2022/07/08(金)
腰が疲れない自転車の乗り方
カテゴリー:腰痛
本日、お伝えするのは・・・。
『腰が疲れない自転車の乗り方』
このテーマについてお話していきます。
「自転車に乗っていると腰がしんどくなる」
「自転車に乗ると足がパンパンになる」
「自転車に乗ると直ぐに疲れる」
あなたは、こんなことでお悩みではありませんか?
こんな症状がある方は、自転車の乗り方が間違っている可能性があります。
歩いては無理だけど、自転車なら目的地に行ける!だから、移動はもっぱら自転車で毎日乗っている。でも、最近は自転車に乗っててもしんどいんだよなー。
最近は電動自転車の普及、自転車自体の性能向上などもあり楽に移動出来るようになってきています。
しかしながら、自転車の性能が向上しているのに間違った乗り方をしていると、自転車の性能を100%活かしきることが出来ず、痛み・疲労などを生じてしまいます。
私はどこに行っても改善しないような慢性腰痛の方を専門に施術を行なっています。
対象は未就学児~90歳台の方までと様々な年齢層や様々な症状の方を施術してきました。
この記事では腰が疲れない自転車の乗り方について解説しています。
この記事を読むことで体に負担を掛けずに、より長い距離を、より少ない疲労感で、スムーズに自転車に乗ることが出来るようになります。
結論として言いたい事は、
自転車に乗る際は
「サドルに坐骨を当てる」
「サドルの高さははやや高め」
「腰を丸めて座る」
「手首は甲側に反らせない」
この4つのポイントを意識して自転車に乗ることで腰が疲れることなく運転することが可能になりますよ!という事がお伝えしたいことです。
あなたはこんな姿勢で自転車に乗っていませんか?
自転車に乗っていて腰痛を生じたり、疲れやすかったり、足がパンパンになる方は下記のような乗り方をしている方が多いです。
・サドルの前方に恥骨が当たっている(股間・骨盤の前側)
・サドルの高さが低い(座った時に両足全体が共に地面に着く)
・腰を反らせている
・ハンドルに体重をかけて手首が反り返っている
これらの自転車の乗り方をしていると疲れやすかったり、痛みを生じやすくなります。
自身を思い出してチェックしてみると「普段やっているかも?!」という項目もあると思います。
腰が疲れずに自転車に乗るためのポイント
では、腰が疲れずに自転車に乗るためにはどうすれば良いのか?そのポイント4つあります。
「サドルに坐骨を当てる」
「サドルの高さははやや高め」
「腰を丸めて座る」
「手首は甲側に反らせない」
これらが腰が疲れずに自転車に乗る為のポイントになります。
では、もう少し詳しく一つ一つ解説していきたいと思います。
1.サドルに坐骨を当てる
あなたは普段サドル後方に坐骨を当てて座っていますか?それとも、恥骨がサドルに当たるような姿勢で座っていますか?
恥骨がサドルに当たるということは骨盤が前傾(前に倒れている)しています。
この状態のままだと体が前に倒れてしまいますので、上半身を起こそうとして腰が反ってしまいます。
また、体が前に倒れているのでそれを支えるためにハンドルを手首を大きく反らせて体を支えようとします。
その結果、腰や腕周囲に大きな負担がかかるので腰痛を生じたり、腰が疲れたり、腕がパンパンになって上半身がガチガチになった結果腰に負担をかけしまうのです。
ですので、理想の座り方としてはサドルの後方に坐骨が当たるようにしてください。恥骨がサドルに当たっていないか?をチェックしてください。
これは平地であろうと坂道であろうと変わりません。常に坐骨がサドルの後方に当たるように意識して見てください。
そうすることで、自転車を漕ぐのに無駄なエネルギーを使わずに済みますので、疲れにくくなります。
2.サドルの高さはやや高めに設定
サドルの高さが低すぎると足に負担がかかります。
サドルが低いと、足首が大きく脛の方に曲げないといけなくなります。一方、サドルが高い場合は足首を脛の方に大きく曲げる必要性がありません。
足首が脛の方に大きく曲げなければいけないときは、ふくらはぎの筋肉に大きなストレスがかかります。それをペダルを漕ぐ度に行なっているとふくらはぎの筋肉がパンパンになってしまうので足が疲れてしまうのです。
ですから、サドルの高さはやや高めに設定してあげてください。自転車を少し傾けたら足先が地面に着くくらいが理想になります。傾けていないのに両足全体が地面に着いているのは低すぎると思ってください。
3.腰を丸めて座る
猫背姿勢になるのを嫌って、自転車に乗っている時も姿勢を正そうとする方がいます。
しかし、自転車に乗っている時に姿勢を正そうとすると腰が反りやすくなってしまいますので注意が必要です。
その状態で、長時間自転車を漕いでいると腰を痛めてしまいます。
理想としては、腰は反らさずに丸めた状態にしてください。
サドルの後方に坐骨を当てて座ると自然と腰が丸まるような状態になると思います。そこで自然な流れに抗って腰を反らそうとしないでください。
腰は英語の「C」のように丸まった状態が一番良いのです。
腰を反らす方向にもっていくと、サドルに恥骨が当たる感覚が生じると思います。そうなると、体が前傾状態になり腰だけでなく腕がパンパンになり疲れや痛みを生じます。
4.手首は甲側に反らせない
これは意識して見ないと気づかないかもしれません。
多くの方が手首が甲側に反った状態でハンドルを握っています。
手首は本来、前腕(肘から手首にかけて)と手が一直線上になった状態で動作を行うのが一番理想です。
その状態であれば、関節や筋肉に負担がかかりにくいのです。
しかし、手首が甲側に反った状態だと関節や筋肉に大きなストレスを与えてしまいます。
その状態で自転車を漕ぎ続けると、手首を痛めたり腕がパンパンになり疲れてしまいます。
ですから、できる限り手首は前腕〜手が一直線上になるように意識してハンドルを握ってください。
まとめ
本日は『腰が疲れない自転車の乗り方』
このテーマについてお話してきました。
「自転車に乗っていると腰がしんどくなる」
「自転車に乗ると足がパンパンになる」
「自転車に乗ると直ぐに疲れる」
あなたは、こんなことでお悩みではありませんか?
こんな症状がある方は、自転車の乗り方が間違っている可能性が高いです。
歩いていくにはちょっとしんどいけど、自転車なら行ける!だから、自転車重宝してます!という方は多いと思います。
最近は電動自転車の普及や電動でなくても自転車自体の性能も向上しています。しかし、その性能を100%活かしきれていない方が多いです。
正しい自転車の乗り方を知って、行きたい所に疲れず・痛みを生じず・スイスイと行けるようになってくださいね。
では、正しい乗り方とはどういったことなのか?
自転車に乗る際は
「サドルに坐骨を当てる」
「サドルの高さははやや高め」
「腰を丸めて座る」
「手首は甲側に反らせない」
この4つのポイントを意識して実践することで腰が疲れずに自転車に乗ることが可能になりますよ!という事が今回お伝えしたかったことです。
そもそも、自転車は後輪駆動の乗り物です。自転車が漕ぐのが疲れるという方は前輪駆動の乗り物の使い方をしているのです。
後輪駆動なので後ろ側のタイヤにいかに重心を持ってくるか!が重要になってきます。
でも、安心してください。上記に述べたポイントを実践すれば自然と後輪駆動になり、疲れずにスイスイと自転車に乗ることができるようになりますからね。
今回の内容に関してご質問のある方は、LINE・メールからお問い合わせ下さい。
過去の記事はこちら