2022/03/26(土)
腰に負担をかけない正しい靴選びとは?
カテゴリー:腰痛
本日、お伝えするのは・・・。
『腰に負担をかけない正しい靴選びとは?』
このテーマについてお話していきます。
「少し長い時間歩くと腰がしんどくなる」
「座っている時は大丈夫だけど、立ったり歩くとしんどい」
あなたは、こんなお悩みありませんか?
こんな症状がある方は、靴が合っていない可能性が高いです。ですので、今すぐ正しい靴に選び直す必要性があります。
なぜなら、足は立っている時や歩行時の土台になります。その土台の環境が悪いと体に様々の問題が生じてしまいます。
腰痛は勿論、膝痛、股関節痛、肩こり、首こり、頭痛・・・などど多岐に渡る症状を生み出すのです。
私はどこに行っても改善しないような慢性腰痛の方を専門に施術を行なっています。
治療家歴15年の経験と、延べ2万5千件以上の施術実績があります。
対象は未就学児~90歳台の方までと様々な年齢層や様々な症状の方を施術してきました。
この記事では腰に負担をかけない正しい靴選びについて解説しています。
この記事を読むことで、腰痛の方や歩くのがしんどい等のお悩みが解消され、痛みのない充実した毎日を過ごすことができるようになります。
結論として言いたい事は、
「靴を選ぶ際は、中敷きの上に自分の足を乗せて自分に合っているかをチェックしてから買いましょう」と言うことです。
靴選びは将来への投資です。
今の症状を解消する為にも大切ですが、
「巻き爪」「外反母趾」「陥入爪」「ハンマートゥ」「姿勢不良」
等にも大きな影響を及ぼします。
ですので、靴は見た目や感覚で選ばずにしっかりとチェックして購入するようにして下さい!
ということが今回お伝えしたい内容となります。
あなたは何基準で靴を選んでいますか?
靴を購入する際、あなたは何を基準に選んでいますか?
・ファッション性
・好きなメーカー
・履き心地
・足のサイズ
・何となく
これらが、購入される際に多い理由だと思います。もちろん、上記の理由で選ぶ事は否定はしません。
「見た目重視で注目をあびるやつ」
「ファッションコーデで今日はこの靴」
「今日はヒールを履かないと駄目」
そんな事もあると思いますし、その靴があなたの足にしっかりと合っていれば問題ありません。
しかし、多くの方が自分の足に合っていない靴を履いているのが現状です。
だから、ファッション性重視、ヒール等の靴は、たまに短時間履く程度だったらOKです。
でも、これから述べるチェック項目を基準にして靴選びをすることで、腰痛、外反母趾、巻き爪、陥入爪、ハンマートゥ、姿勢不良を防ぐことが出来ます。
靴が合っているか今すぐチェックしてみましょう!
では、あなたが普段履いている靴が自分に合っているのか?をチェックしてみましょう!
この検査法は2人組で実施して下さい。
①靴を履いた状態で足幅は肩幅程度にして立って下さい
②パートナーの方に1方向ずつ前後左右にゆっくりと押してもらう
③自身はパートナーの方が押す力に負けて倒れないように耐える
これで、バランスを崩さずに立てていれば今履いている靴は合っています。
しかし、パートナーの方に押されてバランスを崩して前後左右に倒れそうになった場合は合っていません。
このテストは、体に歪みなどの問題がある場合にもバランスを崩します。
ですので、靴を脱いで裸足でもこの検査をしてみて下さい。
・裸足でも靴を履いていても両方バランスを崩す場合は体にも靴にも問題がある。
・靴を履いている時はバランスが崩れるけど、裸足の時はバランスを崩さない方は靴に問題がある。
この簡単な検査により、あなたが普段履いている靴が合っているのか?合っていないのか?が判明します。
靴が合っていない場合は、上手く全身の力が入りにくくなりバランスを崩してしまうのです。
靴選びの際のポイント
上記の検査でバランスを崩した方は正しい靴選びをする必要性があります。
では、どのようなポイントを見て購入したら良いのか?をお伝えしていきます。
1.中敷きを出して自分の足を乗せ、指が全てはみ出さずに乗っているか?
2.1番長い指から10mm程度つま先部分に隙間がある
3.試し履きする際は必ず両足を履く
4.試し履きする際は出来るだけ午後にする
以上がポイントになります。
細かいことを言うともっと沢山ポイントはありますが、今回は最低限のポイントだけ挙げています。
では、それぞれの解説をしていきます。
1.中敷きを出して自分の足を乗せ、指が全てはみ出さずに乗っているか?
