2022/03/13(日)
腰痛の人が”失敗しない”寝具選び
カテゴリー:腰痛

本日、お伝えするのは・・・。
『腰痛の人が”失敗しない”寝具選び』
このテーマについてお話していきます。
「朝起きると腰が痛い」
「枕を色々試したけどしっくりこない」
「枕は2つ以上持っている」
「熟睡できない」
「肩や首がガチガチで毎日辛い」
あなたは、こんなお悩みありませんか?
前回、朝一の腰痛にならない為のお勧め寝姿勢をお伝えしましたが、
そもそも、枕や敷布団などの寝具選びで失敗していると良質な睡眠を取ることができません。
何故なら枕や敷布団が合っていないと、体に負担の掛からない姿勢を取ろうと思っても取ることが出来ないのです。
その結果、腰痛、肩こり、首こり、疲れが取れない等の症状が生じてしまいます。
私はどこに行っても改善しないような慢性腰痛の方を専門に施術を行なっています。治療家歴15年の経験と、延べ2万5千件以上の施術実績があります。
対象は未就学児~90歳台の方までと様々な年齢層や様々な症状の方を施術してきました。
この記事では腰痛の人が”失敗しない”寝具選びについて述べており、
枕や敷布団はどんなものを選んだらいいのか?そんな寝具選びの際のポイントについて解説しています。
この記事を読むことで、あなたに合った寝具を選ぶ事ができ、腰痛や肩こり・首こり・疲れが取れないなどのお悩みが解消され、痛みのない充実した毎日を過ごすことができるようになります。
結論として言いたい事は、寝具選びの際は枕や敷布団を実際に利用してみて
「呼吸」「姿勢」「寝返り」「体圧分散」「目線」
これらが自分に合っているか?
これをチェックしてみて下さい!これが今回お伝えしたい内容となります。
自分に合った寝具使ってますか?

人生の1/3に当たる時間が睡眠時間とも言われており、多くの時間割合を占めています。
ですので、いかに睡眠の質を高めるか?が年々重視され、色々な研究も行なわれています。
もし、あなたが
「朝起きたら元気モリモリ!」「朝起きたら昨日痛かった部分が消失してる!」「寝つきも寝起きもスッといける!」
などど睡眠の質に問題を感じていないのであればここから先は読まなくて大丈夫です。
しかし、これらを感じられていない方はここから先の内容を理解して実践するようにすることで、
睡眠の質を高め、毎日元気に仕事・家事・趣味にと打ち込めるようになります。
そして、あなたが睡眠の質に問題を抱えているのであれば、ほぼ間違いなく寝具選びに失敗しています。
最近は色々な枕や敷布団が販売されています。値段もピンキリで数千円~数十万円まで色々です。
ここで大切な事を1つお伝えします。
寝具は値段で決めないで下さい!
寝具は値段で決めないで下さい!!
大切なことなので2回言わせて頂きました。
高ければあなたに合うとは限りません。
大切なのは値段では無くあなたに合うかどうか?
これをしっかりと覚えておいて下さいね。
寝具選びのポイント5つ

では、枕や敷布団を選ぶ際のポイントについて解説していきます。
正直、ポイントは細かいことを言い出したら幾らでもありますが、今回はその中でも重要な5つのポイントをお伝えします。
・呼吸がしやすいか?
・目線は真上かやや足元方向になっているか?
・立ってる時と同じ姿勢で寝れているか?
・体圧分散が出来ているか?
・寝返りが出来るか?
以上が、寝具選びで失敗しないための5つのポイントになります。
では、順に説明していきますね。
呼吸がしやすいか?

これは枕選びの際に重要になってきます。
枕が高すぎる場合は気道が圧迫されて呼吸がしづらくなります。
睡眠時無呼吸症候群などにも繋がりますのでお勧めできません。
一方、枕が低い場合は顎が上がった状態になります。
枕が高い状態よりも呼吸はしやすくはなりますが、首や肩に大きな負担がかかるので、痛みやコリを生じやすくなります。
ですので、高すぎず低すぎずで耳・肩・骨盤・くるぶしがだいたい同じラインにくるのが理想です。
枕に寝てみて、息苦しさなどが無くゆったりとした呼吸が出来るか?
これをチェックしてみて下さい。
目線は真上かやや足元方向になっているか?

これも枕選びの際に重要になってきます。
先程も述べたように枕は高すぎると気道が圧迫されて呼吸の質が低下します。
一方、低すぎても首や肩に負担が大きくかかりますので睡眠の質低下に繋がります。
耳・肩・骨盤・くるぶしがだいたい同じラインにくるのが理想ですが、これは、自分では分かりにくい部分もあります。
その場合、目線で判断して下さい。
寝た時に目線が真上を向いているか、
真上よりもやや足元の方向に向けているか?
これが簡単なチェック法です。
これが出来ていれば、肩と耳がだいたい同じラインに来ているので良い状態です。
枕が高すぎる場合は目線は足元の辺りになります。
枕が低すぎる場合は真上よりも更に頭の方向に目線が行ってしまいます。
立ってる時と同じ姿勢で寝れているか?

