腰痛でお困りなら整体院 三宝

その「健康ドリンク」本当に健康?

飲み物

今回のテーマは「その健康ドリンク、本当に健康?」です。

あなたはこんな事でお悩みでは無いですか?

「そこまで食べて無いはずなのに痩せない」
「食事には気を使っているはずなのに体調を崩したり、健康診断の結果がよくない」

こういったお悩みを持っている方の中で、30代以降の方に多いのが、健康の為にと「野菜ジュース」を定期的に飲まれてる方が多いということです。

これは、当院にお越しの方にお話を今まで聞いてきた私の個人的な印象になります。

実はこの「野菜ジュース」が上記に挙げたようなお悩みに影響している可能性が高いんです。

今回はそんな「野菜ジュース」について解説していきます。

一般的に「健康ドリンク」と言われている飲み物にはほとんどの商品に糖が多く含まれています。

飲み物の糖は食べ物より直ぐに吸収されてしまうので注意が必要です。飲み物で糖を大量摂取するのは、パンやご飯を液体にして胃に流し込んでいるようなものです。

例えば、伊藤園の野菜ジュース200mlには、10.8gの糖質が含まれています。1個3gの角砂糖に換算すると、3.6個分の糖質量です。

野菜ジュースを飲まれる方に飲んでいる理由を聞くと多くの方がこう答えます。

「普段野菜を摂れてないから野菜ジュースで補おうと思って・・・」

確かに野菜は非常に重要です。野菜をしっかりと摂ることによって腸内環境を整えるには最適です。

しかしながら、野菜ジュースには野菜も含まれていますが、それを帳消しにしてしまう程の糖質量が含まれているのです。

他には、ヤクルト1000の乳酸菌飲料100mlには、14.1gの糖質が含まれています。1個3gの角砂糖に換算すると、4.7個分の糖質量です。

最近、ヤクルトを飲むことで睡眠の質が改善する!という噂で話題になり、購入困難にもなりました。

これには注意が必要で睡眠前に多量の糖質を摂ると中途覚醒が起こりやすくなる可能性があります。ですから、1本飲むことで睡眠の質が向上するのであればOKですが、2~3本など大量に飲むのは注意が必要です

最後に、サントリーのボス贅沢微糖185mlには、4.9gの糖質が含まれています。1個3gの角砂糖に換算すると、1.6個分の糖質量です。

今回はサントリーの缶コーヒーを挙げましたが、基本的にどのメーカーでも同じような糖質含有量です。ですから、健康の為を思うなら缶コーヒーは避けた方がいいと考えておいてください。

では、「糖質は悪だ!、糖質を摂るな!」かと言うとそうではありません
糖質は身体を動かすエネルギー源になりますので、決して悪者ではありません。過剰摂取が問題なのです。

糖質の過剰摂取によるデメリット
・肥満
・高脂血症
・慢性疲労

・肌荒れ
・頭痛
・睡眠障害

糖質を過剰摂取することで、このような症状が起こり得る可能性があります。

ですから「健康ドリンク」を飲む時は、

「普段から糖質管理をしていて、多少多めに糖質を摂取しても大丈夫。それ以上に野菜不足が顕著だからそっちを優先しよう!」

などと目的を明確にしたり、状況を把握した上で「野菜ジュースなどの健康ドリンク」を飲むようにしてください。

普段から意識する必要性あること

野菜やフルーツなどは、加工していない状態が一番栄養素が高いです。

野菜ジュースではなく、生の野菜をそのまま食べる。フルーツをミキサーにかけてミックスジュースにするのではなく、単品をそのまま食べる。などと、加古していないそのままの状態で体に入れるのが一番理想です。

みなさんは「いつまでも健康でいたいと」と心の底では思っていると思います。勿論、私も常にそう考えています。

辛い、痛いなどの差し迫った症状が出ている方は直ぐ行動します。

しかし、差し迫ったものが無いと、どうしても「楽して健康になれたらいいな」という思考になります。

私もそういった考えがあります。
でも、ハッキリと言わせて頂きます。

楽して健康にはなれません!

じゃあ、どうするか?

それは、

「コツコツと継続する」

これしかありません。

猛勉強したら賢くなります、運動を必死にやったら痩せます。でも、これらは決して楽にこなせる事ではありません。苦しいけども続ける事で結果がでます。

健康も同じです。

これを飲むだけで!とか、これを食べるだけで!に飛びつきがちですが、これでは健康は作れません。

手間はかかるし、簡単ではないけど「コツコツと継続して」これが重要になります。

野菜ジュースではなく、お水をしっかりと摂って野菜を食べる。

是非、今日から始めてみてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。

また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。

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間食止めたらこんな効果が?!

喜び

今回のテーマは「間食止めたらこんな効果が?!」です。

あなたはこんな事でお悩みでは無いですか?

「間食をどうにも止められない」

「ここ数年で体重が3㎏~4㎏増えた」

「最近肌トラブルが多い」

このようなお悩みはあなただけでなく、多くの方が悩んでいます。

人間の体は食べたり、飲んだりした物を栄養素として体を作っています。

飲食物を少なく摂っていれば痩せていきますし、飲食物を多く摂っていれば太っていきます。多く摂っていても、体を動かす習慣があれば消費されるので問題無いです。

しかし、3食の食事もしっかりと摂るし、間食も摂っている。だけど、運動習慣は無い・・・のではないでしょうか?

これは、あなただけでなく上記の様なお悩みがある方に共通しています。

特に気が付けば間食をしているような状態の方は今回の記事を読んで、間食を控えるキッカケにしてもらえればと思います。

今回は「間食を止める」ことでどんなメリットがあるのか?そして、間食を止める方法について解説していきたいと思います。

間食を止める事で起こる体の変化

・味覚が鋭くなる
・体重減少
・肌トラブルの回避
・お金の節約

以上が間食を止める事で起こるメリットです。もう少し詳しく一つ一つ見ていきましょう!

・味覚が鋭くなる
チョコレートやケーキ、アイス、カステラなどを間食として常食していると味覚の低下が起こります。

なぜなら、栄養バランスが乱れてしまうからです。特に味覚に大きな影響を及ぼすのが亜鉛不足と言われています。この亜鉛は上記に挙げたような間食には含まれておらず、糖質や脂質が多くなり味覚の低下に繋がるのです。

ですから、これらの間食を止める事で本来の味覚が戻ってくるので、3食の食事がより一層美味しく感じられるようになります。

・体重減少
間食として常食している食べ物は、基本的に糖質、脂質、カロリーなどが非常に高いです。しかも、中毒性が強く1つ食べると気が付けば何個も食べてしまっている・・・なんてこともよくあると思います。

そんな事をしている上に運動習慣が無いとなると、そりゃー当然太りますよね。
ですから、間食を止めて3食だけをしっかりと食べる習慣にすれば自然と体重は落ちていきます。

但し5㎏以上落とそうと考えているのであれば他にも工夫は必要になりますよ。

・肌トラブル減少
間食として甘い物を常食していると肌トラブルを生じやすくなります。

なぜなら、甘い物には糖質、脂質が多く含まれており、ビタミンなどの肌の新陳代謝を促す栄養素が少ないからです。そうなると、腸内環境も悪くなるのでニキビなどの肌荒れが起こりやすくなるのです。

肌トラブルを減少させるには間食を止めることや睡眠、運動などの生活習慣を整える必要性がありますが、手っ取り早いのは間食を止めることではないでしょうか?

