2022/11/04(金)
「病は気から」はホントだった?
カテゴリー:院長ブログ
今回のテーマは「”病は気から”はホントだった?」です。
ある日、お隣のあの人と同じような年齢で同じような病気や痛みを生じました。
その人と同じ薬を飲んだり、整体などで身体を整えているのに私の体は全然良くならない・・・。何で同じことをしているのに私は改善しないの?
このように感じた事がいままで1度位はありませんか?
これは病気や痛みだけでなく、勉強・スポーツなどにも当てはまると思います。
”病は気から”は古くから語り伝えられてきた言葉です。
意味は「病気は気持ちしだいで、良くもなれば悪くもなる」というものです。
お腹が痛かったけど、友達と遊んでいたら忘れた。明日のテストが嫌で学校を休みたいと思っていたら本当に熱が出た。などの経験がある方もいらっしゃると思います。
ケンタッキー大学のデボラ・ダナー教授が言葉が寿命に及ぼす影響についての研究データがあります。
それによると、楽しい・嬉しいなどポジティブな言葉を使う人と、寂しい・悲しいなどネガティブな言葉を使う人の60年後の生存率を調べると、ポジティブな言葉を使う人の生存率は約90%、ネガティブな言葉を使う人は約34%でした。
考え方の違いで寿命に約56%もの差が生じたそうです。
これって凄くないですか?!
気持ちの持ち方や発する言葉だけで56%も差が生じるんです!
人間は年齢を重ねていく中で、様々な経験を積んでいきます。
上手くいった良い経験も、思い出したくないような上手くいかなかった悪い経験も両方積んでいきます。
良い経験の場合、その経験を元に再度同じような状況に陥った場合に適切な判断を下せる可能性が高いと思われます。
一方、悪い経験の場合は注意が必要です。
ある判断を数回した結果が悪いと、「判断=失敗」と考えてしまいます。
そうすると、「これは駄目!」という思い込みが生じます。
この思い込みって奴が厄介なんです。
例えばですが、
▢世界の国々と比べ、日本人の睡眠時間は短い
▢健康のためには8時間以上の睡眠が必要
▢疲れがとれていないために朝起きるのがつらい
▢昼食後は消化により胃に血液が集中するため眠い
▢睡眠時間は気力や体力でコントロールできる
上記の項目で正しい内容は何個あるでしょうか?
考えてみてください・・・。
実はこれって全て正しく無いんです!
現代は情報が溢れています。その為、間違った情報も沢山出回っています。そのせいで間違った思い込みが生じてしまっている可能性があります。
更に1~2年前まで正しいと言われていた事が、実は今では正しくないんです!と覆されることも多々あります。
こういったことによる「思い込み」が問題になります。
本来はそんなに気にしなくて良い事を気にし過ぎてしまったり、気にしないといけない事をなおざりにしてしまったりすることで、体に悪影響を及ぼすのです。
今回、私が何を言いたいかと言うと思い込みは捨てて、素直に受け入れてみて!ということです。
過去の経験から、
・この薬は私には効かない
・このストレッチは効かない
・私の体はもう改善しない
・接骨院や鍼灸・整体では改善しない
・この筋トレは意味がない
そういう風に思われる気持ちも十分解ります。
ただし、それらを指導したプロの先生が必要であると判断したのであれば「これは駄目」と初めから拒否せずに実践してみたり、私はこれを実践していくことで改善していくんだ!と日頃からポジティブな言葉を発してください。
何の治療計画も説明されずに、ただこれをしてみてください。と言われた場合は改善していくんだ!と思う事も難しいと思いますので必要ありません。
でも、しっかりと治療計画を説明した上で、これをしてみてください。と言われているのであれば改善していくんだ!と素直に毎日を過ごしてみてください。
もし、不安な気持ちがあるのであれば先生にその思いを伝えてください。
そして、納得出来るまで話し合って下さい。
気持ちの持ちようが大切でポジティブな思考や行動をすることで、改善が難しいと思われていた症状が劇的に良くなる症例は全国でも後を絶ちません。
何をするか?も大切ですが、どう捉えるか?今後どうしたいのか?の方が大切なんです。
自分を信じ、相手を信じる。
それがあなたの明日の健康を作ります。
是非、今から素直に行動してみてください。
それでは、本日はこの辺りで失礼します。
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