2023/04/07(金)
カロリーと肥満は関係ない
カテゴリー:院長ブログ
今回のテーマは「カロリーと肥満は関係ない」です。
今回は肥満と診断されて痩せようと決意し今から行動をしようと考えている方に是非読んでほしいです。
肥満で悩んでいる方が思いつく方法として、先ず「カロリー制限」をしようとしていませんか?
カロリーが高いと肥満になりやすい。
カロリーが低いから沢山食べても大丈夫。
そんな考えになることがあると思います。
そうすると、肥満の方は一生懸命カロリー制限をして痩せようと頑張ります。
しかし、これを守っていても空腹に苦しむだけで効果は期待できません。
カロリーが肥満の原因説だと訴える方は、
「消費カロリーよりも摂取カロリーを減らせば痩せる」
と言われますが、体はそんな単純なものではありません。
もしそれが本当なら酒飲みは漏れなく全員肥満になっているはずです。
何てったって、アルコールはどれも高カロリーですから・・・。
毎日お酒を飲んでいるのに痩せている人はあなたの周囲にもいると思います。
なぜ、高カロリーな物を毎日飲んでいるのに肥満にならないのか?
これには理由があります。
ここであなたに一つ質問です。
想像してみてください。
今日はお出かけして沢山歩きました。
夜の良い時間帯になった事もあり、あなたのお腹はペコペコです。
今日の晩御飯は何を食べよう?
とお店を探し歩いていました。
その中から何とか2つに絞りました。
食べ放題のステーキランチと1枚のざるそば
さあ、あなたであればどちらを選びますか?
お腹いっぱい食べたいけど医者から痩せなさいと言われているし、自分でも痩せたいなと思っているから今日は我慢!
その結果、1枚のざるそばを選びます。
実はこれが間違いなのです。
我慢してざるそば1枚にしても体重は減りません。
一方、ステーキランチを選択し、肉とサラダをお腹いっぱいになるまで食べた方は・・・、
お腹いっぱいに食べているけど、実は太りません。
何となくお気づきだと思いますが、
肥満(太る)原因は「糖質(炭水化物)」なんです。
食事で糖質を摂ると血糖値が上がり、膵臓から血糖値を下げる為にインスリンというホルモンが分泌されます。
実はこのインスリンには血中の糖分を脂肪に変えて体に溜め込む働きがあります。
血糖値が緩やかに上昇するのであれば問題ありませんが急激に上昇するとインスリンは過剰に分泌され、体に脂肪を溜め込みやすくなってしまいます。
更に血糖値の急激な変動は、眠たくなったり、気持ちがイライラしたりするなど、精神を不安定にすることもあります。
イライラすれば脳は更に糖分を欲するという心身の悪循環を招いてしまい、頭では駄目だと分かってはいるけども止められない「ドカ食い」に走ってしまうのです。
痩せる為に運動などを頑張っているけど、なかなか結果に繋がらないという方は自身の食事を一度チェックしてみてください。
自身が口に入れている成分は何なのか?
糖質?脂肪?タンパク質?ビタミン?ミネラル?
意外と偏った食事バランスになってる!!
と驚き、新たな気づきが得られるかもしれません。
普段から習慣として、食べ物を購入する際に裏面にある栄養成分表を必ず見る癖をつけてください。
肥満は外見の問題だけでなく、
糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞・痛風・肝炎などの健康被害を生じます。
何歳になっても、全力でしたいことができる体である為には日々の意識付けが重要です!
それでは、本日はこの辺りで失礼します。
何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。
また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。
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