2023/03/31(金)
健康に何を食べるかは重要でない?
カテゴリー:院長ブログ

今回のテーマは「健康に何を食べるかは重要でない?」です。
現在では栄養に関する情報は山のようにあります。
TVや書籍等で頻繁に取り上げられるので自然と目に入ると思います。
そうなると、「健康にはあの食べ物が良いらしいよ!」「あの食べ物食べたら痩せるらしいよ!」などの情報にどうしても直ぐ目が行ってしまいます。
あなたはこんな驚きの現象を聞いたり、見たりした事がありませんか?
ある日、TVの健康番組で「バナナはダイエットに良い」「豆腐は健康に良い」「豆乳は自律神経に良い」と放送されます。
すると翌日、スーパーの棚からバナナ・豆腐・豆乳などが消えてしまう・・・。
こんなことって現代では珍しく無いと思いませんか?
個人的には体に良い物を摂ろうとする事は悪い事だとは全く思いません。
しかし、体に良い物を摂るのと同じ位大切な事を忘れてませんか?
それは、「何を避ける(食べない)か?」
これが凄く大切だと考えています。
どんなに体に良い物を食べていたとしても、
体に悪いものを日常的に食べていたら
台無しになるか、健康どころか不健康になってしまいます。
ですから、「避けるべきもの」は何か?という知識を得た上で「摂るべき食べ物」を摂りる事が重要になります。
そういう訳で本日は、
「避けるべきものは何か?」について解説していきます。
避けるべきものは何か?をお伝えしていこうと考えていたら、どんどん出てきちゃいました。
その数なんと11項目!
挙げだしたら11項目以上出てきますが、今回は11項目に抑えています。
細かく説明していると長文になってしまうので、各項目を簡単に説明していきますね。
1.甘い飲料は飲まない
甘い飲料は短時間で大量の糖質を体に取り込むことになるため、血糖値への悪影響は大きいです。
甘い飲料には大量に砂糖が含まれています。砂糖は煙草やアルコールと同じく、中毒性の強い食品です。
手元にあるとついつい飲んでしまい、気がついたらこんなにも・・・となってしまいます。
こんなことにならないよう、甘い飲料は「買わない」「家に置かない」「口にしない」これを心がけてください。
2.糖度の高い果物や野菜は避ける
現代の店頭で販売されている果物は、昔と比べると品種改良でどんどん糖度が高くなり甘くなっています。
甘い果物ほど人気が出て売れる為、どんどん甘くなっているのです。
当たり前ですが甘ければ甘い程、糖質は多くなります。
糖質が多すぎると細胞障害を引き起こすため注意が必要です。
糖度の高い食品は少量を楽しむ程度にしておいてください。
3.白い主食に別れを告げる
白米ごはんや食パン、うどんなど白い炭水化物は精製の過程で本来あるはずのビタミン、ミネラル、食物繊維を失い、ほぼ糖質だけになっています。
ビタミンやミネラル、食物繊維ががないと栄養失調状態になります。
すると、脳がもっと栄養を取れと指令を出すので食欲が増します。
白いご飯やパン、麺類が食べ過ぎになるのはこの為です。
4.食べる時間に注意する
深夜に食べると太りやすいというのは皆さんもご存知のことだと思います。
胃腸などの消化器の働きは時間によって変わってくることが解っています。
午前中は排泄などのリセットをする時間。
午後は消化力が高まってエネルギー消費がスムーズになる時間。
夜間は栄養素を吸収し、溜め込みやすい時間帯。
朝食はあっさり系、午後は栄養たっぷり系、夜間は軽め系。
このくらいの簡単なイメージを持っておいてください。
5.トランス脂肪酸
トランス脂肪酸とは「食べるプラスチック」とも呼ばれています。
自然界には微量しか存在しない特殊な脂肪酸です。
マーガリン、ショートニング、植物性油脂と表記されている時は高濃度のトランス脂肪酸が含まれていると考えてください。
トランス脂肪酸は細胞膜の変形の原因となり、善玉コレステロールを減少させ、悪玉コレステロールを増加させると言われています。
6.揚げ物など高温調理された食べ物
高温で調理された揚げ物や焼き物には「AGEs(終末糖化産物)」という物質が含まれており、体内の炎症の原因になります。
アンチエイジングの世界では最強の老化促進物質とも言われています。
唐揚げやコロッケ、パンケーキなどのキツネ色系のものは 「AGEs(終末糖化産物)」 という糖化の産物を発生させています。
7.食品添加物
日本は添加物王国などども言われています。
諸外国では使用を禁止されているのに、日本では認可を得ている事がとても多いです。
果糖やトランス脂肪酸などは、その典型です。
8.有害金属をなるべく避ける
現代人は知らず知らずの内に体何に有害金属を取り込み、じわじわと蓄積をしています。
有害金属には「ヒソ、水銀、カドミウム、鉛、アルミニウム、ニッケル」などが挙げられます。
これらは少量ずつだとしても、毎日摂取することで健康被害を生じる可能性があります。
9.過度な飲酒を卒業する
アルコールは大量摂取による発がんが注目されているという報告があります。
飲酒による発がんの原因は「アセトアルデヒド」という有害物質にあります。
このアセトアルデヒドは遺伝子に直接作用して発がん性を促進する働きがあり、活性酸素の生産量を増やして炎症反応を起こしやすくするとも考えられています。
10.煙草を卒業する
食べ物ではありませんが、口に入れる物と言う事で挙げています。
煙草は例え一本でも健康被害が高まることが分かっています。
更に喫煙は骨格筋を損傷することも研究で明らかにされました。
米国の軍人を対象に行った研究によると、
非喫煙者に比べて身体トレーニング中の骨格筋損傷のリスクが男女ともに20~30%上昇することも分かっています。
喫煙の本数や頻度が高い人ほどそのリスクも増える傾向にあります。
11.ファスティングを習慣化する
ファスティングとは一定の期間食べ物を断つ行為です。
多くは、固形の食べ物を半日~数日間摂取しないことを指します。
食べていない時間を意識的に取ることで、胃腸や肝臓などの消化器系統の修復時間も長くなり、調子が整いやすいと考えられています。
ファスティングは永遠に続けなければいけないという訳では無く、
一定期間ファスティングを行なうだけでも排泄機能を高めたり、老廃物を出しきることができます。
以上が「健康の為に避けるべきもの11選」でした。
中には中々実践するのを難しく感じてしまうものもあったかもしれません。
しかし、初めにも述べたように、いくら体に良いとされるものを摂っていても、上記のようなものを摂っていると健康体は作れません。
最悪の場合、健康どころか不健康になってしまいます。
筋肉、骨、内臓、髪の毛、皮膚などは食べ物や飲み物から成り立っています。
健康の為に何を摂るのか?も大切です。
しかし、それと同等くらいに「何を避けるか?」が大切になります。
いきなり11個全てを実践する事は出来ないと思いますが、1個だけでも構いませんので、是非今日から実践してみてください!
それでは、本日はこの辺りで失礼します。
何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。
また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。
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