・お金の節約
間食を食べるという事は、それを購入する必要性があるということです。お店で購入するのは勿論ですし自分で作るにしても材料を買う必要性があるのでお金が必要になります。

間食を摂ることでお腹は満たされますが、それ以外で体にプラスになるようなことはありません。財布からお金が無くなっていくというデメリットの方が大きいです。間食を止める事で体は健康へと向かいますし、余計な出費をすることも無くなるので良い事しかないのではないでしょうか?

間食を防ぐためにはどうしたらいい?

間食を止める事でのメリットは解った。

でも、そうは言っても無性に食べたくなることもあるよね?そんな時はどうやって防いだら良いの?という方に対して対策法をお伝えしていきます。

・バナナ、ゼリー、ヨーグルト、ナッツ類など低カロリーで栄養素がバランスよく含まれている物を摂取する

水や炭酸水等を飲む
飲み過ぎは厳禁ですが口が寂しくなった場合に摂取することで食欲を抑えられる。

・没頭できることを行なう。
一番の理想はヨガやピラティス、ウォーキング、スイミングなどの運動です。それが難しい場合は読書、音楽を聞くなど何かに没頭できるものを探して行ってください。

・目の前に間食を置かない。
目の前にケーキがあったら普通は食べたくなりますよね。ですから、目の前に置かない工夫が必要になります。

例えば、間食を取り出すのに手間がかかるような場所に置くことで目の前にあるよりは面倒くさくなって間食を防ぐ効果が期待できます。

・間食を買うコーナーに行かない。
食べ物でも、服でも、バックでも何でもそうですが、お買い物に行った際に予定では買うつもりは無かったけど、何となく買ってしまった!なんて経験は皆さんあるのではないでしょうか?

人間目に入るとその気が無くても欲しくなってしまう動物なんです。ですから、スーパーなどに行って間食コーナーの前を通らない!これを徹底してください。初めて行くお店であれば難しいかも知れませんが、行き慣れたお店であればどこに何があるかはだいたい把握してますよね?

継続のヒントは無理せず行なう事

間食を止めることでのメリットをお伝えしてきましたが、あなたはできそうですか?

頭では解ってるけど中々できそうにない・・・と思っていませんか?

そんなあなたに朗報です!

間食を一切摂るな!という訳ではありません。

いきなり間食を一切断つというやり方で始めた場合、9割の方がストレスで途中で挫折してしまいます。

大事なのはコツコツと継続することです。

そのコツを最後にお伝えします。

毎日間食を摂っているのであれば、間食を1週間に1回か2回だけにする。そして、慣れてくれば徐々に頻度を減らしていくという計画的に行なうと継続しやすい。

可能な方はそのまま間食を無くす方向性にしていけばいいですし、間食を完全に断つのが難しいのであれば1週間に1回だけ甘い物などの間食OKな日を作るという形でも大丈夫です。

今回の間食に関しては、間食が駄目という訳では無く間食で栄養バランスが悪い甘い物などが良くないという話です。ですから、間食を摂るけども栄養バランスの良い物を摂るという形であれば全く問題ありません。

こういった形で、継続して実施して行く為には「無理はしない」ことが重要になります。

ぜひ、できそうな事から少しずつ実施してみてくださいね。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。

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むくみの原因は?その解消法や予防法は?

今回のテーマは「むくみの原因は?その解消法や予防法は?」です。

あなたはこんな事でお悩みでは無いですか?

「朝起きたら、顔がパンパンになってる」

「夕方になると足がパンパンになってる」

「指がパンパンで指輪が抜けない・入らない」

このような症状でお悩みの方は非常に多いと思います。

そこで今回は、

「むくみはどうして起こるのか?」・「むくみの解消法や予防法はあるのか?」

について解説していきたいと思います。

むくみとは?
 人間の体は60%が水分でできているということは聞いたことがあると思います。
その内40%は細胞内液と言い、20%は細胞外液と言います。しかし、このバランスが何らかの原因により崩れて細胞外液が増えた状態が「むくみ」です。

注意が必要なむくみ
 むくみの多くは一過性のものです。ですから、時間と共に解消されるはずなので寝て覚めたら改善している程度であれば心配は不要です。

しかし、むくみが何日も続いて日に日に悪化していく、むくみのケアをしているが全く改善が見られない。などの場合は心臓・腎臓・肝臓などに重大な疾患が隠れている可能性がありますので、早急に医療機関を受診してください。

今回は重大な疾患ではない事を前提にお話をしていきますのでご注意ください。

むくみの原因
 むくみの原因を一言で言うのであれば「日常生活の乱れ」です。具体的に言うと下記となります。

・塩分の摂りすぎ
・運動不足
・長時間同じ姿勢
・アルコール
・体の冷え
・ホルモンバランスの乱れ
・妊娠、出産
・薬の副作用

これらを行なった結果、一過性のむくみが生じてきます。一つ一つ簡単に解説していきます。

・塩分の摂りすぎ
 人間の体は塩分濃度を常に一定に保とうと働いています。そこに、塩分の高い食品を沢山摂ることで体内の塩分濃度が高くなります。そうすると、体はこのままでは危険だと判断して塩分を薄める為に体に水分を沢山溜め込もうとします

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準」では、 1日当たりの塩分摂取量を食塩相当量として男女ともに6g未満にすることを推奨しています

参考までに食品の塩分含有量の一例を挙げます。
・ラーメン:6~8g
・カップそば:6g
・牛丼:5g
・寿司:4g

これでも、日本は塩分に対する基準は低い方です。世界保健機関(WHO)では全ての成人に対して摂取量を食塩相当量で1日当たり5.0g未満にすることを強く推奨しています

これだけ見ると、結構塩分抑えるのって難しいと思いませんか?

・運動不足
 足のむくみでお悩みの方が多いと思いますが、運動不足により脚の筋力が低下した時にもむくみが現れやすくなります。

脚の筋肉、特にふくらはぎの筋肉は心臓に血液を送り返すポンプの役割を果たしているため、筋力が低下すると血液がうまく戻らず、血液中の水分が停滞して脚のむくみが起こるのです。

・長時間の同じ姿勢
 長時間同じ姿勢でいると、むくみが起こりやすくなります。デスクワークで座りっ放しの場合や、長時間立ち仕事をしている場合などが該当します。

これは血液の循環が悪くなることで、血管から水分が多く流出してしまうためです。流れ出した水分は重力の影響によって下半身に溜めるので脚がむくんでしまうのです。

・アルコール
 飲み過ぎた翌朝、顔がパンパンにむくんだという経験のある方がいると思います。

アルコールを摂取し過ぎると、血液中のアルコール濃度が高くなり、血管が拡張します。それによって静脈やリンパ管などでの水分の処理が間に合わなくなり、血管から染み出す水分の量が増えてむくみが起こってしまうのです。

・体の冷え
 体が冷えると血行が悪くなって血管から水分が染み出し、むくみが起こりやすくなるのです。

また、体が冷えると筋肉が硬くなり、血液の循環を助ける働きが弱くなります。そのため、体が冷えてしまってむくみやすくなってしまうのです。

・ホルモンバランスの乱れ
 女性の場合は生理周期に伴う女性ホルモンの変動によって、むくみが起こることがあります

排卵期の後、プロゲステロン(黄体ホルモン)と呼ばれる女性ホルモンの分泌量が増加します。プロゲステロンは体内に水分を蓄える作用があるので、その作用によって、生理前の時期はむくみやすくなってしまうのです。

