2023/03/17(金)
疲労溜まってる?セルフチェック法
カテゴリー:院長ブログ
今回のテーマは「疲労溜まってる?セルフチェック法」です。
突然ですが、あなたは「疲労」溜まってますか?
「全然、感じてません」という方もいれば、「疲労困憊です」という方もいると思います。
しかし、疲労って骨折や切り傷などと違って見た目には見えません。
あくまでも自分の感覚的なことになってきます。
もちろん、「疲れた」という自身の感覚は大切にして欲しいですが自分で気づかないうちに疲労が蓄積している場合もありますし、意外と心が疲れているだけで体は元気な場合もあります。
そういった、自分の今の体を客観的にチェックする方法があれば疲労解消や予防的な観点からも非常に有効になります。
ですから、今回は「疲労が溜まっているか?」を客観的に判断する基準をお伝えしていきたいと思います。
今から述べる項目に一つでも当てはまったら「疲労が溜まっている可能性が高い」と思ってください。
➀脈がいつもと違う
脈拍チェックは道具を使わず簡単に疲労度合いをチェックできる非常に有効な方法です。
成人の正常脈拍数は60~90回/分になります。
それに比べて少ないのか?多いのか?を確認してください。
運動中や運動直後は脈拍は高くなりますが、時間が経っても中々脈拍が落ち着かない。
安静時に脈拍が高かったり、脈拍が50回/分以下で以上に低い場合も要注意です。
どちらの場合であっても、「疲労蓄積状態」「疲れやすい状態」になっている可能性が高いです。
このように脈拍によって疲労度を簡単にチェックできます。
普段の脈拍が解らないという方は普段から定期的に脈拍を測って平均値を把握するようにしてください。
②睡眠に問題を抱えている
目が覚めてしまって睡眠時間が短い、睡眠時間が長い、朝起きてもスッキリしない、朝起きれない。
このような睡眠に問題を生じている方は、体からの疲労のサインだと思ってください。
人間の体は一日の疲労を睡眠によって解消します。寝てる間に成長ホルモンが出たり、記憶の整理をしたり、免疫ホルモンが出たり、体の歪みをリセットしたり・・・。
それが、上手く機能していない結果が上記の症状です。
更に寝る時間や起きる時間が不規則になると自律神経のバランスが崩れ、更に睡眠の質は低下し「疲労」は蓄積していきます。
③腰周囲に痛みがある
腰は体の中心部分に位置しており体の要となる部分です。
腰、股関節、お尻などに痛みを生じるという事は腰周囲に過剰に負担がかかっているということです。
本来であれば腰周囲はそこまで大きなストレスはかかりませんし、一時的に腰周囲に負担がかかったとしても寝て起きたら解消されているはずです。
しかし、それが何らかの原因によって解消されないことで腰周囲が疲労困憊の状態になって痛みを生じているのです。
つまり、腰周囲に痛みが生じている状態というのは体に大きなストレスがかかり、体が疲労困憊状態になってますよ!という体からのサインだということです。
④呼吸が浅い
あなたは呼吸はどの部分でしていますか?
呼吸は胸でするものじゃないの?という方は要注意です。
呼吸の目的は酸素を体内に取り入れることです。それによって筋肉や内臓など全身に栄養を送り不要な物質を回収しています。
本来、呼吸は胸呼吸と腹式呼吸両方で行なうものです。
しかし、現代人は猫背や反り腰等の姿勢や環境の変化により胸呼吸が中心になってしまっています。
その結果、呼吸自体が浅くなってしまっています。
呼吸が浅いという事は、酸素が全身に行き渡りにくいので「脳・筋肉・内臓」などの器官が100%の状態で働けなくなっています。そうすると疲労がどんどん蓄積されてしまいます。
一方、腹式呼吸が中心になれば酸素が全身に行き渡り「脳・筋肉・内臓」などの器官が良い状態で働けるようになります。
また、腹式呼吸によって体幹部分も安定しやすくなるので姿勢が安定化して疲れにくい体を得ることができます。
以上が疲労が溜まっているか?を簡単に判断する為の基準となります。
これらに一つでも該当するのであれば、自覚が無くても体に疲労が蓄積している可能性が高いです。
疲労は感覚的な部分で目に見えません。
なので、自身でも見逃してしまったり他人からも気づかれにくい部分です。
気づいた時には疲労困憊になっており、回復までに多くの時間とお金を要することになります。
最悪の場合、仕事も趣味もできなくなって寝た切り生活になってしまう可能性があります。
そうならないように、普段から疲労が溜まっていないか?を定期的にチェックしてみてくださいね!
それでは、本日はこの辺りで失礼します。
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