2022/07/01(金)
腰を痛めない抱っこの仕方
カテゴリー:腰痛
本日、お伝えするのは・・・。
『腰を痛めない抱っこの仕方』
このテーマについてお話していきます。
「抱っこをすると腰が辛い」
「抱っこをすると直ぐに疲れてしまう」
「抱っこをするのが億劫になる」
あなたは、こんなことでお悩みではありませんか?
こんな症状がある方は、抱っこをする際の体の使い方が間違っている可能性があります。
愛する我が子を抱っこするのは至福の時ですよね。
自分の胸の中でスヤスヤと寝ている寝顔を見るだけで癒されます。「抱っこしてポーズ」を取ってきたり、「抱っこ~!」と言われると疲れていてもついついしちゃいますよね?
生まれたての赤ちゃんの頃であれば未だ軽いのでそこまで負担はかかりません。
しかし、子供の日々急成長を遂げます。数カ月も経てば5㎏程度になります。それを長時間抱っこするのは正直しんどいですよね?
個人差はありますが、5歳~6歳くらいまで抱っこをする機会があると思います。
そうなると、体重はもっと増えていますのであなたの体への負担は相当増えてきます。
スキンシップとして出来る限り抱っこはしてあげたいけども、腰が痛くなったり、辛くなるので抱っこが出来ないという方は抱っこの仕方を変えるだけで痛みや辛さを回避できる可能性が高いです。
間違った抱っこの仕方を続けていると、腰痛が生じたり・悪化したり・慢性化して立つ・歩くなどの他の日常生活動作がスムーズに出来なくなってしまう可能性があります。
それは、あなたも辛いですがお子さんもスキンシップ出来なくて悲しくなってしまうのでお互いにとってデメリットとなります。
私はどこに行っても改善しないような慢性腰痛の方を専門に施術を行なっています。
対象は未就学児~90歳台の方までと様々な年齢層や様々な症状の方を施術してきました。
この記事では腰を痛めない抱っこの仕方について解説しています。
この記事を読むことで抱っこをする際の腰痛を回避し、抱っこの頻度や時間が長くなっても体に負担を掛けずにする事が可能になり、お子さんとのスキンシップを測ることが出来ます。
結論として言いたい事は、
子供を抱っこする際は
「一直線の立ち方を意識」
「子供の頭が胸元から首の辺りにくる」
「脇をしっかりと締める」
この3つのポイントを意識して実践することで腰を痛めずに抱っこをする事が可能になりますよ!という事がお伝えしたいことです。
あなたはこんな姿勢で抱っこをとしていませんか?
抱っこをして腰痛を生じる方に多いのは腰を反って抱っこしている方です。
お腹や骨盤が前に出っ張る状態になり、横から見ると「弓状」「Cの字」のようになっています。
意外と自分では気づいていない場合が多いですが、他人が見たら一発でわかります。
結構な割合で反った状態で抱っこをしている方が多いです。
反った状態は抱っこをしていなくても腰に大きな負担がかかります。
そこに子供を抱っこするので、更に負荷がかかり腰を痛めてしまうのです。
腰を痛めずに子供を抱っこするためのポイント
では、腰を痛めずに子供を抱っこするためにはどうしたら良いのか?そのポイント3つをお伝えします。
「一直線の立ち方を意識」
「子供の頭が胸元から首の辺りにくる」
「脇をしっかりと閉める」
これらが腰を痛めずに抱っこをする為のポイントになります。
では、もう少し詳しく一つ一つ解説していきたいと思います。
1.一直線の立ち方を意識
基本的には人間の体は横から見た時に「耳」「肩」「骨盤」が一直線上に揃っている状態が理想です。
過度に神経質になる必要性はありませんが、だいたい「耳」「肩」「骨盤」が揃っていれば腰や肩など一部分に負担が掛かりませんし、無駄な力を必要とせず骨で立つ事ができます。
しかし、抱っこで痛める方は肩がやや前方へ、骨盤は更に大きく前方に移動しています。
この状態は一直線ではありませんので非常に腰に負担がかかります。
ですので、抱っこをする際は一直線になっているか?を意識してみて下さい。
自分の感覚で解らなければ、鏡を見たり他人にチェックしてみてもらって下さい。
過去に姿勢に関して解説していますので下記も参考にしてみて下さい。
あなたの立ち方は大丈夫?!
2.子供の頭が胸元から首の辺りにくる
抱っこをしている方を見ていて、子供も親もしんどそうだなーと感じることがあります。
それは、抱っこをしている子供の頭が「みぞおち辺り」にある場合です。
この抱っこでは重心が下に落ちます。
そうすると、抱っこしている親は重心が下に下がっている物を上に引き上げないと駄目なので余計に力を要します。
そして、抱っこされている子供は頭が垂直or後に倒れるような姿勢になり、親とのフィット感が低下します。
そうなると、フィット感が無いのでフィット感がある所を探そうとしてモゾモゾと動くので余計に抱っこしている方は辛くなる・・・という悪循環に陥ります。
そうしない為には、子供の頭が親の胸元から首の辺りにくるようにして下さい。こうすることで重心が上がり、子供の頭も前に倒れるような形になるので親とのフィット感がアップし子供がモゾモゾすることもありません。
3.脇をしっかりと締める
抱っこの際は脇をしっかりと締めて下さい。
脇が空いた状態で抱っこをしている方は、腕がパンパンになるはずです。
脇を締めた状態だと体全体で抱っこすることが出来るのですが、脇が空いていると腕が主体になって子供を支えようとします。
腕や肩周りがパンパンになると、上半身がガチガチに固まって動かなくなります。
そうすると、上半身が動かない分腰が頑張って動こうとして腰痛を生じてしまいます。
直ぐに腕がパンパンニなって抱っこ出来なくなる、腰が痛くなるのであれば脇がしっかりと締まっているか?チェックしてみて下さい。
まとめ
本日は『腰を痛めない抱っこの仕方』
このテーマについてお話してきました。
「抱っこをすると腰が辛い」
「抱っこをすると直ぐに疲れてしまう」
「抱っこをするのが億劫になる」
あなたは、こんなことでお悩みではありませんか?
こんな症状がある方は、抱っこをする際の体の使い方に問題がある可能性が高いです。
悪い抱っこの仕方を続けていると、腰痛が生じたり・悪化したり・慢性化して立つ・歩くなどの他の日常生活動作がスムーズに出来なくなってしまう可能性があります。
何よりも愛する可愛い我が子を抱っこできない。これほど辛い事はありませんよね。勿論、親も辛いですが子供も悲しくなってしまいます。抱っこが全てではありませんが、抱っこは親子のスキンシップの大切な部分です。
でも、腰が痛かったり直ぐに疲れてしまうと億劫になりますよね?
それらを解消して、しっかりとスキンシップを取れるようになってください。
では、今後そういった腰痛にならない為にはどうすればいいか?
子供を抱っこする際は
「一直線の立ち方を意識」
「子供の頭が胸元から首の辺りにくる」
「脇をしっかりと締める」
この3つのポイントを意識して実践することで腰を痛めずに抱っこすることが可能になりますよ!という事がお伝えしたかったことです。
今回の内容に関してご質問のある方は、LINE・メールからお問い合わせ下さい。
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