・妊娠、出産
 妊娠や出産を原因としてむくみが起こることもあります。妊娠でお腹が大きくなると、下半身の血液を集める「下大静脈」という静脈を圧迫するため、血行が悪くなって足がむくみやすくなります

また、出産すると羊水が一気になくなり、母乳をつくるために水分が必要なことから母体は水分不足の状態になりやすくなります。その際に体が水分を蓄えようとするため、むくみが起こってしまうこともあります。

・薬の副作用
 病気の治療のために服用している薬の副作用でむくみが起こることがあります

むくみの原因となる薬としては、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、血圧を下げる薬、細菌を壊したり増殖を抑えたりする抗生剤、抗がん剤などが知られています。

以上が、特にむくみの原因となる一例になります。

むくみの解消法
 むくみが発生した場合にむくみを解消する方法をお伝えしていきます。

・マッサージ
・ストレッチ
・入浴
・足を心臓より高く上げる

むくみは心臓や腎臓、肝臓、甲状腺などの基礎疾患がない場合以外は「血流不足」により生じています。ですから、血流を改善させるようなことを実践すれば良い訳なのです。

ですから、上記に挙げたようなことを実践して血流促進を促して下さい。

むくみの予防法
 そもそも、むくみ自体を予防する方法をお伝えしていきます。
ですが、実は既に予防方法については述べているんです・・・・


むくみの原因については既にお伝えしましたよね?

・塩分の摂りすぎ
・運動不足
・長時間の同じ姿勢
・アルコール
・体の冷え
・ホルモンバランスの乱れ
・妊娠、出産
・薬の副作用


上記のことと逆の事を行ない、「日常生活の乱れを正した状態にする」ことが重要になります。

・塩分を控える
・1日15分~でも良いので運動を定期的に行う
・長時間同じ姿勢にならないようにこまめに姿勢を変える
・アルコールはビールは1日1本までのように決めて飲み過ぎないようにする
・体が冷えないように運動や入浴を行なう
・ホルモンバランスが崩れないように食事や運動管理を行う
・妊娠中や産後は循環不良に陥らないように定期的に体のケアをしておく
・薬の副作用があるのであれば、医師と相談して薬を変えてもらう

こういった事を意識して行なう事で、むくみを予防することが可能です。

始めにもお伝えしたように、これらを実践したけど駄目、すでに実践していたけども解消へと向かわない場合は、心臓や肝臓、腎臓、甲状腺などに問題がある可能性がありますので、医療機関を受診してくださいね。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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”暑くない”は危険なサイン?!

注意

今回のテーマは「”暑くない”は危険なサイン?!」についてです。

以前、熱中症対策!自分は大丈夫は危険!!において、熱中症について解説しました。

熱中症は対策をしっかりと行なえば、確実に防げる病気です。

ただ、人間は加齢と共に自分の体の異常に気付きにくくなってきます。

お年寄りについて、こんな話を聞いたことはありませんか?

「家は全然暑くないから、クーラーは使っていない!」

「汗もかかないし、トイレに頻繁に行くのが嫌だから家では水分は殆ど摂っていない!」

こういった話は、直接だったりニュース等で間接的であったりで聞いたことは1度はあると思います。

消防庁の2018年のデータによると、56.5%の方が自宅で熱中症に罹り死亡に至ったというデータがでています。

ではなぜ、暑い状況下で暑くないと感じたり、喉が乾かないのか?この理由を簡単に解説していきます。

暑さを感じない・喉が乾かない状態になってしまうのか?の原因を一言で言うと、

「加齢」

これが結論です。

人間の体は、暑ければ熱を体に溜め込まないように体外に放出して体温を下げようとしますし、寒ければ熱を外に逃がさないように体内に溜め込もうとします。このような体温調節を必ず行っていま。

体温調節の方法は主に2つあります。

➀行動性体温調節
②自律性体温調節

行動性体温調節とは、寒ければ上着を着たりと厚着をしますし、暑ければ薄着になったりエアコンをつけたりします。これは、自らの意思で体温調節をしようと試みます。

自律性体温調節とは、無意識下で体温調節をしようとする反応です。
例えば、寒い時に体が震えることによって熱を生産させようとしたり、暑い時は汗をかいて熱を下げようと試みます。

この体温調節に重要な2つの内、
➀の自律性体温調節機能が加齢と共に低下してしまうことで、暑さを感じにくくなくなったり、喉が渇きにくくなるのです。

自律性体温調節機能の低下により、

・汗をかく機能が低下する
・血流調整機能が低下する
・皮膚の温度センサーが低下する

汗をかく機能が低下するので熱が体に蓄熱されて高体温状態になったり、

血流調整機能が低下するので熱が体に蓄熱された場合、血流を増やして熱を外に放出することができなくなったり、

皮膚の温度センサーが低下するので暑いのを暑いと感じにくくなってしまいます。

こういうった体の機能低下は、例外なく皆さんに起こります。
特にこういった機能低下が顕著なのが、65歳以上だというデータがでています。

ただし、あくまでも平均値なので個人差が非常に多いと考えてください。

20~30代で機能低下が起こる場合もありますし、70代になってから機能低下が顕著になる場合もあります。
20~30代の場合は自律神経の乱れなどで、一過性で起こるケースが多いです。

汗をかく機能が低下する
・血流調整機能が低下する
・皮膚の温度センサーが低下する

こういった機能低下は自身で気づくのは意外と難しい部分があります。
ですから、家族がいかに変化に早期に気づいてあげるか?ここが重要になってきます。

自身でできることとしては運動を習慣化させて、汗をかいたり、血流増加を強制的に促すようにしたり、

体温計や湿度計を設置して、数値と自分の感覚にズレがないか?を普段からチェックすることをお勧めします。

こういった対策をする事で、熱中症は勿論ですが様々な不調を防ぐことができます。

原因が何なのか?それをしっかりと理解していれば、しっかりとした対策が打てます。

ぜひ、あなた自身や家族の状態をチェックしてみてください!

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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毎日、ちゃんと測ってますか?

今回のテーマは「毎日、ちゃんと測ってますか?」についてです。

突然そんな事を聞かれたら「何のこと?」となりますよね。

では、何のことかと言うと「水分」に関してです。

水分摂取の重要性に関しては、以前にも何度かお伝えしています。

昔に比べれば、皆さんの水分摂取の重要性は随分と認識されてきています。

水分は1日にどの位摂取するのが良いのか?に対しては色々な意見はありますが、私の見解としては「1日1.5リットル」を推奨しています。

詳しくは”水分は沢山摂れば良い”は間違い?をご覧になってください。

しかしながら、理解はしているが”実践できていない”という方が非常に多いのが現実です。

私は当院に初めてお越しのお客様には必ず「水分1日どの位摂っていますか?」と質問をします。

すると、「水分摂取は大事って聞くんで、多分1~1.5リットルくらいは飲んでると思います」

という回答が殆どの方から返ってきます。意識としては非常に素晴らしいことですね。

そこで、私はあるお客様にこんなお願いをしてみました。

「では、ペットボトルや専用ボトルなどに入れて、確実にどの位飲んだかチェックしてみてください。」とお願いをしてみました。

その結果は・・・・・・1リットルにも及ばなかった!!

