2022/10/14(金)
正しい呼吸できてますか?
カテゴリー:院長ブログ
今回は「正しい呼吸できてますか?」というテーマについて述べていきたいと思います。
あなたは、自身を持って正しい呼吸ができていると言えますか?
多くの方が、呼吸なんて意識しなくても勝手にちゃんとできているでしょ?と言われると思います。
しかし、現代社会は正しい呼吸を忘れさせてしまうような環境になってしまっているのです。
慢性的なストレスにさらされ、座りっぱなしの生活、偏食、運動不足・・・。
これらは、正しい呼吸をする機会を妨げています。
その結果、「倦怠感」「肥満」「睡眠障害」「喘息」「心臓病」等を発症しやすくしてしまいます。
現代の生活習慣では、呼吸量がどんどん増えていってしまいます。
一見すると呼吸量が増えているのであれば、体に良いんじゃない?と思われるかもしれません。
しかし、実際は逆なんです。
呼吸量が増えれば増えるほど不健康になっていくのです。
大抵の人は自分で気づかないうちに呼吸量がどんどん増えて、通常よりも2~3倍になっています。
体操やリラックスをする際に「大きく息を吸って深呼吸しましょう~♪」と言われることってよくありますよね?
あれは呼吸過多の状態になってしまい、すればするほど不健康になっていくんです・・・。
呼吸とは酸素を吸って、二酸化炭素を排出することを言います。
ここで詳しく解説しようとすると非常に時間がかかるので割愛しますが、正しい呼吸をする為には酸素では無く二酸化炭素の方が重要になります。
二酸化炭素が体内にしっかりと存在しないと、いくら酸素を体に吸い込んでも意味がありません。
吸い込んだ酸素は使われずにそのまま外に排出されてしまい、更に二酸化炭素も一緒に排出されてしまうのです。
重要なのは二酸化炭素を体内に多く留めることであり、その為に呼吸量を減らすことが最も重要になります。
では、あなたが正しい呼吸では無く呼吸過多になっていないか?を今からチェックしてみましょう!
・日常生活で口呼吸をしていることがある
・眠っている時に口呼吸をしていることがある(朝起きた時に口の中が乾いている)
・眠っている時にいびきをかく、または呼吸が止まっている
・安静時に自分の呼吸の動き(胸やお腹が大きく動く)が目で見える
・自分の呼吸を観察すると、お腹よりも胸の方が良く動いている
・ため息が多い
・安静時に自分の呼吸音が聞こえる
・鼻づまり、倦怠感、ふらつき、めまいなど、呼吸過多が原因と考えられる症状がある
以上の項目のいくつか、または全てが当てはまるなら、呼吸過多の傾向があると考えられます。
水や食べ物は適度に摂取するのは健康に良いですが、飲み過ぎ・食べ過ぎが良くないのは良く知られたことです。それと同様、呼吸のしすぎは不健康になってしまい様々な症状を生む原因となります。また、顔の変形・歯並びが悪くなると考えられており、良いことは全くありません。
呼吸は誰かに教えてもらうものではありませんので、環境がその人の呼吸の癖を作ります。良い癖であれば問題ありませんが、殆どの方が悪い呼吸の癖がついています。
体がだるい、疲労が取れないなどの症状がある方は正しい呼吸ができていない可能性があります。
一度、上記のチェックをしてみてくださいね。
それでは、本日はこの辺りで失礼します。
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