2022/05/28(土)
腰を痛めない風呂掃除の3つのポイント
カテゴリー:腰痛
本日、お伝えするのは・・・。
『腰を痛めない風呂掃除の3つのポイント』
このテーマについてお話していきます。
「風呂掃除をすると腰が痛い」
「風呂掃除の中腰が辛い」
「風呂掃除をするとドッと疲れが出る」
あなたは、こんな症状でお悩みではありませんか?
こんな症状がある方は、風呂掃除時の体の使い方が間違っている可能性があります。
風呂掃除は家事の中でも腰に負担がかかりやすい動作の一つです。
間違った方法で掃除をしていると腰痛を生じたり、掃除が満足に出来なくなったり、休み休みでするので時間がかかったりします。
そうすると、日常生活、仕事、趣味などに全力を注ぐことができず悪影響を及ぼします。
そうならない為にも、正しい体の使い方を理解・実践することが重要になってきます。
私はどこに行っても改善しないような慢性腰痛の方を専門に施術を行なっています。
治療家歴16年の経験と、延べ2万5千件以上の施術実績があります。
対象は未就学児~90歳台の方までと様々な年齢層や様々な症状の方を施術してきました。
この記事では腰を痛めない風呂掃除の3つのポイントについて解説しています。
この記事を読むことで、風呂掃除をすると腰が痛い、中腰が辛い、掃除後にドッと疲れが出ることで、日常生活・仕事・趣味などに悪影響を及ぼしている方のお悩み解消に期待できます。
結論として言いたい事は、
風呂掃除の際は
「立った状態か膝立ちで行なう」
「2点支持より3点支持」
「利き腕の空間を磨く」
この3つのポイントを意識して実践することで腰を痛めずに風呂掃除をすることが可能になるという事がお伝えしたいことです。
あなたはこんな姿勢で風呂掃除をしていませんか?
あなたは、風呂掃除の際にこんな姿勢をしていませんか?
・中腰で磨く
・しゃがんでつま先重心の状態で磨く
・利き腕で上下左右全体を磨く
多くの方がこれらの姿勢で風呂掃除をしていると思います。
実はこれらの姿勢は腰に大きなストレスが掛かりやすくなります。
風呂掃除は基本的には毎日する方が多いと思います。1日くらいであればストレスがかかる姿勢でも問題無いかもしれません。
でも、風呂掃除は家事の一つであり基本的には毎日するものになります。
ですから、ストレスがかかる動作を毎日していれば、自ずと腰痛を生じてしまいます。
ですから、如何にして毎日の風呂掃除を体に負担を掛けずに行なうのか?が大切になってきます。
腰を痛めない風呂掃除の3つのポイント
では、風呂掃除の際に腰を痛めないためにはどうしたら良いのか?そのポイントをお伝えしていきます。
1.立った状態か膝立ちで行なう
2.2点支持より3点支持
3.利き腕側の空間を磨く
これらが、風呂掃除の際に腰を痛めない為のポイントとなります。
では、もう少し詳しく一つ一つ解説していきたいと思います。
1.立った状態か膝立ちで行なう
風呂掃除の際に一番してはいけない姿勢・・・・。
それは「前屈みの姿勢」です。
上記の図を見て頂いても解ると思いますが、
普通に立っている時に比べて、立って前傾(中腰の状態)時は腰へのストレスが1.5倍かかります。
更にその状態で手で壁を磨いたりするとそのストレスもかかりますので余計に大きな負担となります。
ですから、風呂掃除の際は真っ直ぐ立った状態を基本姿勢とします。
下の方を磨く際は立ったままでは出来ませんので、膝を床に付けた膝立ち状態で磨くようにして下さい。
間違っても、「くの字」や「への字」の姿勢で磨かないで下さい。
2.2点支持より3点支持で行なう
2点支持より3点支持とは?
これは、カメラの三脚をイメージして頂くと分かりやすいと思います。
カメラの三脚が二脚だったら、少し力を加えると前後左右に動いてしまうのは何となくイメージできませんか?
でも、これが三脚だったら、少し力を加えたくらいであれば前後左右にそこまでは動かないはずです。
これと同じで、風呂掃除の際も3点支持にする事で腰への負担を減らすことが出来るのです。
例えば、床を磨く際に両膝を着いて磨く場合だと基本的な支持点は両膝の2点です。
この状態だと下半身はある程度固定されているので安定していますが、上半身はどこも固定していないので不安定な状態になります。
不安定な状態になると、それを補うために腰が頑張ってしまいます。
では、腰が頑張らなくてもいいようにするには?
それは、両膝を着いて片手を床や壁に当てて下さい。そうすることで、三脚と同じく3点支持になるので上半身も下半身も安定し腰への負担が少なくなります。
ちょっとした事ではありますが、これをやるか?やらないか?で腰へのストレスは大きく変わります。
3.利き腕側の空間を磨く
壁や床などを磨く際は利き腕側の空間をするようにして下さい。
例えば、右利きの方であれば右腕を前ならえにした部分を中心点にして、
中心点から半径約50cmを磨くようにして下さい。
これが、左側100㎝の辺りを磨こうとすると体を左斜めに倒した状態で磨かなければなりません。
この状態は不安定な姿勢なのでより体に負担が掛かりやすくなり、直ぐにしんどくなったり、腰痛を生じたりします。
体の左右のバランスを整える意味でも、
左側空間の場合は無理に右手で磨こうとせずに左手を使って磨く練習をしてみて下さい。
初めはぎこちなくてやりにくいかもしれませんが、体のバランスを整えるためや、無理に右手で左空間を磨くことで無理な体勢にして腰を痛めるのであれば、継続して慣らす価値はあると思います。
まとめ
本日は『腰を痛めない風呂掃除の3つのポイント』
このテーマについてお話してきました。
「風呂掃除をすると腰が痛い」
「風呂掃除の中腰が辛い」
「風呂掃除をするとドッと疲れが出る」
あなたは、こんな症状でお悩みではありませんか?
こんな症状がある方は、風呂掃除の際に体の使い方が間違っている可能性が高いです。
風呂掃除を週に1日だけ行なうのであれば、多少無理な体勢であっても問題無いかも知れません。でも、風呂掃除は毎日行う家事の一つです。
毎日負担のかかる姿勢で行なっていると、その蓄積疲労はいつか爆発して問題を生じます。
それが「腰痛」として生じる場合が多いですが、腰痛以外にも「肩こり」「首こり」「背部痛」「肘痛」「手首痛」「膝痛」「倦怠感」などと多岐に渡って症状として出てきます。
そういった症状は一度発生すると慢性化しやすいので、日常生活・仕事・趣味に悪影響を及ぼし、本当にやりたい事に全力で取り組むことが出来なくなります。
それを防ぐためには、
風呂掃除の際は
「立った状態か膝立ちで行なう」
「2点支持より3点支持」
「利き腕側の空間を磨く」
上記3点のポイントを意識・実践してみてください。
これらを意識するだけでも、
家事の中でも体に大きなストレスを与える風呂掃除をストレスなく快適に行なう事が出来るようになります。
もし、既に腰痛などの症状が出ているのであれば体のバランスが崩れてしまっていると考えられます。
その場合は、先ず体のバランスをある程度整えてもらってから3つのポイントを意識・実践することで、再発防止に努めることが出来ますよ!
今回の内容に関してご質問のある方は、LINE・メールからお問い合わせ下さい。
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