靴を購入する際は必ず中敷きを出して、自分の足を乗せてチェックして下さい。
その際に散見されるのが「小指が中敷きからはみ出している」ことです。
指がキュッと内側に縛られたような状態になっているのです。これは、靴の横幅が足りていない状態です。
この状態で靴を履いて紐をくくったりすると、指が更に内側にキュッとなり、薬指の上に小指が乗ったり、下に潜ったりしますので、外反母趾、内反小趾、巻き爪、陥入詰めなどになる可能性が高くなります。
本来、靴の中であっても足の指は5本指が引っ付くこと無く、隙間がある状態が理想です。
その状態であれば足がしっかりと土台として機能します。
イメージして欲しいのですが、「ミトン」を付けた状態で文字を書いたり、裁縫したりと細かい作業をするのは非常に難しくないですか?
足も同じで、指が引っ付いた状態だと体を支えることが難しいのです。
土台である足元がそんな状態だと、体をしっかりと支えることが出来ないので膝、股関節、腰、肩等に大きな負担が掛かります。
ですから、必ず中敷きを出して指がしっかりと中敷きに収まるようなサイズの靴を選んでください。
2.1番長い指から10mm程度つま先部分に余裕がある
足の指と靴のつま先の部分は10mm程度の余裕がある物を選んでください。
指とつま先部分に余裕が無いと「ハンマートゥ」と言い、鷲の手の様に曲がった状態になってしまいます。
逆に余裕が有りすぎると、足が靴の中で滑ってしまい足が安定しなくなります。
指の長さは個人差があります。
1.エジプト型:親指が1番長い
2.ギリシャ型:人差し指が1番長い
3.スクエア型:全指同じ長さ
このように、人によって長さは様々です。
ですが、どのタイプでも共通で一番長い指から靴のつま先の部分は10mm程度の余裕がある物を選んで下さい。
3.試し履きする際は必ず両足を履く
試し履きの際は、片足だけ履くのではなく必ず、両足試し履きするようにして下さい。
手もそうですが、足も左右全く同じ大きさではありません。
右を履いた時に丁度いいなと感じても、左は小さかった!という事はよくあります。
中敷きに足が乗っているか?10mmの余裕があるか?などのチェックの際は両足を見るようにして下さい。
4.試し履きする際は出来るだけ午後にする
試し履きをする際は午後にされることをお勧めします。
というのも、人間の足は朝と夕方ではおおよそ5~10mm大きさに差があると言われています。
これは、体重がかかりアーチ部がたるんできて広がってしまうことと、立っていると血液が足へと下りてきてうっ血してしまうためです。
朝に試し履きしていい感じだったのに、いざ履いてみたら「あれっ?キツク感じる!」という場合もよくあります。
そうならない為にも、足が大きくなりやすい時間帯である午後に靴を購入されるのをお勧めします。
もし、夕方の購入が難しくて朝方に購入するしかない場合は、5~10mm大きくなることを考慮して購入するようにしてみて下さい。
まとめ
今回は 『腰に負担をかけない正しい靴選びとは?』 というテーマでお話しました。
「少し長い時間歩くと腰がしんどくなる」
「座っている時は大丈夫だけど、立ったり歩くとしんどい」
このような症状でお悩みではないでしょうか?そして、あなたが靴を選ぶ際はこのような事をしていませんか?
「好きなデザイン」「好きなメーカー」「足のサイズで選ぶ」「何となくのフィット感」こういったもので選んでいるのであれば今すぐ変えて下さい。
なぜなら、靴選びに失敗すると
「腰痛」「巻き爪」「外反母趾」「巻き爪」「陥入詰め」「姿勢不良」「膝痛」「肩こり」「首こり」「頭痛」・・・・。
などと、様々な問題や症状が発生します。
先ずは、普段あなたが履いている靴が合っているのか?これをパートナーの方に手伝ってもらって至急チェックしてみて下さい。
この検査でバランスを崩すのであれば、新品の靴であっても変える必要性があることを理解して下さい。
合ってない靴を履き続けることで、痛みを生じたり、足の変形を生じたり、姿勢不良に陥ったりします。
それを理解した上で履くのであれば問題ありませんが、そうなりたくないよ!という方は、今すぐに対策をとる必要性があります。
靴を選ぶ際のポイントとしては、
1.中敷きを出して自分の足を乗せ、指が全てはみ出さずに乗っているか?
2.1番長い指から10mm程度つま先部分に隙間がある
3.試し履きする際は必ず両足を履く
4.試し履きする際は出来るだけ午後にする
以上となります。
何か特別な道具が必要な訳ではありません。
靴を購入する際に一手間入れるだけで、現在・将来の「痛み」「足の変形」を防ぐことが可能になります。
足は一度変形などを起こすと、元の状態に戻すのが非常に難しくなります。
特に幼児期~青年期は足の形成には非常に大事な時期です。この時期での行動が将来に影響を及ぼします。
靴選びに関しては、自分に合った良い物を将来への投資だと思って選んで下さい。
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