これは敷布団を選ぶ際に重要になってきます。
寝てる時の姿勢は立っている時と同じ姿勢になっているのが理想です。
立っている時の姿勢は生理的弯曲と言って「S字」になっています。
このS字状態が体に一番負担が掛からない状態なのです。
寝ている際に「反り腰」になっていたり、「くの字」になっていたりしている場合は敷布団が合っていません。
敷布団は低反発・高反発など色々とありますが、
理想は「やや硬め」です。
硬すぎると反り腰になりやすくなります。
頭と肩、腰とお尻の部分だけに負担が掛かるのでお勧めできません。
柔らかすぎるとくの字になってしまいます。
この場合は体の一番重い腰とお尻の部分だけ沈み込むので体圧分散ができずに負担が掛かるのでお勧めできません。
敷布団はやや硬めで、立っている時と同じ姿勢であるS字姿勢を保ちやすい「やや硬め」の物を選ぶのをお勧めします。
体圧分散が出来ているか?

これも敷布団を選ぶ際に重要になってきます。
先程のS字姿勢で寝れているか?と関連してきます。
これは、体圧分散がポイントになってきます。
体圧分散とは、体圧を1点に集中させず全体的に分散させることを言います。
例えば、硬い床に横になった時、床と接している後頭部や肩甲骨、お尻に痛みを感じるかと思います。
これは、体圧がその部分に集中的にかかっているからです。
しかし、体の後面全体で体圧を均一に受け止められれば、各部分の負担を減らすことができます。
ですから、立っている時と同じS字姿勢が保てていれば全身に体圧分散が出来ているので問題ありませんが、
「反り腰」や「くの字」状態で寝ていると、体圧分散が出来ていないので一部に体重がかかり、痛みやこりを生じますのでお勧めできません。
寝返りが出来るか?

これも主に敷布団を選ぶ際に重要になってきます。
寝返りは1回の寝ている間に20~30回位するのが正常です。
そのくらい出来ていると体に負担が掛からないので朝スッキリと起きることが出来ます。
敷布団が柔らかい物は要注意です。
柔らかいと寝返りがしづらくなり、寝返り回数が大幅に減少します。
そのため、体圧分散が出来ずに腰痛や肩こりなどが生じやすくなるので、お勧めできません。
イメージしてみて下さい。
ハンモックの上で寝返りってスムーズに出来そうですか?
恐らく、出来なくはないけどスムーズには出来ませんよね?
寝具を選ぶ際は実際に使用してから購入を!

敷布団を購入する際は、口コミや評判だけで購入されるのではなく、
できる限り、実際に寝てみて頭から足先まで満遍なく支えてくれている感じがあるかどうか?浮いている部分が無いか?
これを確かめてから購入されることをお勧めします。
最近は店舗でサンプルがセッティングしてあり使用感をチェックすることが出来ます。
店舗でチェックすることが出来ない場合や、ネットで購入する場合でも、
最近は返品保障などが充実していますので、万が一合わない場合は返品する事も可能です。
・合っていない気がするけど、高かったしそのまま使おう
・返品手続きめんどくさいからそのまま使おう
これらは絶対にしないで下さい。
そんなことをしていると睡眠の質低下に繋がり、仕事・家事・育児・ハイキング・テニス、、、、。
あなたがしたいことの足枷に遅かれ早かれ必ずなってきます。
まとめ

今回は 『腰痛の人が”失敗しない”寝具選び』 というテーマでお話しました。
「朝起きると腰が痛い」
「枕を色々試したけどしっくりこない」
「枕は4つ持っている」
「熟睡できない」
「肩や首がガチガチで毎日辛い」
このような症状でお悩みの方は寝具選びに失敗している可能性が非常に高いです。
人生の1/3に当たる時間が睡眠時間とも言われており、多くの時間割合を占めています。
ですので、寝具選びで失敗すると現在~未来の生活の質低下に繋がります。
寝具選びには5つのポイントがあります。
「呼吸がしやすいか?」
「目線が理想的な位置か?」
「姿勢はS字になっているか?」
「体圧分散が出来ているか?」
「寝返りがしっかりできるか?」
これらをチェックしてみて下さい。
更に、購入前は必ず実際に使用してみて上記のポイントが全てクリア出来ているか?これを確認して下さい。
間違っても、
安かったから、売れ筋だったから、口コミ良かったから、高いから良いやつだと思った、何となく・・・。
こんな考えで購入しないように注意して下さいね!
寝具選びのご相談は非常に沢山頂きます。
悩んでいるのはあなただけではありません。
それくらい、日本人は寝具選びで悩んでいるのです。
ですので、もし寝具選びに関して相談したいことがある方は、LINE・メールからお問い合わせ下さいね。
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