”快腸”に必要な2つの習慣
今回のテーマは「”快腸”に必要な2つの習慣」についてです。
これまで、何回かに渡って腸内環境について解説してきました。
腸内環境が良く無ければ、ウォーキングや水泳などの運動をしようが、ストレッチをしようが、体操をしようが健康にはなれません。
ですから、いかに腸内環境を整えて快適な状態”快腸”にできるか?
これが最重要事項になってきます。
過去の記事では腸内環境を整えるには食事が重要ですよ!ともお伝えしてきました。
今回は食事以外で重要な”生活習慣”について解説していきたいと思います。
人間は基本的に毎日”習慣”で生きています。
毎回毎回、その都度選択して行動するのは体も脳も疲れてしまいます。
例えば・・・、
・ご飯食べる時にお箸をどうやって持つか?
・お箸を持つ力加減は何割で持つか?
・食べ物を掴んで口に運ぶ際どの位のスピードにするか?
・口に運ぶ際にどの関節を動かすか?
・どこの筋肉を使うか?
などと、こんなことを毎回考えながらしていたら大変ですし、疲れますよね?
だから、人間は一度経験したことは次回から考えたり悩まなくても良いように習慣化して、体や脳に疲労が蓄積しないようにしているのです。
習慣化のメリットは毎回選択しなくていいので疲れないことですが、デメリットとしては延々と無意識に繰り返してしまうことです。
ですから、身体に負担が掛かっていたとしても延々と繰り返してしまうので、遅かれ早かれ身体に問題が生じてしまいます。
これって怖くないですか?
自分では身体を悪くしようとは全く考えていなくても、あなたの習慣化された行動が体に問題を生じさせてしまうんです。
そんな訳で今回は”快腸”に必要な正しい2つの習慣について解説していきます。
➀トイレ習慣
特に現代の女性に多い傾向にありますが、あなたは下痢や便秘でお悩みではありませんか?もしそうなのであれば、あなたの腸は状態が悪い証拠です。
そんな状態から卒業して、毎日スッキリとした快便をもたらすトイレ習慣を実践してみてください。
・毎日朝食を食べる
起床したら食事を必ず摂るようにしてください。朝食で腸に食べ物が入ってくると、反射作用により腸を動かすスイッチが入り、S状結腸に溜まっていた便が肛門へと動き出す。
・とりあえず5分間トイレに座る
便が出なくても毎日5分間は必ずトイレに入るのをお勧めします。
座ることで排便リズムを習慣化させることができます。踵を上げて前屈みの姿勢にすると直腸から肛門までが真っ直ぐになり、便が出やすくなるのでお勧めです。
・冷たい水をかける
トイレに座っても便が出ない場合は、一度手や顔に水をかけてみましょう。冷たさを感じることで自律神経が反応し、腸の神経に作用して便意を催すことが期待できます。
・たくさん水を飲む
便秘気味の人の便は絞りかすのように水分が不足した状態です。
常温の水を飲むことで腸の血液量を増やすだけでなく、便を柔らかくして出しやすくする効果が期待できます。
理想としては一日2L程度の水分を摂ることを目標にしてみてください。
②お風呂習慣
あなたのお腹に手を当ててみてください。冷たくありませんか?
腸が冷えると、血流が悪くなり、腸の蠕動運動(便を肛門に押し出す力)が低下します。
ですから、腸を温めて働きを活発にすることが可能な”入浴”がおすすめです。
・温度設定
入浴の際の温度設定は非常に重要です。
40℃以上の熱いお湯に浸かると交感神経が優位になります。そうすると、血管が収縮して血液量が減少し、腸の働きが悪くなってしまいます。ですから、入浴の際の理想の温度は38℃~40℃を目安にすることで副交感神経を優位にさせてください。
・入浴時間
入浴時間も非常に重要です。
お風呂でユーチューブや映画を見る方など長風呂の方は例外となりますが、基本的には10分~15分が理想です。
この時間を38℃~40℃のお湯に浸かることで全身の血流が大幅に増加して腸の働きが活性化されます。
最近はシャワーだけで済ませてしまう方が多いですが、シャワーの方は入浴による全身の血流増加の恩恵を受けれません。
・どの程度お湯に浸かるか?
入浴の際にどこまで浸かるかも非常に重要です。
胸の辺りまで浸かる方が多いと思いますが、肩がお湯の中に隠れるくらいまで浸かってください。
更に効果的なのは首も隠れるくらい浸かる方法です。肩や首が隠れるくらい浸かることで、血流が大幅に増加して腸の働きが活性化されます。
注意点として、この方法で15分以上浸かる方や息苦しさを感じる方は中止してください。この場合、のぼせてしまったり、息苦しさで交感神経が優位になってしまう可能性があります。
以上が”快腸”に必要な正しい2つの習慣になります。
1つ1つを見れば大したことではありません。
しかし、これらを毎日継続して実施して習慣化できれば、あなたの腸は”快腸”になり健康体へと変貌できます。
その上で運動・ストレッチ・体操などをすれば相乗効果で効果抜群です。
何歳になっても、自分がしたいことを全力で出来る身体になりたい方は絶対実践するべきです!
違和感・痛み・歪みなどは1日で急には形成されません。
例え、症状が突然出てきたとしてもそれは数日間や数週間、数年などの悪い習慣により形成されています。
その悪い習慣を変える為には”良い習慣の継続”です。
ローマは1日にして成らず
こんな有名な言葉がありましたよね?
ぜひ、あなたも今日から良い習慣作ってみてください。
それでは、本日はこの辺りで失礼します。
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また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。
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Posted: 6月 9th, 2023 under 院長ブログ.
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