2022/06/17(金)
腰を痛めない掃除機のかけ方
カテゴリー:腰痛
![](https://seitai-sanpou.com/wp-content/uploads/2022/06/soujiki1.jpg)
本日、お伝えするのは・・・。
『腰を痛めない掃除機のかけ方』
このテーマについてお話していきます。
「掃除機をかけると腰が痛い」
「掃除機をかけるのが辛い」
「腰が辛いから掃除が出来ない」
あなたは、こんなことでお悩みではありませんか?
こんな症状がある方は、掃除機をかける際の体の使い方が間違っている可能性があります。
掃除はプライベートでも仕事でもよく行なう動作です。その動作が出来ないと色々と支障が出てくると思います。
身体的にも掃除機をかけるだけで腰痛になるという事は非常に悪い状態です。
そのまま放置していると腰痛が悪化したり慢性化して立つ・歩くなどの他の日常生活動作がスムーズに出来なくなってしまう可能性があります。
私はどこに行っても改善しないような慢性腰痛の方を専門に施術を行なっています。
対象は未就学児~90歳台の方までと様々な年齢層や様々な症状の方を施術してきました。
この記事では腰を痛めない掃除機のかけ方について解説しています。
この記事を読むことで掃除機をかける時の腰痛を回避し、日常生活や仕事をテキパキとスムーズにできるようになります。
結論として言いたい事は、
掃除機をかける際は
「掃除機は体の後ろ横側で持つ」
「手に力を入れない」
「前屈みにならない」
「ファイティングポーズを取る」
この4つのポイントを意識して実践することで腰を痛めずに掃除機をテキパキとスムーズにかける事が可能になりますよ!という事がお伝えしたいことです。
あなたはこんな姿勢で物を運ぼうとしていませんか?
![指差す](https://seitai-sanpou.com/wp-content/uploads/2022/01/anatahadou.jpg)
腰痛を生じる方にどんな時に痛みが生じるか?と質問をすると
・屈んだ時
・歩いていると
・長時間座っていると
などの回答が多いですが、
・掃除をしている時に生じる
という回答も結構多いです。
思い出して欲しいのですが、掃除機をかける時にあなたはこんな姿勢を取っていませんか?
・「くの字」に腰を曲げている
・体よりだいぶ前に掃除機のホースを持ってきて操作する
・両手で掃除機を握ってデッキブラシの様に力を込めてゴシゴシとかける
・両足を平行に横に開いた状態
私も小・中・高校の時のトレイ掃除の時によくデッキブラシ使いましたねー。
あの時の感覚で綺麗にしようとしてゴシゴシと前かがみになって力一杯磨いていました。
でも、あの体勢が駄目なんです。これを続けているから腰痛を生じたり悪化してしまうのです。
腰を痛めずに掃除機をかけるためのポイント
![重要](https://seitai-sanpou.com/wp-content/uploads/2022/03/important2.webp)
では、腰を痛めずに掃除機をかけるためにはどうしたら良いのか?そのポイント4つをお伝えします。
「掃除機は体の後ろ横側で持つ」
「手に力を入れない」
「前屈みにならない」
「ファイティングポーズを取る」
これらが腰を痛めずに掃除機をかける為のポイントになります。
では、もう少し詳しく一つ一つ解説していきたいと思います。
1.掃除機は体の後ろ横側で持つ
![](https://seitai-sanpou.com/wp-content/uploads/2022/06/soujiki2.jpg)
ほとんどの方が掃除機をかける際、持ち手の部分が自分の体より前にある状態でかけていると思います。
これは駄目なパターンですので、直ぐに止めて下さい。
では、どうすれば良いか?
