2022/01/17(月)
「腰痛の真実」腰痛の85%は原因不明
カテゴリー:腰痛
本日お伝えしていく内容ですが・・。
『原因不明の腰痛でどうしたら良いか解らないとお悩みの方』
『特に悪い所はありませんと言われたが、このままで大丈夫なのかと不安な毎日を過ごしている方』
このような方に是非、読んで頂きたいです。
なぜなら、レントゲンやMRIなど画像所見上問題は無いと言われても、今現在痛みが生じたり、歩きにくいなどの日常生活動作にに問題が生じているはずです。
これは身体からの救難信号なのです。
だから、そのまま放置していると最悪の場合1日中家で布団に籠る生活になってしまいます。
私はどこに行っても改善しないような慢性腰痛の方を専門に施術を行なっています。
治療家歴15年の経験と、延べ2万5千件以上の施術実績があります。
対象は未就学児~90歳台の方までと様々な年齢層や様々な症状の方を施術してきました。
この記事はタイトルにもあるように『腰痛の85%は原因不明』と言うデータが多くの方に驚きと不安を与えましたが、
私の考えでは、このデータは改善へ向かう可能性が逆に非常に高くなるものだと考えており、その理由をお伝えしていく内容となっています。
この記事を読むことであなたが得られることは、
あなたの辛い腰痛に改善の可能性があるのか?
それとも、色々な人に言われた通り、諦めるか手術をするしかないのか?
そういった判断の参考にして頂く事ができます。
結論としてお伝えしたいのは、
原因不明と言われた腰痛の殆どが「筋肉が過緊張」している事が原因です。
なので、筋肉が過剰に緊張しているのを解消すれば、
辛い腰痛から卒業する事が可能になる!という事をお伝えしたいのです。
全国民が人生で1度は経験するとも言われる「腰痛」
厚生労働省が公表した統計データ「平成28年国民生活基礎調査」によると、
男性の1位が腰痛、女性は肩こりに次いで2位が腰痛との結果となっています。
年齢層も幅広く、部活動などで体を積極的に動かしていく10代前半~90歳台と年齢に関係なく症状が発症しています。
私も中学生の頃に腰痛になりました。
その腰痛は学生~社会人に入るまで波はありましたが悪影響を受け辛かったです。
もはや国民病とも言われる「腰痛」ではありますが、
その原因は何なのでしょうか?
腰痛の原因は2パターンに分けられる
腰痛の原因は「特異的腰痛」と「非特異的腰痛」に分けられます。
「特異的腰痛」は原因が特定できる腰痛であり、
この原因が特定できる腰痛は全割合の15%程度と言われています。
一方、「非特異的腰痛」は原因がよく解らない(ハッキリとしない)腰痛です。
レントゲンやMRIなどの画像検査をしても、どこが痛みの原因なのかを特定できません。
ぎっくり腰も分類としてはこちらに該当します。
この原因が特定できない腰痛は全割合の85%程度と言われています。
つまり、8割程度は病院で検査をしても原因不明となるわけです。
特異的腰痛とはどんな状態?
特異的腰痛は主に下記の疾患が該当します。
- 腰椎椎間板ヘルニア
背骨と背骨の間にはクッションの役割をする「椎間板」という軟骨があります。
椎間板は外側が硬い「線維輪」、内部は軟らかいゼリー状の「髄核」でできています。
加齢などにより外側の線維輪が変性・断裂して髄核の一部が飛び出してしまい脊髄神経根を圧迫することで痛みが起こります。腰やお尻から足に痺れや痛みが広がり、力が入りにくくなりる事もあります。
痛みは長い距離を歩いたり、重いものを持つと強くなることがあります。
椎間板ヘルニアは悪い姿勢での動作や作業などにより起こりやすくなると考えられています。
- 脊柱管狭窄症
椎骨(背骨)や椎間板が加齢によって変性したり、異常な骨の突起(トゲ)が形成され、神経が通っている脊柱管が狭くなり脊髄神経根を圧迫する病気です。少し歩くと痛み、前屈みになって少し休むとまた歩けるなどの独特な症状である間欠性跛行が現われるのが特徴です。お尻や足に痺れや痛みを感じることもあります。
- 骨粗鬆症
加齢により骨密度が減って骨折しやすくなる病気です。椎骨(背骨)は特に影響を受けやすく、圧迫骨折が起こると脊髄神経根が圧迫されて背中に慢性の痛みが生じます。
- 腰椎分離症、腰椎すべり症
腰椎分離症とは、背骨の一部である腰椎(腰骨)の椎弓と呼ばれる腰椎(腰骨)の後方部分が分離した状態です。
腰椎すべり症とは、積み木のように連なる腰椎が、前方へ滑り出て様々な症状を引き起こす状態です。
- 脊椎の腫瘍や内臓の病気
内臓疾患や癌などの重篤な病気が原因となっている場合もあります。
内臓疾患であれば、消化器系(胃・十二指腸潰瘍、胆石、胆嚢炎、膵臓炎)、泌尿器系(尿路結石、腎結石、腎盂腎炎、前立腺癌)、婦人科系(子宮内膜症、子宮癌)、循環器系(心筋梗塞、解離性腹部大動脈瘤)などの可能性があります。
非特異的腰痛とはどんな状態?
