2022/12/16(金)
季節や年齢で睡眠パターン変えてますか?
カテゴリー:院長ブログ

今回のテーマは「季節や年齢で睡眠パターン変えてますか?」です。
あなたは、睡眠パターンを意識的に変えてますか?
季節によって長く寝てしまったり早く起きてしまったりと、たまたまなることはありますが意識的に睡眠パターンを変えている方は少ないと思います。
一般的には、10代~20代前半位までは多くの睡眠時間が必要です。
休日に12時間くらい寝てしまった!なんて事はこの年代ではよくある事です。
そこから社会人になって働くようになると睡眠時間は短くなる傾向にあります。
それには仕事の関係やストレスなどが影響しています。
50代~60代以降になると睡眠時間がより短くなり、早朝に目が覚めるようになります。
「昔ほど寝れなくなってしまった!」とよく不安がられる方がいらっしゃいますが、年齢共に睡眠時間が短くなるのは異常では無く正常な反応です。
寝るのにも体力が要るんです。でも、我々は日々老化しています。
ですから、老化によって寝る体力が低下し睡眠時間がどんどん短くなっているのです。
睡眠時間が短くなるのは老化が大きく関わっていますが、活動量の低下も関係します。
子供の頃の様に走り回ったり、跳んだりとかしませんよね?
ですから、肉体的にはそこまで大きな負担は掛かっていないので睡眠時間は短くても対応できるのです。
今回、私が伝えたい大切な事は何か?
それは、「睡眠パターンは年齢や季節によって変わるんですよ。だから、何時間寝ないと駄目!と固執しなくて大丈夫ですよ!」ということです。
年齢で見た場合、10年サイクルで睡眠パターンが変わると言われています。
例えばですが、
10代の頃、私は8時間は寝ないと駄目だと感じていた。
20代の頃、今は7時間でもスッキリと起きられると感じていた。
30代、6時間でもスッキリ起きられると感じていた。
60代の現在、5時間でもスッキリ起きられると感じている。
上記の様に10年サイクルで自分に必要な睡眠パターンが変わるので、その都度チェックするのが理想です。
若い頃の固定観念で私は8時間寝ないと駄目なんだ!と思っていると、以前の様に寝れない事が不安になったりストレスとなることで睡眠の質が低下してしまいます。
そうではなくて、年齢と共に睡眠パターンは変わるんだよと理解した上で柔軟に対応してください。
睡眠パターンは季節によっても変わります。
あなたはこんな経験ありませんか?
夏はいつもより早く起きてしまう。でも、春は油断するといつもより起きるのが遅くなって朝からドタバタになる。
これは、季節の影響で起きる現象なんです。
夏は朝方になると暑くなってくるので交感神経が優位になりやすく、いつもより早く勝手に目が覚めてしまいます。
一方、春はポカポカと丁度いい温かさなので、副交感神経が優位になるので二度寝してしまったり、スッと起きれなくなるのです。
このように季節によって睡眠パターンが自動で変わってきます。
これを無理に変えようとすると逆に睡眠の質が低下してしまう可能性があるんです。
だから、こういった自然現象が季節によっては出るんだよと知っていれば、固執しなくて済むので不安やストレスを生じにくくなります。
そうは言っても、もっと寝たいんだよ!とか、仕事があるからスッと起きたいんだよ!という方もいると思いますが、それはまた別の話になってくるので別の機会にお伝えできればと思います。
日本人は睡眠を軽視しがち!と言われています。
私の学生の頃あるあるですが、
「昨日、2時間しか寝てないねん。凄くない?」「俺、昨日徹夜やし!」
みたいな、友達と寝ていない自慢の応酬的なことがありました。
今ではバカなことしてたな~と反省しています。
本来、発育発達が盛んな10代は睡眠中に成長ホルモンがバンバン放出されていますので最も睡眠を取らなければいけない年代です。
成長ホルモンだけでなく、記憶の整理も睡眠中にされていますので、睡眠を疎かにすると体も成長もしないし頭も成長しない可能性が高くなります。
仕事がメインの20代~50代の働き盛りの年代に関しては睡眠の目的が変わってきて「疲労回復」がメインになります。
この年代の方が睡眠を軽視すると、仕事のパフォーマンス低下、疲れが取れない、お肌の劣化、髪質の劣化などに繋がります。
上記の様に睡眠はどの年代に置いても非常に重要なことです。
私はこの時間寝ないと駄目なんだ!という様な固定観念は一旦横に置いて、
睡眠パターンは年齢・季節によって変わるんだよ、という事を理解してその年代や季節に合ったパターンにしてみてください。
それでは、本日はこの辺りで失礼します。
何かご質問などございましたら、LINE・メールでお問い合わせ下さい。
また、こんなことについて書いて欲しい!というテーマがあれば是非ご連絡ください。
過去の記事はこちら