こんなケース、実は1人だけでなく結構いらっしゃいます。

私も含めてですが、人間の感覚はあまりあてになりません

体調や環境によって、感覚は簡単にズレてしまいます

いつもの感覚で、そこそこ飲んでるから1リットル以上は飲んでるでしょ!みたいな、何となくで判断してしまうのです。

ですから私は、客観的に目で見て1.5リットル飲んだ!と確実に判断できるように水分をペットボトルや専用ボトルに入れて測るようにお伝えしています。

特に今の時期などの暑い時期は水分摂取は非常に重要になります。

確実に1.5リットルは水分摂取できるようにしてみてください!

目標は1日に1.5リットルなのですが注意点があります。

それは、飲み物によっては飲んでも体に水分が蓄積されず、直ぐに体の外に排出されてしまうものがあります

ですから、最後に水分摂取に向いていない飲み物をお伝えして終わろうと思います。

1.アルコール
2.コーヒー
3.緑茶やウーロン茶

この3つは注意が必要です。

もちろん、普段これらを飲むな!と言っている訳ではありません。

「リラックスタイムにコーヒーは無くてはならない!」とか、「寝る前のビールが至福の時間」などの意見もあると思います。

そういう時間があっても、それはそれで良いと思います。

ただし、水分摂取という観点から見れば相性が良くありません。

上記の3つは”利尿作用”のため、飲んだのは良いけども尿として直ぐに排出される傾向があります。

ですから、水分接種が大事だと聞いたから沢山コーヒーを飲もう!などとなると、飲んでも飲んでも体は水分不足に陥りがちですので注意が必要です。

3.の緑茶やウーロン茶は意外かもしれませんが、一般的には利尿作用があります。

ただし、商品によっては利尿作用の元となる「カフェイン」が含まれていないものもあります。

商品裏面の食品表示を確認して飲むようにしてみてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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熱中症対策!自分は大丈夫は危険!!

今回のテーマは「熱中症対策!自分は大丈夫は危険!!」についてです。

毎年、梅雨時期~夏にかけて熱中症になる方が後を絶ちません。

散々、熱中症の危険性をメディアで報じてはいますが、現状減少傾向には至っていません。

原因としては、気温自体が年々上昇傾向にあること、体の順応能力低下、対策不足が原因であると考えられます。

熱中症は最悪の場合、死に至る恐い病気です。

今回は、そんな恐い病気である「熱中症を防ぐ方法」を中心に解説していきます。

私は大丈夫!と油断せずに、熱中症に関しての正確な知識を得た上で対策を行ない、今年の暑い夏も乗り越えれるようにしてくださいね!

熱中症とは?
 体温が上がり体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして体温の上昇や、めまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことを言います。

重症度によって次の3つの段階に分けられます。

Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる軽症
 立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)、筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り)・大量の発汗

Ⅱ度:病院への搬送を必要とする中等症
 頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感

Ⅲ度:入院して集中治療の必要性のある重症
 意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)

厚生労働省による人口動態統計月報[概数]によると、平成30年~令和4年過去5年間の6月~9月の熱中症による死亡者数が公表されており、

平成30年:1531人
令和元年:1144人
令和2年:1466人
令和3年:707人
令和4年:1387人

令和3年のみ半減していますが、これはこの年の平均気温が例年に比べて低かったことが要因であろうと言われています。

ですので、国民の熱中症対策がここ5年で向上したという訳ではありません。

熱中症は生命にかかわる病気ですが、予防法を知っていれば防ぐことができます

日常生活における予防は、脱水と体温の上昇を抑えることが基本です。
体温の上昇を抑えるには、薄着になる、日陰に移動する、水浴びをする、冷房を使う等、暑さから逃れる行動性の体温調節と、皮膚血管拡張と発汗により熱を体の外に逃がす、自律性の体温調節があります。

しかし、皮膚表面温の上昇には限り(せいぜい35℃まで)があるため、高温環境では汗による体温調節に対する依存率が高くなり、汗の元となる体の水分量を維持することが重要になります。(周囲の温度が35℃以上になると、逆に熱が体に入ってきます)

日常生活では、からだ(体調、暑さへの慣れ等)への配慮と行動の工夫(暑さを避ける、活動の強さ、活動の時期と
持続時間)、および住まいと衣服の工夫が必要です。日常生活での注意事項を、6項目にまとめてみました。

  1. 暑さを避ける
    残念ながら、外気温が高いのを下げることは出来ません。ですから、外気温が高い場合はその暑さをいかに避けるか?が重要になってきます。
    その為、暑さを避ける工夫が大切になります。そんな工夫のアイデアを下記に纏めてみました。

 ①暑い日は無理な外出を控える。
 ②天気予報を参考にし、暑い日や時間を避けて外出や行事の日時を検討する。
 ③屋外では日向を避け日陰を選んで歩く。
 ④日向では積極的に日傘を使用する。
 ⑤涼しい場所に避難する。
 ⑥適宜休憩する、頑張らない、無理をしない。
 ⑦携帯型扇風機や保冷材などのグッズを活用する。

 室内で涼しく過ごす為の工夫
 ①風通しを利用する:屋根裏の換気口を開ける、玄関に網戸、向き合う窓を開ける
 ②窓から射し込む日光を遮る:ブラインドやすだれを垂らす、緑のカーテン、日射遮断フィルム
 ③空調設備を利用する:我慢せずに冷房を入れる、扇風機も併用する
 ④気化熱を利用する:夕方に打ち水をする
 ⑤外部の熱を断熱する:自宅の断熱性能を確認・改善する

 衣服の工夫
  衣服で日射の侵入を防ぎ、ゆったりした服装で、衣服の中や体の表面に風をとおし、体から出る熱と汗をできる  だけ早く逃がしましょう。
 ①ゆったりした衣服にする
 ②襟元をゆるめて通気性を良くする
 ③吸汗・速乾素材や軽・涼スーツ等を活用する
 ④炎天下では輻射(ふくしゃ)熱を吸収する黒色系の素材を避ける
 ⑤日傘や帽子を使う

2.こまめに水分補給をする
 体温を下げるためには、汗が皮膚表面で蒸発して身体から気化熱を奪うことができるように、しっかりと汗をかくことがとても重要です。

汗は血液中の水分や塩分ですから、体温調節のためには、汗で失った水分や塩分を適切に補給する必要があります。

暑い日には知らず知らずにじわじわと汗をかいていますので、身体の活動強度にかかわらずこまめに水分を補給しましょう。

特に湿度が高い日や風が弱くて皮膚表面に気流が届かない条件の下で、汗をかいても蒸発しにくくなり、汗の量も多くなります。その分、十分な水分と塩分を補給しましょう。

また、人間は軽い脱水状態のときにはのどの渇きを感じません。そこで、のどが渇く前、あるいは暑い場所に行く前から水分を補給しておくことが大切です。

なお、どのような種類の酒であっても、アルコールは尿の量を増やし体内の水分を排泄してしまうため、汗で失われた水分をビール等で補給しようとする考え方は誤りです。

一旦吸収した水分も、それ以上の水分とともに、後に尿で失われてしまいます。

入浴時、睡眠時も発汗していますので、起床時や入浴前後は水分を摂取する必要があります。

運動時や作業時に大量の発汗がある場合には、体重減少量(発汗量)の7 ~ 8割程度の補給が目安です。

日頃から体重を計り、汗の量の目安を確かめておくのは客観的に水分損失量を測る方法として非常に効果的です。

3.急に暑くなる日や継続する暑さに注意する
 熱中症は、例年、梅雨入り前の5月頃から発生し、梅雨明けの7月下旬から8月上旬に多発する傾向があります。人間が上手に発汗できるようになるには、暑さへの慣れが必要です。

