2022/02/07(月)
あなたの立ち方は大丈夫?!
カテゴリー:腰痛
本日、お伝えするのは・・・。
『あなたの立ち方は大丈夫?!』
このテーマについてお話していきます。
「特にこれと言ったことはしていないけども腰が痛くなる」
「少し買い物に行っただけで凄く疲れる」
「立ち姿勢が悪いなという自覚があり、周囲の人からも言われる」
あなたは、このような事ありませんか?
実はこれ、あなたの立ち方が悪いことによる体からの「SOSサイン」なんです。
そのまま放置しておくと慢性腰痛で苦しんだり、
何をしても疲れが取れない体になってしまいますよ!
私はどこに行っても改善しないような慢性腰痛の方を専門に施術を行なっています。
治療家歴15年の経験と、延べ2万5千件以上の施術実績があります。
対象は未就学児~90歳台の方までと様々な年齢層や様々な症状の方を施術してきました。
この記事では普段のあなたの立ち方が及ぼす体への悪影響について解説しています。
この記事を読むことで腰に負担を掛ける姿勢を避ける事は勿論、疲れにくい体を獲得することが可能になります。
そうすることで、毎日痛みや疲労感に悩まされること無く、良い姿勢で生活することができ、心も晴れやかになり心身ともに健康な状態で生活することが出来ます。
結論として言いたい事は、普段の立ち姿勢を見直しましょう!
普段、洗濯物を干している時や料理中、電車やバスや信号待ちをしている時などに真っ直ぐ立つのではなく、足をアナウンサー立ちにしたり、ボクシングのファイティングポーズを取ることで、痛みや疲労、姿勢改善に繋がりますよ!ということをお伝えしたいのです。
あなたは普段どんな姿勢をしてますか?
立つという動作は人間の最も基本的な動作です。
しかしながら、本来の基本的な動作から逸れて身体に負担を掛けて日常生活を過ごしている人が多いのが実際です。
正しく出来ている人を探す方が難しいかもしれません。
そもそも、あなたは自分がどんな立ち方でいるかを意識的にチェックしたことはありますか?
電車やバスをを待っている時や洗濯物を干す時、料理を作る時などに悪い立ち方をしていると、それだけで疲れてしまうこともあり、無意識のうちに重力のダメージが体に蓄積してしまいます。
また立ち姿は人の印象を左右するので、だらけたように見えてしまい悪い印象を与えます。
そうならないためにも、疲れにくく、美しい立ち方をマスターしましょう。
あなたの立ち姿勢が正しいかチェックしてみましょう!
では、今のあなたの立ち方が正しいのか間違っているのかを簡単にチェックできますのでテストしてみましょう!
方法
テストは2人で行ないます。
手順1:あなたが普段取っている立ち姿勢をとる。
手順2:パートナーにあなたの両肩を地面の方向にグッと押してもらう。
手順3:その際、体が後に倒れたり前に倒れる場合や腰や膝に痛みや違和感を生じた場合は間違った姿勢であると判断される。
駄目な立ち方
さて、あなたの検査結果はどうだったでしょうか?
恐らく殆どの方が体勢が崩れたり、痛みや違和感を生じたと思います。
正しい立ち方が出来ていれば体勢が崩れる事は勿論ありませんし、体に余計な力が入っていないので痛みや違和感を生じる事もありません。
体勢が崩れたあなたの姿勢はこんな感じでは無かったですか?
「反り腰姿勢」
「猫背姿勢」
「猫背を嫌がって胸を張った真っ直ぐの姿勢」
「膝が曲がっている」
これらの状態で立っていると、重力が掛かった際にストレスが分散されずに一部に負担がかかり、腰痛や肩こり、疲労感などが生じる原因となります。
更にそのような状態でお買い物をして手荷物を持ったり、リュックを背負ったりしているともっと体に負担がかかるのは当然です。
理想的な基本の立ち方
では、理想的な立ち方とはどのような状態か?
横から見た時に足の真上に骨盤が乗り、骨盤の真上に頭が乗っている状態が理想です。
「足・膝・骨盤・肩・耳」が大よそ一直線上に揃っている状態です。
また、ポイントとして
・お尻に軽く力を入れる
・胸を張るのではなく、肩甲骨を背中に引き寄せるようなイメージ
・足の指は地面をギュっと掴むようにする
これらの姿勢と3つのポイントを意識するだけで体への負担は大幅に減らすことが出来ます。
日常生活時の立ち方
基本的な立ち方は既に述べたとおりですが基本的な立ち方は長時間には向いておらず、どちらかと言うと数分程度の短時間に適した立ち方です。
では、日常生活時に置いて、洗濯物を干している時やキッチンに立って料理を作っている時、信号待ちの時、電車やバスを待っている時などは数分では済まない場合がありますが、そういった場合はどうしたら良いか?
それは、重心位置を変えるということが重要になります。
学生時代、校長先生の長い話を聞いていると疲れてくるので片足を横に出してもう一方の足に体重を掛けて立っていませんでしたか?いわゆる「休め」の体勢です。
実はこの休めの体勢は構造学的には体への負担は殆ど減らないとのデータが出ています。
片方に体重を掛けて立っていると左右のバランスを悪くしたり、疲労を蓄積させたり、歪みの原因にもなります。
では、どのようにするのが良いか?私は日常生活においては下記2つの立ち方にすることをお薦めしています。
①女性アナウンサーのように足を前後に少しずらしてVの字に立つ
②ボクサーのファイティングポーズのように足を前後に開いて立つ
①は信号や電車・バスなどを待っている時にお薦めの姿勢です。
②は洗濯物を干す時や料理を作っている時にお薦めの姿勢です。
足を横に広げて立つ場合は体の揺れが大きくなりますが、足を前後に広げて立つ事で体の揺れが少なくなり体へのストレスを大幅に軽減することが可能になります。
足を前後に開いた状態で定期的に右足に重心を乗せたり、左足に重心を乗せたりと交互に重心移動をしてあげるとより効果的です。
まとめ
今回は「あなたの立ち方は大丈夫?!」というテーマでお話しました。
「特にこれと言ったことはしていないけども腰が痛くなる」
「少し買い物に行っただけで凄く疲れる」
「立ち姿勢が悪いなという自覚があり、周囲の人からも言われる」
このような事が思い当たるのであれば、普段の立ち方が悪く体の使い方が悪い事が原因になっている可能性があります。
その悪い体の使い方で洗濯物を干したり、料理を作ったり、電車やバスを待ったりと日常生活を過ごしていると、いくらストレッチをしたり、整体を受けたとしても再び症状が戻ってしまいます。
それらを防ぐために、アナウンサー立ちやファイティングポーズ立ちをして毎日のストレスを蓄積しないように意識してみて下さい。
これらは、1日したからといって劇的には変わりません。大切なのは継続になります。
意識しなくても勝手にその姿勢になっていた!!という位まで持っていかないと駄目です。
その為に繰り返し意識して呼吸をする位無意識でアナウンサー立ちやファイティングポーズ立ちが出来るように取り組んでみて下さい。
今回のテーマについて質問がある方はいつでもご連絡下さい。
また、体の歪みが強い状態で立ち方だけ意識しても中々改善へとは向きにくいです。
体の状態をチェックして欲しい方や、歪みを整えた上で正しい立ち方に取り組みたいという方は今すぐご連絡下さいね。
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