発症する
一般的には副腎疲労かどうかを検査する場合は、唾液検査を行ないます。
唾液を採取して、主に唾液中のコルチゾールの分泌量と分泌パターンから判断するというものです。
しかし、自分は絶対副腎疲労だという確信が無い限り、検査を受けるのには少しハードルが高いと思います。
なので、私は唾液検査以上より簡便な主観的な症状から判断されることをお勧めしています。
下記の症状に当てはまるものがあれば、副腎疲労の疑いがあると考えてください。
- 朝起きれない。起きるのが辛い
- 一日中疲れが取れない
- 塩辛いものを異常に食べたくなる
- コーヒーや濃いお茶などカフェイン入りの飲み物が欲しくなる
- 日常のことを何とかするので精一杯
- 性欲の低下
- 怪我や病気が治りにくい
- 立ちくらみ
- うつ症状。何をしても楽しくない
- キレやすい
- 記憶障害
いかがでしょう?当てはまるものはありましたか?
では、上記の項目に該当するものがあったイコール副腎に絶対問題があるか?と言うとそうとは限りません。
副腎だけの問題では無く、全身の異常から来ている可能性もあります。
副腎はネットワーク臓器とも言われ、様々な臓器と繋がっています。
その為、副腎が機能低下すると、繋がっている他の臓器も機能低下してしまいます。
その為、上記に挙げた症状以外の症状が出ることもあります。
逆に副腎を整えてあげると他の臓器も機能向上してお悩み改善へと向かいます。
本日のまとめです。
「疲れやすい」「疲れが取れない」「病気が治りにくい」「塩辛い物を異常に食べたくなる」
これらの症状でお悩みの方は「副腎疲労」の可能性があります。
副腎疲労が起こる過程は、
➀強いストレスや不規則な生活、慢性の炎症が脳に刺激を与える
②コルチゾールを出し過ぎて、副腎が疲れてくる
③副腎が疲れて、コルチゾールを出すことができなくなり、不調が発症する
副腎疲労が起こる原因の一番はストレスです。
ストレスとは精神的なストレスだけでなく、大気汚染、食品添加物、気温の変化、不規則な食生活、バランスの悪い食生活、持病や感染症など体内で炎症を起こす恐れのあるものすべてがストレスとなります。
今あるあなたの症状は急に出てきたものではありません。
長年の悪い生活習慣により、徐々に悪いものが蓄積されて発症したものです。
ですから、お悩みを解消する為には、この「悪い生活習慣」を変えていかなければいけません。
そうでないと、一時的に症状が落ち着いて治ったと思ったらまた症状が出てきた!
このような一進一退の戦いを何年も続けるのは辛いですよね?
先ずはこの機会にご自身の生活を見返してみてください。
過度にストレスを掛けているような行動をしていないかな?と探してみてください。
もし、ストレスをかけているような行動があるのであれば、今の自分にできるストレス解消法は何か?を考え、実践してみてくださいね!
それでは、本日はこの辺りで失礼します。
何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。
また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。
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