「持ち手の部分が自分の骨盤の横辺りに持ってくるようにする」
これが正しい持ち方です。
こうすることで、前屈みにならず腰に負担がかからない姿勢を自然に取ることが出来ます。
2.手に力を入れない
![](https://seitai-sanpou.com/wp-content/uploads/2022/06/tikara.jpeg)
掃除機をかけて綺麗にしようという意識が強い方は特に顕著になります。
ゴシゴシと力をかけて掃除機をかけようとするので、両手で掃除機をギュッと握っている傾向があります。
そうすると、腕や肩や背中などに負担がかかります。それによって上半身がガチガチになってしまい動かなくなります。
その結果、腰が上半身の分も頑張って働こうとして腰痛を生じたり、悪化させてしまうのです。
ですので、掃除機の持ち手の部分を持つ時は軽く握って下さい。
卵が手の中にあると思って割れない位の強さで握って下さい。
研究結果でも証明されていますが、掃除機をゴシゴシと力強くかけた場合と軽く握って押し引きをした場合のごみ吸引率は変わらないそうです。
それならば、腰や上半身に負担をかけない軽握りの方が良いのは明白ですよね?
3.前屈みにならない
![椎間板へのストレス割合](https://seitai-sanpou.com/wp-content/uploads/2022/02/tuikanban.jpg)
実際に実践してみたら一目瞭然ですが前屈みの状態は腰に非常に負担がかかります。
上記のデータを見て頂いても解るように、立っている時に比べて前屈みで動作をしようとすると1.5~2倍腰への負担が上昇します。
ですので、掃除の時間が長くなったり頻度が増えると腰が悲鳴をあげるのは当然なのです。
ですから、如何に直立に近い姿勢で掃除機を操作するか?が非常に重要になってきます。
どうしても掃除機の長さが自分に合っていないと前屈みになってしまいます。ですから、自分に合った掃除機の長さに調整する必要性があります。
4.ファイティングポーズを取る
![ファイティングポーズ](https://seitai-sanpou.com/wp-content/uploads/2022/02/fightingpose.jpeg)
掃除機をかけている際の足の位置も非常に重要になってきます。
人間の体は正対の状態で物事を行なうのは苦手です。詳しくはあなたの立ち方は大丈夫?!を見て下さい。
ボクシングのファイティングポーズのように半身姿勢になり足を前後にずらすのが重要になります。
こうすることで、腰への負担を大幅に減らすことが可能となります。
まとめ
![施術](https://seitai-sanpou.com/wp-content/uploads/2022/01/a7III-00076.jpg)
本日は『腰を痛めない掃除機のかけ方』
このテーマについてお話してきました。
「掃除機をかけると腰が痛い」
「掃除機をかけるのが辛い」
「腰が辛いから掃除が出来ない」
あなたは、こんなことでお悩みではありませんか?
こんな症状がある方は、掃除機をかける際の体の使い方に問題がある可能性が高いです。
身体的にも掃除機をかけるだけで腰痛になるという事は非常に悪い状態です。
そのまま放置していると腰痛が悪化したり慢性化して立つ・歩くなどの他の日常生活動作がスムーズに出来なくなってしまう可能性があります。
では、今後そういった腰痛にならない為にはどうすればいいか?
掃除機をかける際は
「掃除機は体の後ろ横側で持つ」
「手に力を入れない」
「前屈みにならない」
「ファイティングポーズを取る」
この4つのポイントを意識して実践することで腰を痛めずに掃除機をテキパキとスムーズにかけることが可能になりますよ!という事がお伝えしたかったことです。
最近の掃除機は非常に性能が上がっています。コードレス・軽量化・吸引力アップなど以前と比べると格段と便利になっています。
ですので、コードレスなのでスイスイと移動出来たり、吸引力アップしているのでデッキブラシのように力を入れて掃除機をかける必要性は無くなり、軽量化されたことで身体への負担が掛かりにくくなっています。
ですので、それらの利点を最大限活かす為にも正しい体の使い方をするようにしてみて下さいね。
今回の内容に関してご質問のある方は、LINE・メールからお問い合わせ下さい。
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