2023/03/10(金)
しっかり寝たいなら”これ”は要注意!
カテゴリー:院長ブログ
今回のテーマは「しっかり寝たいなら”これ”は要注意!」です。
時間は個人差がありますが、あなたが毎日行っている行為”睡眠”
睡眠の役割としては、
「脳や身体の休養」「疲労回復」「免疫機能の増加」「記憶の固定」「感情整理」など多くの重要な役割があります。
たまに寝ている時間が勿体無いと言って、睡眠をなおざりにしてる方がいます。
そんな方は、上記の 「脳や身体の休養」「疲労回復」「免疫機能の増加」「記憶の固定」「感情整理」 を放棄している事になります。
個人的には非常に勿体無いなーと感じています・・・。
しかし、今回は寝る・寝ないがテーマではありません。
・寝たいのに寝つきが悪い
・睡眠の質が悪い
そんな方に向けての内容となっています。
今回、お伝えしたいのは
午後にカフェインは摂ると寝れなくなる!
これがお伝えしたいことです。
ですので、寝つきや睡眠の質にお悩みなのであれば是非この先を読んでみてくださいね。
人間は朝起きた瞬間から寝る為の準備をしています。
眠気の物質が朝起きた瞬間から夜にかけて徐々に蓄積されていきます。
眠気の物質が限界に近づいてくると眠たくなってきます。
この状態を睡眠圧の上昇と言います。
睡眠圧が上昇するから眠たくなって寝たいという欲求を感じます。
逆に睡眠圧が上昇していない場合や、睡眠圧の感覚が麻痺している場合は寝れません。
そして、この睡眠圧を上昇させるのが「アデノシン」という科学物質です。
賢い人間は、じゃあこのアデノシンという物質が睡眠圧を上昇させるホルモンであるということは、この物質を抑えれば眠気を抑えることができる!と考えました。
そして、色々と探した結果に見つかったのが普段からよく皆さんが摂取されているであろう
”カフェイン”
という物質だと判明しました。
カフェインはアデノシンの働きを低下させ、眠気を感じにくくする事が可能です。
カフェインは摂取したからといって直ぐに効果を発揮する訳ではありません。
摂取してから30分後位にピークを迎えます。
カフェインのメリットとしては
- 眠気を覚ます覚醒作用
- 疲労感をとる興奮作用
- 身体の血液の流れを促進する血管拡張作用
- 尿として老廃物を排出する利尿作用
こういったものが挙げられます。
ですので、ひとえにカフェインが駄目という訳ではありません。
ただし、カフェインは一度体内に入り分解して完全に無くなるまでに時間を要します。
約5時間~7時間程度必要だというデータが出ています。
カフェインを分解するのは肝臓にある酵素が中心になって行ないます。
酵素の量は個人によって違ってくるので、分解までの時間に個人差が生じたり、加齢により更に時間が掛かる事が解っています。
この事を知らずに寝る直前にカフェインを摂取すると、寝つきが悪くなったり、寝れたとしても睡眠の質が低下するのでスッキリ感が得られません。
ですから、カフェインを摂取する際は分解に必要な時間を把握した上で自分が寝る時間から逆算してください。
午後10時に寝るのであれば、午後3時がカフェインを最後に摂る時間。
午前0時に寝るのであれば、午後5時がカフェインを最後に摂る時間。
という様に、寝る時間から逆算して時間に気をつけてください。
カフェインと言われて一番イメージしやすいのがコーヒーだと思いますが、他にもカフェインが含まれるものは沢山あります。
その他の代表的な食品の一例を挙げておきます。
カフェインが多く含まれる食品
・コーヒー
・エナジードリンク
・紅茶
・緑茶
・玉露
・チョコレート
・アイスクリーム
これらは、コップ1杯の量であっても、1個であっても睡眠の質を低下させます。
ですので、これらの食品を摂る際は時間には十分気をつけてくださいね。
それでは、本日はこの辺りで失礼します。
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