暑い環境での運動や作業を始めてから3 ~4日経つと、汗がより早くから出るようになって、体温上昇を防ぐのが上手になってきます。

さらに、3 ~ 4週間経つと、汗に無駄な塩分をださないようになり、熱けいれんや塩分欠乏によるその他の症状が生じるのを防ぎます。

このようなことから、急に暑くなった日に屋外で過ごした人や、久しぶりに暑い環境で活動した人、涼しい地域から暑い地域へ旅行した人は、暑さに慣れていないため熱中症になりやすいのです。暑いときには無理をせず、徐々に暑さに慣れるように工夫しましょう。

また、厳しい暑さが続くときは、不要な外出や屋外での作業は控え、積極的に冷房(室温が28℃を超えないよう)を使いましょう。

自宅に冷房装置がない場合は、空調の効いた公共施設や商業施設に避難しましょう。たとえ数時間でも涼しいところで体を休めることは有効です。

水シャワーや水浴びも体温を下げるのに有効です。夜間に気温があまり下がらない日には冷房をつけて寝ることも必要です。

4.暑さに備えた体作りをする
 暑い日が続くと、体がしだいに暑さに慣れて、暑さに強くなります(暑熱順化)。暑熱順化すると、暑熱環境での体温上昇や心拍数増加などの生理的ストレスを軽減できます。また循環血液量が増加し、汗のかき始めも早くなります。

そのため同一体温に対する汗の量も増え、より効果的な体温調節ができるようになり、熱中症の危険性も少なくなります。

暑熱順化は「やや暑い環境」において「ややきつい」と感じる強度で、毎日30分程度の運動(ウォーキング等)を継続することで獲得できます。

実験的には暑熱順化は運動開始数日後から起こり、2週間程度で完成するといわれています。そのため、日頃からウォーキング等で汗をかく習慣を身につけて暑熱順化していれば、夏の暑さにも対抗しやすくなり、熱中症にもかかりにくくなります。

じっとしていれば、汗をかかないような季節からでも、少し早足でウォーキングし、汗をかく機会を増やしていれば、夏の暑さに負けない体をより早く準備できることになります。また生活習慣病の予防効果も期待できます。

5.各人の体力や体調を考慮する
 熱中症の発生には、その日の体調が影響します。暑さに対して最も重要な働きをする汗は、血液中の水分と塩分から作られます。脱水状態や食事抜きといった万全ではない体調のまま暑い環境に行くことは、絶対に避けなければなりません。

風邪等で発熱したり、下痢になったりしている場合は脱水状態と言えます。また深酒をして二日酔いの人も脱水状態であり、非常に危険です。体調が回復して、食事や水分摂取が十分にできるまでは、暑いところでの活動は控えなければなりません。

また、活動の後には体温を効果的に下げるように工夫します。そのためには、十分な水分補給(大量に汗をかいた場合は塩分も補給)とよい睡眠を取り、涼しい環境でなるべく安静に過ごすことが大切です。

肥満の人、小児や高齢の人、心肺機能や腎機能が低下している人、自律神経や循環機能に影響を与える薬物を飲んでいる人も、熱中症に陥りやすいので活動強度に注意しましょう。

6.集団活動の場ではお互いに注意する
 熱中症の予防には、個人ごとの努力とともに集団生活におけるお互いの配慮や注意も必要です。

まず、暑さが避けられない場所での運動や作業は、なるべく短時間で済ませるようにします。

責任者は集団活動のスケジュールを工夫したり、暑さや身体活動強度に合わせてこまめに休憩を入れたり、選手や作業者を交代させて
一人あたりの活動時間を短くしたりします。

暑い場所での集団活動で忘れてはならないものは、個人の体力や体調に合わせたペースを守らせ、無理をさせないことです。そして、水分と塩分(ナトリウム等)をいつでも補給できるように飲料を準備します。

のどの渇きの感覚に頼っているといずれも不足してしまいますから、活動を始める前から補給するよう指導するのがポイントです。

また、水分だけを補給していると血液中の塩分濃度が低下して、塩分欠乏によって筋けいれんなどの症状が生じることがあります。

特に沢山汗をかくような状況では塩分も補給するよう注意します。活動のスケジュールには、水分補給のための休憩を計画します。

以上が熱中症対策の為の6つのポイントになります。

熱中症は発症すると、命の危険性もある危険な病気です。しかし、対策をしっかりとすれば防げるものです。

私が解説してきた内容の中には、既に知っている部分も多くあったと思います。でも、知ってはいるけども実践はしていない。そんな部分も沢山あったと思います。

ぜひ、この機会に実践へと移して頂き、自身も家族も熱中症にならずに快適な夏を過ごせるようにしてくださいね。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。

また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。

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冷たい水は駄目!は間違い?!

今回のテーマは「冷たい水は駄目!は間違い?!」についてです。

今年も暑い日が多くなってきていますね。

夏になると私の記憶違いでなければ、ニュースとかで「この時期としては過去最高気温!」みたいなフレーズを毎年聞いている気がします。

つまり、年々暑くなっているってことですよね?

「今年は涼しい夏になるでしょう!」みたいなニュースを聞いた覚えがありませんし、「今年の夏は割と涼しかったね~」という会話も聞いた覚えがありません。

しかし、私の記憶だけに頼るのは駄目だと思い、気象庁の過去データで調べてみました。

その結果、日本の平均気温はここ100年で1.3℃上昇しているそうです。

更に、東京などの大都市はヒートアイランド現象による気温上昇により平均気温がこの100 年あたりで3.2℃上昇しています。

確かに、最近は35℃以上の猛暑日は頻繁にありますし、地域によっては40℃以上の酷暑日という場所もあります。

そりゃー、毎年暑い訳です・・・。

昨年(2022年)の日本の平均気温の基準値(1991~2020年の30年平均値)からの偏差は+0.60℃で、1898年の統計開始以降、4番目に高い値だったそうです。

因みに、 1898年の統計開始以降のベスト5は下記となります。
・1位:2020年(+0.65℃)
・2位:2019年(+0.62℃)
・3位:2021年(+0.61℃)
・4位:2022年(+0.60℃)
・5位:2016年(+0.58℃)

全部最近じゃないですか?!

この気温上昇傾向はほぼ間違いなく今後も続きます。なぜなら、世界中で日々地球温暖化が進んでいるからです。

これを防ぐ為には、世界中の国が協力して対策を講じないと駄目なのですが、現状は足並みが揃わないので難しそうです。

さて、前置きが長くなりましたが今回の本題に入ります。

気温が高くなると尚更重要になるのが「水分補給」です。

昔は、水分は摂るな!といった風潮がありましたが現在は違います。

世代を問わず水分補給の重要性は理解されていると思います。

そんな中、水分補給に関してチラホラとお客様からこんな話を聞くことがあります。

「冷たい水は体に悪いと聞いたことがあるので、本当は暑いから冷たい物を飲みたいけど、常温の水を飲むようにしています」

こんな感じの内容です。

確かに常温の水にはメリットがあり、冷たい水にはデメリットがあります。
しかし、冷たい水にもメリットがあります。

ですから、「冷たい水は駄目と決めつけるのは間違い」です。

冷たい水=駄目という考えは一回忘れて、状況に応じて常温・冷水・温水などを飲み分けることで、体を良い状態に保つ事ができます!