慢性的に腰痛のある方やぎっくり腰を繰り返す方など、厳密な原因が特定できない腰痛を非特異的腰痛と言います。
長時間同じ姿勢でいると痛い、だるい、重い、朝起きたときだけ痛い、前屈みになった時だけ痛いなど。
非特異的腰痛の場合のよくあるパターン
そうなると、原因が解らないので病院側は困ります。
とりあえず、湿布・薬を処方したり、
リハビリをする事になり、腰に電気を当てたり、腰の牽引をしたり、整骨院では腰をマッサージしたりします。
そして、「これで、様子を見て下さい」「これは老化ですからある程度仕方がありません」となります。
腰痛初期で状態も酷くない場合であれば、上記のような対処法でも中には改善する方もいます。
でも、改善せずにそのままの状態で騙し騙しやっていた結果、
年々悪化してきてもう限界!!となって当院にご来院される方が多いのもまた事実です。
痛い所だけ、一生懸命マッサージしたり、電気を当てたり、腰を引っ張ったりしても駄目なんです!
では、何が非特異的腰痛の原因になのか?
では、何が原因になっているのか?
それは、レントゲンやMRIで骨折や癌でもないという事が検査で明確になっている事を前提とするのであれば、
その犯人は・・・「筋肉」なのです!
筋肉が過緊張を起こしている事が原因となっています。
これは、私の過去2万5千件以上の施術経験や色々な勉強して得た辿り着いた答えです。
レントゲンやMRIでは筋肉の状態を詳しく把握する事は出来ません。
あくまでも、骨が折れていないか?骨と骨の間が狭くなっていないか?神経が圧迫されていないか?
これらを判断する為にレントゲンやMRIがあり、それらを診て医師は診断をするのです。
だから、画像所見で問題が無ければ原因を探すことが出来ないので「原因不明」となってしまうのです。
しかし、原因不明とされた85%の方の腰痛の殆どは「筋肉」が問題なのです。
だからこそ、原因不明と言われた腰痛でお悩みの多くの方を我々治療家が救える理由がここなのです。
まとめ
全国民が一生で一度は経験するとも言われる位の現代病である「腰痛」
腰痛は「特異的腰痛」と「非特異的腰痛」に分けられます。
特異的腰痛は医師の診察やレントゲン、MRI等で原因が明確に判断できるものであり、
腰痛全体の15%程度が特異的腰痛だと言われています。
腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰椎分離症・腰椎すべり症・骨粗鬆症・癌や内臓の問題などが該当します。
一方、非特異的腰痛は医師の診察やレントゲン、MRI等で原因がハッキリと解らないものであり、
腰痛全体の85%程度が非特異的腰痛だと言われています。
ぎっくり腰もハッキリとした原因が解明されていないため、非特異的腰痛に該当します。
そして、非特異的腰痛の原因の殆どは「筋肉」が問題となっています。
筋肉が過剰に緊張することで症状を生み出しています。
特異的腰痛であれば、医師の力が必ず必要となります。
医師は画像を見たり、血液検査等の「データを見て判断する専門家」です。でも、筋肉の専門家ではありません。
一方、我々治療家は画像データなどを見る事は出来ませんが「筋肉の専門家」であります。
もし、あなたが
『原因不明の腰痛でどうしたら良いか解らないとお悩みの方』
『特に悪い所はありませんと言われたが、このままで大丈夫なのかと不安な毎日を過ごしている方』
などとお悩みなのであれば近くの専門家に今すぐ相談してみて下さい。
時間が遅くなればなるほど、改善の度合いやスピードが低下します。
今直ぐにでも連絡してみて下さいね。
次回は、過度に緊張している筋肉を緩めるためには?
その辺りをお伝えしていきたいと思います。