ポリフェノールって体に良いの?
今回のテーマは「ポリフェノールって体に良いの?」です。
突然ですが、あなたはポリフェノールについて家族や友人に効果効能などを説明できますか?
恐らく2割程度の方しかできないと思います。
知人が健康に良いと言っていた・・・
TVで健康に良いと言っていた・・・
雑誌に健康に良いと書いてあった・・・
名前はよく聞くけど、ただ体に良いらしいよくらいの知識だけで、何が良いのか?などの詳細はそこまで知らない・・・。
そんな感じだと思います。
でも安心してください!
結論を先に言うと、ポリフェノールは体に良いんです!
では、何が良いのか?
種類や摂取目安、摂り方について解説していきますので、しっかり理解して家族や友人に教えてあげてください。
ポリフェノールって何?
ポリフェノールは植物が光合成によって生成する抗酸化物質のことです。紫外線や乾燥、害虫、塩分、周囲に生息する菌などのストレスから身を守るために生成されます。
ほとんど全ての植物に含まれていて、植物の色や苦味の元になっています。ポリフェノールのもつ抗酸化作用は人間にも有用で、人間の体内で生成される「活性酸素」を取り除いてくれます。
活性酸素は免疫機能の低下や老化を引き起こします。そのほか、動脈硬化の原因となったり、ガンなどの疾患を招いたりする可能性があることも報告されています。
また、皮膚の脂質を酸化させてシミやシワの原因を作ることもあり、いわば健康や美容の大敵といえる物質です。
ポリフェノールにはこれらの活性酸素の悪影響を防ぐことが期待できるので、ポリフェノールを豊富に含む食品や飲み物を摂ることは健康や美容に良いといえます。
人類全員が避けて通れない老化
シミ、シワ、白髪などはハッキリと表に出てくるので、「年を取った」と思い知らされて嫌になりますよね。
そんな老化現象に抗うため、化粧で覆ったり、黒染めしたり、化粧水をしたりと毎日一生懸命行なう。
このように対策を講じるのは良い事だと思います。
ただし、注意点があります。
主に体の外側からこういった対症療法を行っても体内にある活性酸素が増えると、シミ、シワ、白髪などは対策を講じても、講じても一瞬で元通り、あるいは更に悪化してしまいます。
ですから、活性酸素対策を行なって体の内側から変えていく必要性があるということですね。
その他効果が期待できるもの
・更年期症状の改善
・血圧や血糖値の正常化
・殺菌作用
ポリフェノールの種類
一言でポリフェノールと言っても、実はポリフェノールは約8000種類あると言われています。
今から8000種類全てをここで説明することはできませんので、代表的なポリフェノールを挙げていきます。
・お茶に含まれているカテキン
・大豆に含まれているイソフラボン
・ブルーベリーに含まれているアントシアニン
・チョコレートに含まれているカカオ
・蕎麦に含まれているルチン
この辺りは、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
意外と身近にポリフェノールがあると思いませんでした?もしかしたら「私は意図せずポリフェノール毎日摂れています!」なんて方もいるかも知れません。
ポリフェノールの摂取目安や摂り方のコツ
意外にも我々日本人の生活の中にポリフェノールがあることが判明しました。
ポリフェノールに関しては1日に推奨される目安摂取量はありません。
私は割とポリフェノールを1日の中で摂っていそうなので問題ないな!と、思ったあなた!!
だから、一度に大量摂取しても2~3時間後にはほとんど体内から消えてしまっている事になります。
だから、摂り方のコツとしては、毎日数回に分けてこまめに取り入れるようにする!これが何よりも重要です。
ポリフェノールを体内に効率よく取り入れる際に注意点があります。
それは、ポリフェノールを摂る際は牛乳と一緒に飲まないようにしてください。牛乳と一緒に摂取すると吸収が阻害されてしまいます。
せっかく、意識的にポリフェノールを摂取しているのに同時・もしくは直後に牛乳を飲むと、吸収が阻害されてしまうので、体内の活性酸素が増えることになります。
一方で、ビタミンCはポリフェノールの吸収を高めてくれる成分なので、一緒に摂取するのをお勧めします。
ポリフェノールは健康や美容の両方に良い効果をもたらします。以外にもポリフェノールは日本人の食卓の身近にあります。
沢山摂れば効果が倍増!という訳にはいきません。ポリフェノールを適切量摂っても、大量に摂っても効果は同じです。
逆に大量に摂った方が胃腸への負担がかかる可能性があります。
ですから、ポリフェノールは数回に分けて摂り、1日の中で満遍なく体内にポリフェノールがある状態を作ることで、活性酸素を少なくする事が可能になります。
その結果、動脈硬化やガン、関節痛、シミ、シワなどを防ぐことが可能になります。
もし、普段からポリフェノールを割と摂っているよ!という方は、1日で満遍なく摂る、数カ月~数十年と継続的に摂る事を意識して生活してみてくださいね!
それでは、本日はこの辺りで失礼します。
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Posted: 1月 19th, 2024 under 院長ブログ.
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