では、今回はそんな状況に応じた飲み方について解説していきます。

まず、冷水・常温・温水それぞれの特性を記します。

冷水(5〜15℃)
運動した直後に飲むと吸収が早くなるので効果的。熱くなった身体を冷やすのに効果的。また、冷水が胃壁を刺激して便通が良くなったり、交感神経への切り替えを促して目覚めが良くなったりという効果も期待できます。但し、頻繁に冷水を飲むと胃腸の働きが低下しやすくなる。

◆常温の水(20〜35℃)
ぬるめで、蛇口から出てくる程度の水の温度です。この温度は胃腸への負担が少ないことが一番のメリット。冷水に比べると吸収の速さは劣りますが、胃腸への負担度と吸収スピードが丁度良いため、日常的に飲む水として好適だと言えます。健康のために毎日飲む水の量は1〜1.5リットルと言われますが冷水や温水でこれだけの水を毎日飲むのはかなり大変ですよね。

◆温水(60〜80℃)
胃腸への負担がもっとも少ない半面、吸収速度も遅くなります。しかし身体を温めることができるため、冷え性が気になる方や就寝前の1杯に最適です。

人間の免疫機能は体温が1℃下がっただけでも大きくダウンします。冷たい飲み物を飲んで身体が冷えると免疫機能も低下します。その結果、ウイルスや細菌、老化を促進する物質を排除する能力が落ち、身体がダメージを受けやすくなります。免疫力をキープするためにも、常温の水を普段から取り入れるのが良いと言われる所以がここにあります。

これらの特徴から状況別に摂るべき水分を判断すると、

冷水を飲むのがお勧めの状況
炎天下の中での運動で大量に水分を失っている場合や、体温が上昇している場合

常温を飲むのがお勧めの状況
食事で飲む際や、喉が乾いた際など合間で水分補給する場合

温水を飲むのがお勧めの状況
常温と同じく食事の際や合間で飲むもよし、睡眠前に飲むのもよし。

以上が、状況別「水分の温度別飲み方」となります。

ですから、一般的によく言われる「冷たい飲み物は駄目!」これは間違いであり、スポーツなどで体温が上昇している場合は早急に体温を下げる必要性があるので、冷たい飲み物が効果的になります。

一方、体温が特別上がっていない状況であれば、常温や温かい飲み物を飲むのがお勧めです。

状況に応じて水分を飲み分けることで、今年のこの暑い夏も乗り越えることができ、夏バテが秋まで続いてしまう・・・、そんな最悪の事態も避けることができるようになりますよ

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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水飲んだだけでも太る?!の真実

水を飲む

今回のテーマは「水飲んだだけでも太る?!の真実」についてです。

特に女性に多い意見で、「私は水分を摂っただけでも太っちゃうんです。だから、水分は控えるようにしています」こういった事を言われる方がいます。

本当に水分を摂っただけで人間の体は太ってしまうのか?

結論を言います!

「一時的に体重が増えることはありますが、水を飲んだだけでは太りません!」

これが結論です。

では、今回はその理由について解説していきます。

自身でダイエットを決意した方、医者から痩せなさいと言われた方などが、ダイエットを頑張っているつもりなのに中々体重が減らないと不安になりますよね。

しかも、水を飲んだ後に体重計に乗ると体重が増えていので、私は水を飲んだだけでも太ってしまう!と考えるのは解らなくもありません。

では、本当に水を飲むことで太ってしまうのか?それは間違いです。

水を飲むと体重が増える理由

お水の質量は1ℓで1㎏です。
つまり、お水を1ℓ飲めば1㎏体重が増えることになりますが、これは「太った」ということになるのでしょうか? お水を飲んで一時的に体重が増えたとしても、体脂肪がつくという意味では太ったことにはなりません。

お水にはカロリーがありませんので、たとえ1度に大量のお水を飲んだとしても、健康であれば、お水はやがて汗や尿となって体外に排出されます。

もちろん、お水を飲んだ直後に増えていた体重も、排出によって元通りになります。直前に飲んだお水の質量が関係していることは確かですが、それが「太った」という状態であるとは言えません。

時間が経っても増えた体重が減らない理由

そもそも水太りとは肥満ではなく、水分をうまく排出できない体質を指します。
むくみが慢性化している状態の延長線とも言えます。新陳代謝が低下してしまっているケースが多いです。

本来水を飲んだ場合の体の働き

身体に入ってきた水分は動脈を通り、不要な分は静脈とリンパ管から排出されます。通常、メインで水分を排出しているのは静脈です。

けれども、静脈が水分を排出する処理力には限界があるため処理しきれなかった分はリンパ管から排出されることになります。

リンパ管は通常あまり働いていませんが、皮下組織に水分が増えてくると働き始めるという性質を持っています。

そのリンパ管の働きが鈍い場合には、皮下組織に溜まった水分を処理しきれなくなるため、結果として「むくみ」が生じ、さらに慢性化してしまうと「水太り」となるのです。

水太りの裏に潜む重い病気の可能性も

水太りの原因には、体質的なものに加えて身体の代謝機能に原因があるケースも見られます。

ひどいむくみがある場合には、稀に腎臓病や心不全など重い病気が隠れているケースもあります。

数日間で急激に体重が増えた場合(5㎏など)や、尿の出が急に悪くなった場合などには注意が必要です。そういった場合は医師に相談してください。

むくみの原因

では、水太りを助長させてしまう根本的な問題である「むくみ」の原因は何なのか?
それは、下記が原因となります。

・食生活の乱れ
・血流の低下
・運動不足
・ホルモンバランス

各項目をもう少し詳しく解説すると、

・食生活の乱れ
バランスの取れた食事をしていれば、不要な水分は正常に汗や尿として正常に排出されます。

しかし、糖分や塩分の多い食事が中心になっているとむくみが生じやすくなります。なぜなら、塩分や糖分は体内で水分を多く溜め込もうとする性質があるのでむくみにつながりやすいのです。

・血流の低下
長時間座っていることが多い方、普段から冷えを自覚している方は血流が低下しているので、むくみが生じやすいです。

血流が十分であれば血液と一緒に余分な水分は排出されますが、血流が不十分だと余分な水分が排出されず体内に溜め込んでしまうのです。

運動不足
余分な水分は主にリンパから排出されます。リンパ自体は自分で老廃物を排出する働きはなく、筋肉の動きに相まって排出するようになっています。

ですから、普段運動習慣がない方は、
筋肉が動かない → リンパが働かない → 余分な水分が排出されない → むくむという流れになってしまいます。

・ホルモンバランス
女性の場合は生理周期によりホルモンバランスが変わるので、むくみやすい時期やむくみにくい時期があります。

プロゲステロンの分泌が徐々に増える生理前2週間(黄体期)は、むくみやすくなります。このため、生理前に体重が増加し、生理が終わると体重が元に戻るという方もいます。

以上がむくみの原因となります。

今回のテーマを纏めると、「水飲んだだけでも太る?」に関しては「太りません!」これを覚えておいてください。

一時的に体重が増えることはありますが、正常であれば尿や汗となって体重は元に戻ります。

それが、戻らないというのは水が悪いのではなく「むくみ体質」である身体に問題があります。

ですから、根本的な問題である「むくみ」の改善が必要になります。

むくみ改善の為には、
・食事コントロール
・運動習慣
この2点が非常に重要になってきます。

人間の体は60%以上が水分でできています。ですから、水分摂取は非常に重要になります。体重が増えるから水分を控えようとお考えなのであれば、それは止めてください。

水分摂取は健康にも美容にも好影響を与えます。

水を飲んだだけでは太りませんので、安心してこまめに水分摂取する習慣を付けてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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余分な水分を排出する食物とは?

今回のテーマは「余分な水分を排出する食物とは?」です。

以前、「水分摂り過ぎ?チェック法」で今のあなたの体は水分過多になっていないか?のチェック法をお伝えしました。

そして、「こんな体を温める食品摂ってますか?」で水分摂り過ぎなどで、体が冷えている場合はこういった体を温める食品を摂ってくださいとお伝えしました。

今回は体を温める食品を摂るのも重要ですが、同時進行で冷えの元となっている余分な水分を排出する食物についてお伝えしていきたいと思います。

夏はじっとしていても嫌でも汗をかくので余分な水分が排出されやすいですが、冬になると汗って殆どかかなくないですか?

もちろん、汗を全くかいていないという訳ではありませんし、水分が全く排出されていない訳でもありません。

尿や大便、寝ている間や何もしていない時も体からは水分が常に蒸発しています。自分では感じることなく皮膚や粘膜、呼気からも水分を排出はしています。

但し、夏に比べると排出量は大幅に少ないのは間違いありません。

更に冬は寒いからと家に籠って、こたつや暖房、ヒーター、ストーブ、服を何重にも重ね着にしてヌクヌクの快適環境で体を動かさない・・・。

こんな事をしていては、勿論汗もかきにくくなりますよね。

そうすると、余分な水分が体内に蓄積して冷えからくる、痛みや体調不良などに繋がります。

ですから、今からお伝えする余分な水分を排出する食品を意識的に摂ってみてくださいね。

余分な水分を排出する発汗・利尿作用の強い食物

・生姜
生姜は冷えた体には沢山の効果が期待出来ます。
 ➀温熱効果
 ②利尿作用
 ③発汗作用
 ④消化力促進
 ⑤血圧降下
など、他にも沢山の効果が期待出来ます。

生姜を摂る私の一番のお勧めは「生姜紅茶」です。すりおろした生姜を紅茶に入れるも良し、生姜紅茶として販売されている物を飲むのも良し、気軽に直ぐに摂れるのでお勧めです。

・ニラ、ニンニク、ネギ、玉ねぎ、ラッキョウなどの野菜
これらの野菜は血管を拡張して全身の血流を良くして体を温め、強力な発汗、利尿効果が期待出来ます。
食べ方としては、玉ねぎ、ダイコン、ワカメなどでサラダを作り、ドレッシングをかけて食べたり、
ニラの葉を味噌汁に入れて食べたり、ネギや玉ねぎを鍋に入れたり、丼ぶりに混ぜて食べたり。どんな方法でも構いません。

・山椒
山椒は胃腸を温め、整腸作用を発揮する他、発汗作用も期待できます。

・七味唐辛子
唐辛子に含まれるカプサイシンは、血行を良くし、体を温め、強力な発汗作用が期待できます。
うどん、そばにふりかけて食べてください。
カプサイシン繋がりでは、タバスコも同様の効果が期待出来ます。
ピザ、パスタなどにふりかけて食べてみてください。

以上が、余分な水分を排出するお勧めの食物になります。

「冷えは万病の元」ということわざがありますが、冷えは柄便秘や肩こり、不眠などの様々な不調の原因となるだけでなく、免疫力を低下させる大きな原因の1つであると考えられています。

風邪やインフルエンザなどの感染症を退ける為にも余分な水分をしっかりと排出して良い状態を維持するようにしてください。

最後に一言、

今回、余分な水分を排出する食品についてお伝えしました。お伝えした食物を意識して摂取することで冷えを避け、健康へと近づきますが、更に健康へ近づくためには「体を動かす」ことが重要です。

寒いから外に出たくない・・・。

そんな気持ちになるのもよく解ります。

だから、家でもスクワットしたり、その場足踏みしたり、ラジオ体操したり、ダンスしたりと家の中で体は動かしてみませんか?

食物で余分な水分を排出して運動で汗をかく。

この2つの対策を同時にできると冷え対策としてバッチリです!

その理想に向けて、今日から行動してみてください。

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こんな体を温める食品摂ってますか?

今回のテーマは「こんな体を温める食品摂ってますか?」です。

体を温めると、体内のあらゆる臓器の血行がよくなり働きが活性化します。

内臓の働きが良くなると、腎臓や大腸の働きが促進されて便通や排尿などで余分な水分や老廃物を外へ排出することが可能になります。

しかし、現代の食習慣においては知らず知らずの間に体を冷やす食品を意外と多く摂っている方が多いです。

その結果、余分な水分が排出されず「冷え症」「便秘」「慢性痛」などの症状を作り出してしまいます。

ですので、何が体を温めるのか?何が体を冷やすのか?その辺りをしっかりと理解した上で状況に応じて食べ分けて欲しいのです。

今回は体を温める・冷やす食品や見分けるポイントを紹介していきたいと思います。

温める食品か冷やす食品かを見分けるポイント

・色

食品の色が「赤・黒・黄・オレンジ」などの暖色系の食品は体を温める作用があります。
逆に体を冷やす作用があるのは「白・青・緑・紫」などの寒色系になります。
ただし、暖色系でも、トマトや柿などは例外として体を冷やす作用がありますので注意して下さい。

・旬の時期

冬に旬な食品は体を温める作用があります。
逆に夏に旬な食品は体を冷やす作用があります。
判断が難しい場合は、原産国や収穫地を参考にしてください。

・育つ環境

寒い地方で育った食品は体を温める作用があります。
逆に南国などの温かい地方で育った食品は体を冷やす作用があります。

・発酵食品

発酵食品に入っている酵素は体の新陳代謝を促して体を温めてくれます。
大豆そのものは温める効果も冷やす効果もありませんが、発酵させて納豆や味噌、醤油などになると温める食べ物へと変わりますし、牛乳もチーズ変換させることで温める効果が期待できます。

体を温めたり、冷やしたりする食品一覧

温める食品
そば、りんご、ブドウ、さくらんぼ、プルーン
ごぼう、ニンジン、レンコン、ネギ、玉ねぎ、山芋、生姜
塩、醤油、味噌、ゴマ油、黒ごま、黒砂糖、唐辛子、漬物、明太子
ハチミツ、カボチャ、小豆、黒豆、納豆、いちじく、海藻類、チーズ
玄米、ゴマ、クルミ
赤みの肉、卵、エビ、カニ、イカ、タコ、貝、牡蠣
紅茶、ハーブティ、赤ワイン、日本酒

冷やす食品
バナナ、パイナップル、レモン、ミカン、メロン、スイカ、マンゴー、カレー、コーヒー、うどん
レタス、白菜、きゅうり、トマト、なす、ゴーヤ、ピーマン、水菜
マヨネーズ、白砂糖、洋菓子、豆乳、小麦、枝豆
バター、キノコ類、豆腐、白身の肉
牛乳、水、緑茶、清涼飲料水、白ワイン、ビール

※体を冷やす食品でも「熱・塩・発酵・圧力」等を加えることで温める食品に変わります。
・牛乳 → チーズ
・大根 → たくあんや切り干し大根
・緑茶 → 紅茶
・白米 → おにぎり、チャーハン

以上が体を温める食品、冷やす食品の一例となります。

いかがでしょうか?

あなたは傾向として普段どちらの食品を多く摂っていましたか?

多くの方が傾向としては冷やす食品を多く摂っていたのではないでしょうか?

そうすると、体が内側からどんどん冷えてきます。

そんな状態では、いくら外側からカイロや服などで温めようとしても意味がありません

先ずは内側からしっかりと温めた上で、外側からも温めてあげると良いですね♪

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水分摂り過ぎ?チェック法

チェックリスト(笑顔)

今回のテーマは「水分摂り過ぎ?チェック法」です。

前回、”水分は沢山摂れば良い”は間違い?の記事で水分摂取についてお伝えしました。

水分摂取は大事だけども、全員がとにかく2Lや3Lなど沢山飲めば良い訳では無い!とお伝えしました。

では今回、水分の取り過ぎで体の中に水分が溜まってしまっているのか?を確認する方法をお伝えしていきます。

水分摂取が過剰かどうか?それは下記の症状があるかどうか?で判断してください。

下記の症状が1つでも該当するのであれば「水分摂り過ぎ」の可能性がありますので注意が必要です。

水分を過剰摂取した場合に出る症状は全部で9項目

  1. くしゃみや鼻水が良く出る。唾液が過剰に出る・・・体内の過剰な水分を強制的に排出しようとする
  2. 下痢になる事が多い・・・但し、水分で腸が冷えすぎて動きが悪くなり便秘になる事もある
  3. 頻尿・・・1日7~8回の排尿が正常だが、それ以上は頻尿
  4. 寝汗を過剰にかく。運動や入浴以外でも直ぐに汗をかく・・・体に溜まっている水分を過剰に排出しようとする
  5. まぶたや足がよく浮腫む・・・水分は重力により下方に移動します。普段は下半身の方に移動する水分が寝る事によって頭と体が水平になりまぶたが浮腫みやすくなる。
  6. 二重顎、下腹ぽっこり、下半身だけ太い・・・脂肪の蓄積ではなく、水分過剰で太くなっている可能性がある
  7. 舌の形がボテッとしている・・・下の辺縁がギザギザしている。舌が浮腫んで大きくなると、舌を歯が内側から圧迫して歯形が付く
  8. 振水音・・・動くと胃の辺りでポチャポチャとよく音が鳴る
  9. お腹を触ると冷たい・・・胃や腸に水分が溜まっている事でお腹が冷たくなる。

※浮腫みなどが起こる原因として、心臓や腎臓が原因の場合もあります。急に症状が出現した場合や以前からあった症状が更に悪化した場合などは、一度、医師に相談するようにしてください。

これらが、水分を過剰摂取した場合に出る症状です。

こうやって見ていくと、該当する方って、結構沢山いると思います。友達同士や知人どうしでもこういう話ってよく出ていませんか?

該当する方全員が水分過剰だとは限りませんが、水分過剰な方の割合は非常に高いと思います。

前回お伝えした、一日の水分の出入りなどもチェックして、この機会に一度自分の生活を見返してみてください。

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”水分は沢山摂れば良い”は間違い?

今回のテーマは「”水分は沢山摂れば良い”は間違い?」です。

昭和50年代位までは「水を摂るな!気合が足りないから欲しくなるんだ!!」が当たり前でした。

今では考えられませんが、当時は辛くてもそれが当り前だと考えられていました。

人間の体内の水分量は成人であれば60%程度、老人だと50%程度、新生児だと75%程度が理想と考えられています。

昔と比べて水分を積極的に摂ろう!とする事は良い事です。

しかし、TVや雑誌等で芸能人やモデルさんなどが「水分は1日に2L~3L摂ってます。それが私の健康の秘訣・美の秘訣です!」等と発信していることをよく目にするようになりました。

そんな情報を見たり聞いて「じゃあ、私も実践しよう!」となる方も多いと思います。

でもこれって、注意が必要なんです。

雨は適度に降れば農作物が豊かに育ったり、水源の確保、音によるリラックス効果が期待出来ます。

しかし、雨も降りすぎると・・・

洪水が起こったり、木々も枯れてしまったり、土砂崩れを起こしたりしますよね?

私達の体も同じで、適切な量であれば体は健康体を維持出来ますが、適切な量を超えて摂りすぎると浮腫み・痛み・アレルギー・耳鳴り・冷えを生じてしまいます。

私達の体内では毎日水分が出入りしています。この水分の出入りのバランスが崩れることで上記の不調が生じます。なので、大切なのは自分の体はだいたいどの位水分が出入りしているか?を先ずは知ることが大事です。

その上で、
・足りていないのであれば水分を多めに摂る
・足りてるのであれば現状維持
・摂り過ぎなのであれば減らす工夫をする

このように考えてください。

では、早速1日の水分の出入りについて見ていきましょう!

1日で体内に取り入れられる水分量

1日に体内に入ってくる水分量は合計で約2600 CC だと言われています。

・口からの水分(水・お茶・コーヒーなど)・・約1500 CC
・固形の食物中に含まれる水分・・約800 CC
・食物中の糖や脂肪、タンパク質が体内の細胞で利用された後にできる代謝水・・約300 CC

1日で排泄される水分量

1日で体外に排出される水分量は合計で約2600 CC だと言われています。

・尿・・約1500 CC
・皮膚からの蒸発・・約600 CC
・吐く息から・・約400CC
・大便・・約100 CC

以上が水分の出入り量の平均値となります。

取り入れられる量=排泄される量・・・○

これが理想です。

取り入れられる量≦排泄される量・・・✖(水分不足)
取り入れられる量≧排泄される量・・・✖(水分過多)

これは理想的ではありません。

文頭に挙げた芸能人やモデルさんで1日に2L~3L飲んでます!という方は闇雲に飲んでいる訳ではありません。

必ず汗をかく習慣を取り入れています

汗をかく習慣としては運動であったり、入浴であったり、サウナであったり。

運動やサウナや入浴をすることで汗をかきますし、呼吸数も上がりますよね?

それによって、汚れた不要な水分を排出しています。

そして、失った水分を新鮮な細胞を活性化させる水分を取り入れている。

その結果、健康であったり美用に好影響を及ぼすということなのです。

本日のまとめです。

水分をとにかく沢山摂れば良い!というのは間違いです。

水分は排泄量と取り入れる量のバランスが重要です。

意識としては勿論、水分は少ないよりは多めに摂る方が健康には良いです。

体重によって変わってきますが、成人であれば約1.5L程度を目標に1日で飲むようにしてみてください。

ただし、あなたが汗をかく習慣があるかどうか?によって、もっと多く摂取した方が良い方もいれば、控えた方が良い方もいますのでそこは注意が必要です。

先ずは自分の水分の出入りはだいたいどの位なのか?を知ることが大切です。
早速今日からチェックしてみてください。

それでは、本日はこの辺りで失礼します。

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